◆市場調査レポート:2015年05月25日発刊

2015 有望電子部品材料調査総覧(上巻)

ディスプレイ、タッチパネル、実装、太陽電池、蓄電池、冷却放熱部材、新素材編
−調査の背景−
  • 2014〜2015年の世界経済には原油価格が大きく影響している。産油国がシェールオイル生産に対抗するために原油を増産した結果、2014年Q3から原油価格が下落し、省エネルギー分野や再生可能エネルギー分野は逆風を受けた。2015年上期現在、原油価格は再び上昇傾向にある。原油生産の減少が予測される下期にはさらに上昇し、エレクトロニクスメーカーは輸送コストや原材料コストで影響を受ける見通しである。
  • 日本市場では2013年から続く円安の影響により、輸出企業を中心に業績は上振れしている。ただし、エレクトロニクス市場においては、人件費の安い中国・アジアでの生産が主流であることは変わらない。日系メーカーは、新技術の導入や有望分野に注力した研究開発を強化する方向にある。
  • TV市場では、放送の高品位化に伴うディスプレイの高解像度化が進んでいる。一方、日系ディスプレイ/タッチパネルメーカーにとって主戦場であるスマートフォンでは高解像度化、薄型化、低消費電力化の開発競争が続いている。また、デザインの差別化を狙ったフレキシブルAMOLEDの開発が行われている。
  • 実装市場では、基板の低誘電化、微細化、高密度化、また半導体パッケージの小型化を鍵とした競争が進んでいる。モバイルデバイスの薄型化、小型化が市場をけん引していく。
  • 太陽電池関連市場では、各国の導入支援策に刺激されて増加傾向が続いているが、日本メーカーのシェアは減少傾向にある。海外市場の開拓、高付加価値品への注力が行われている。
  • 蓄電池の市場では自動車用リチウムイオン二次電池に注目が集まっている。自動車市場の規模が大きいことに加え、1台あたりの搭載量が多いことから有望視されている。
  • 熱対策部材市場では、スマートフォン市場の拡大、車載電装品の増加などにより需要が増加している。
  • この他に放熱性や導電性に優れ、軽量かつ高強度であるといった機能を持ち、自動車や飛行機、スマートフォンなど多くの分野へ展開が期待できる新素材が開発されている。
  • 本調査レポートは、上記7分野の現状と将来展望を明らかにすることを目的とした。本調査レポートが市場関係者各位の事業戦略の立案・実施のためのご参考になれば幸いである。
−調査目的−
  • 上巻では、ディスプレイ、タッチパネル、実装、太陽電池、蓄電池、熱対策部材、新素材の7分野の中から注目度の高い品目を取り上げ、その市場動向およびメーカー動向について調査し、当該分野関連企業にとって有用な情報を提供することを目的とした。
  • 下巻では、半導体、半導体材料、パワーデバイス、エコ照明部材、センサー、光学デバイス、受動部品の7分野を対象に調査を実施する。
−調査対象−
調査対象品目
ディスプレイ6品目大型TFT、中小型TFT、大型AMOLED、中小型AMOLED、偏光板、有機EL封止用シール剤
タッチパネル5品目静電容量式タッチパネル、カバーガラス/カバー樹脂、ITOフィルム、メタルメッシュフィルム、導電性Agペースト
実装12品目多層リジッドプリント配線板、高多層リジッドプリント配線板、ビルドアッププリント配線板、フレキシブルプリント配線板、FC-BGA基板、FC-CSP基板、部品内蔵基板、セラミックパッケージ、ガラス基材銅張積層板、フレキシブル銅張積層板、半導体封止材/モールドアンダーフィル、一次実装用アンダーフィル
太陽電池6品目結晶シリコン太陽電池、化合物系太陽電池、有機系太陽電池、太陽電池用封止材、太陽電池用バックシート、太陽電池用シリコンウェハ
蓄電池8品目民生用リチウムイオン二次電池、自動車用リチウムイオン二次電池、燃料電池(住宅用/自動車用)、リチウムイオン二次電池用正極材料、リチウムイオン二次電池用負極材料、リチウムイオン二次電池用セパレーター、電気二重層キャパシター、リチウムイオンキャパシター
熱対策部材3品目グラファイトシート、シリコーングリース、放熱シート
新素材3品目導電性ナノインク、カーボンナノチューブ、PAN系炭素繊維
調査対象企業
ディスプレイAU Optronics、BOE Technology、BenQ Materials Corp、Chimei Materials Technology、Innolux、ジャパンディスプレイ、LG Chem、LG Display、三井化学、ナガセケムテックス、日東電工、Samsung Display、積水化学工業、シャープ、ソニー、住友化学、スリーボンド、ほか
タッチパネル旭硝子、アサヒ化学研究所、Atmel、Corning、セントラル硝子、EELY-ECW Technology、富士フィルム、ジャパンディスプレイ、JTOUCH、クラレ、LG Chem、三菱ガス化学、日本電気硝子、日東電工、O-Film、尾池工業、ペルノックス、Samsung Display、SCHOTT、積水ナノコートテクノロジー、住友化学、凸版印刷、東レ、トーヨーケム、東洋紡、TPK、ウェーブロック・アドバンスト・テクノロジー、ほか
実装AT&S、長春石油化学、Compeq、Doosan、フジクラ、Hannstar Board、日立化成、イビデン、ISU Petasys、King Board、京セラ、京セラケミカル、京セラサーキットソリューションズ、メイコー、ナミックス、Nanya-PCB、NGKエレクトロデバイス、日本メクトロン、日本特殊陶業、パナソニック、Samsung SDI、SEMCO、信越化学工業、新光電気工業、新日鉄住金化学、住友ベークライト、住友電気工業、TDK、生益、Taiflex Scientific、Tech Vest、Tripod Technology、TTM Technologies、Unimicron、Zhen Ding Technology、ほか
太陽電池Canadian Solar、COVEME、Cybrid Technologies、First Solar、GCL-Poly Energy、Hanergy、Hangzhou First PV Material、Jinglong Group、エムエーパッケージング、三井化学東セロ、シャープ、ソーラーフロンティア、Taiflex Scientific、Taiwan HIUV New Materials、Trina Solar、Yingli Green Energy、ほか
蓄電池アイシン精機、旭化成イーマテリアルズ、旭化成FDKエナジーデバイス、オートモーティブエナジーサプライBTR、エルナー、日立化成、Hyundai Motor、JFEケミカル、JMエナジー、LG Chem、Maxwell Technologies、三菱化学、NECトーキン、Ness Capacitor、日亜化学工業、パナソニック、Samsung SDI、ソニー、セイコーインスツル、Shan shan、SK Innovation、住友金属鉱山、太陽誘電エナジーデバイス、東芝燃料電池システム、東レバッテリーセパレータフィルム、豊田自動車、宇部興産、Umicore、ほか
熱対策部材電気化学工業、Dow Corning、富士高分子工業、GrafTech International、Henkel、カネカ、Laird Technologies、Momentive Performance Materials、信越化学工業、パナソニック、ほか
新素材Arkema、CNano Technology、コロイダル・インク、InkTec、三菱レイヨン、昭和電工、東邦テナックス、東レ、ほか
−調査項目−
個票編
1. 市場要約
2. 市場概況
3. 業界構造
4. 主要参入メーカー一覧
5. ワールドワイド市場規模推移・予測(2013年実績〜2020年予測)
6. 技術・業界動向
7. メーカーシェア(2014年実績/2015年見込)
8. 地域別生産ウェイト(2014年実績/2015年見込)
9. タイプ別ウェイト(2014年実績/2015年見込)
10. 用途別ウェイト(2014年実績/2015年見込)
11. 価格動向
−目次−
1. 総合分析(1)
1.1 有望電子部品材料の有望度(3)
1.2 市場伸長率ランキング(2020年/2014年)(4)
2. 有望電子部品材料の市場動向(集計編)(5)
2.1 ディスプレイ分野(7)
2.2 タッチパネル分野(13)
2.3 実装分野(19)
2.4 太陽電池分野(29)
2.5 蓄電池(35)
2.6 熱対策部材(43)
2.7 新素材(47)
3. 業界動向(51)
3.1 ディスプレイ分野(53)
3.2 タッチパネル分野(55)
3.3 実装分野(56)
3.4 太陽電池分野(60)
3.5 リチウムイオン二次電池分野(62)
3.6 熱対策部材(65)
4. 製品別市場分析(個票編)(67)
4.1 ディスプレイ(69)
4.1.1 大型TFT(71)
4.1.2 中小型TFT(75)
4.1.3 大型AMOLED(79)
4.1.4 中小型AMOLED(83)
4.1.5 偏光板(87)
4.1.6 有機EL封止用シール剤(91)
4.2 タッチパネル(95)
4.2.1 静電容量式タッチパネル(97)
4.2.2 カバーガラス/カバー樹脂(102)
4.2.3 ITOフィルム(107)
4.2.4 メタルメッシュフィルム(112)
4.2.5 導電性Agペースト(116)
4.3 実装(121)
4.3.1 多層リジッドプリント配線板(123)
4.3.2 高多層リジッドプリント配線板(127)
4.3.3 ビルドアッププリント配線板(131)
4.3.4 フレキシブルプリント配線板(135)
4.3.5 FC-BGA基板(139)
4.3.6 FC-CSP基板(143)
4.3.7 部品内蔵基板(147)
4.3.8 セラミックパッケージ(151)
4.3.9 ガラス基材銅張積層板(155)
4.3.10 フレキシブル銅張積層板(159)
4.3.11 半導体封止材/モールドアンダーフィル(163)
4.3.12 一次実装用アンダーフィル(168)
4.4 太陽電池(173)
4.4.1 結晶シリコン太陽電池(175)
4.4.2 化合物系太陽電池(179)
4.4.3 有機系太陽電池(183)
4.4.4 太陽電池用封止材(186)
4.4.5 太陽電池用バックシート(190)
4.4.6 太陽電池用シリコンウェハ(194)
4.5 蓄電池(197)
4.5.1 民生用リチウムイオン二次電池(199)
4.5.2 自動車用リチウムイオン二次電池(203)
4.5.3 燃料電池(住宅用/自動車用)(207)
4.5.4 リチウムイオン二次電池用正極材料(213)
4.5.5 リチウムイオン二次電池用負極材料(218)
4.5.6 リチウムイオン二次電池用セパレーター(222)
4.5.7 電気二重層キャパシター(226)
4.5.8 リチウムイオンキャパシター(231)
4.6 熱対策部材(235)
4.6.1 グラファイトシート(237)
4.6.2 シリコーングリース(241)
4.6.3 放熱シート(245)
4.7 新素材(249)
4.7.1 導電性ナノインク(251)
4.7.2 カーボンナノチューブ(255)
4.7.3 PAN系炭素繊維(259)
−お問い合わせ・お申し込みについて−
調査資料名
2015 有望電子部品材料調査総覧(上巻)

頒価
132,000円(税抜 120,000円)

発刊日
2015年05月25日

報告書体裁
A4版 原本コピー簡易製本

ページ数
262ページ

担当部署
株式会社富士キメラ総研 第一研究開発部門
TEL. 03-3241-3490 FAX. 03-3241-3491

ISBNコード
ISBN978-4-89443-751-7

お申し込み方法
下記のフォームにて直接お問い合わせ、お申し込みください。
受信後、担当者より折り返しご連絡いたします。
また、必要事項をE-mail、ファクシミリにてinfo@fcr.co.jpまでお送りいただいても結構です。
お申し込み後の処理フローは“市場調査レポートのお申し込みについて”のページでご確認ください。


E-mailお申し込み書

お問い合わせ・お申し込み内容
このレポートについて詳細な説明を受けたい
このレポートに類似した内容について市場調査の依頼を検討している
このレポートの見積を依頼する
このレポートの購入を希望する

PDFセットがあります(市場調査レポートをPDF化したものです。単品でのご購入はできません)
    PDFセットでの購入を希望する
      頒価 143,000円(税抜 130,000円)

上下巻セットでご購入いただくと、セット価格が適用されます
    上下巻セットでの購入を希望する
      頒価 253,000円(税抜 230,000円)

上下巻セット・PDFセットでもご購入いただけます(PDF単品でのご購入はできません)
    上下巻セット・PDFセットでの購入を希望する
      頒価 275,000円(税抜 250,000円)

ネットワークパッケージ版があります(ネットワークパッケージ版の詳細について
    ネットワークパッケージ版(2015 有望電子部品材料調査総覧(上巻))の購入を希望する
      頒価 264,000円(税抜 240,000円)
    ネットワークパッケージ版(上下巻)の購入を希望する
      頒価 506,000円(税抜 460,000円)
    ネットワークパッケージ版をご購入いただく際は、『利用約款(新しいウィンドウもしくはタブで開きます)』をご確認の上、ご同意いただける場合のみ、以下の入力欄にチェックを入れてください。
    知財管理/購買調達を主たる業務とする企業/部署のご担当者様は、ネットワークパッケージ版を実際にご利用いただく企業名/部署名/所在地などの詳細情報を通信欄にご記入ください。
    『ネットワークパッケージ版の利用約款』に同意する (ネットワークパッケージ版のご購入時のみ必須)

お名前 (必須)
御社名 (必須)
ご所属 (必須)
ご役職
ご所在地 郵便番号(必須)
電話番号 (メール、電話どちらか必須)
FAX
電子メール (メール、電話どちらか必須)
富士キメラ総研担当者
お支払い予定日
お支払い規定
通信欄
ご入力いただいた個人情報はお申し込み・お問い合わせへのご対応に利用させていただきます。
市場調査レポートのご購入・お問い合わせに際して取得する個人情報のお取り扱いについて(新しいウィンドウもしくはタブで開きます)』の内容をご確認の上、ご同意いただける場合のみ、以下の入力欄にチェックを入れてください。
『市場調査レポートのご購入・お問い合わせに際して取得する個人情報のお取り扱いについて』に同意する (必須)
簡単入力機能 入力内容を保存する  
チェックをつけるとフォームの内容が保存され次回以降の入力が簡単になります。


ページトップ