■このレポートには以下の最新版があります2015 有望電子部品材料調査総覧(上巻) (刊行:2015年05月25日)■この資料は複数巻構成となっております2005 有望電子部品材料調査総覧(上巻)(刊行:2004年11月11日)■関連したテーマを持つレポートがあります2018 5G/高速・大容量通信を実現するコアテクノロジーの将来展望 (刊行:2018年05月31日)コンデンサー関連市場総調査 (刊行:2016年12月09日)2016 半導体関連プレーヤーの最新動向調査 (刊行:2016年08月22日)10nm以下の半導体プロセス材料/技術の展望調査 (刊行:2016年07月29日)
2004年はオリンピックイヤーであり、また、地上波デジタル放送の開始などもあり、AV機器を中心とする電子機器市場の拡大が期待された。国内ではPDPやDVD機器の販売数が伸びたが、世界全体では市場の伸び率で2003年を上回ることは出来なかった。しかし、携帯電話、パソコン、デジタルTV、デジタルカメラなどの市場は過去最高を記録した。
電子部品材料市場は、通信関連、放送関連、電池、デジタルカメラ向けなどの光学系、フラットパネル、ストレージなど各分野向けの部品材料市場が一部を除いて前年を上回る見込である。しかし、2004年の夏場以降、パソコン、携帯電話を中心とする在庫調整があり、期待したほどは伸びていない模様である。FTTH関連部品市場も2004年は、台湾、中国市場において好調であった昨年ほどの勢いは感じられない。その中で比較的に好調をキープしたのは自動車部品市場である。
このように2004年の電子部品材料市場は、飛躍的に市場が伸びた2003年と比較すると、市場は伸びたものの前年ほどの伸びは見込めない。しかし、「新しい技術に裏づけられた、新しい電子部品が、新しい市場で多く採用される」という昨年からの傾向は続いており、それらは、2005年も継続される見通しである。
「有望電子部品材料調査総覧」では毎年、上・下巻でこれら最新の技術に基づく100品目以上の電子部品・材料を取り上げ、市場動向を徹底的に調査・分析している。当調査資料が関係各位の事業戦略の企画・展開のためのデータベースとして活用いただければ幸いである。
本調査資料は、製品のライフサイクルにおいて今後成長が期待される部品、材料及び成長が期待されるセット機器に使用されている部品、材料について市場動向、将来性、用途動向等を調査し、電子部品材料事業を展開する上で有益な情報を提供することを目的とした。