◆マルチクライアント調査レポート:2025年12月08日発刊

受動部品最新動向調査 2026

受動部品(MLCC/チップインダクター/チップ抵抗器/アルミ電解コンデンサー)および関連材料の現状と将来的な推移を徹底分析
−はじめに−
  • 本マルチクライアント特別調査企画は、2023年6月に発刊した「受動部品最新動向調査 2023」の続刊である。受動部品市場は2021年に大幅に成長した一方で、同年Q4からは一部で市場の不振がささやかれ始め、2022年に入ってからは徐々に市況が悪化していった。2023年Q1に底を打ち、2023年Q2以降の市場回復が期待されたが、緩やかな復調であった。2024年も復調が顕著に進んだアプリケーションはなかったが、2023年版調査時点ではみられなかった、AIサーバー向けの需要が市場拡大をけん引し、ハイエンド製品を中心に金額ベースでの市場拡大が進んでおり、2025年も同様の傾向が続いている。
  • 受動部品市場は、2017年に車載向けを中心とした急激な需要拡大があり、受動部品メーカー各社の供給がタイトになったことから、中国受動部品メーカーの注目度が高まった。同時期に米中デカップリングが進んだことで中国では自国内の産業を育成する方針に舵を切り、これにより中国では国策として中国受動部品メーカーを育成していく方針となった。
  • 2021年以降中国受動部品メーカーが相次いで積極的な設備投資を発表し、数年後にはトップメーカーと同等の生産能力を保有する計画を打ち出した。特に中国スマートフォン向けでは台湾メーカーのシェアを奪い、中国メーカーのシェアが高まった。2022年、2023年は参入メーカー各社で生産調整を行ったことにより計画達成時期が遅れるケースも見受けられたが、2024年からは中国メーカーが急速に生産量を増加させ、市場拡大が進んだ。ここに韓国メーカーが参入したほか、日系メーカーも参入を表明しており、スマートフォン向けは一層競争が激化する見込みである。一方スマートフォン向けや民生機器向けでは余剰生産となっている可能性もあり、MLCCでは2026年に一時的に生産調整が行われると予測される。
  • 2017年から市場拡大をけん引してきた車載向けでは、欧米市場の回復が鈍いものの、2025年Q4時点で中国xEVが好調に推移しており、同用途向けに中国メーカーの供給量増加が進んでいる。車載向けで日系メーカーが優位性を保てなくなってきたが、このような状況下で市場拡大が進んできたのがAIサーバーである。AIサーバーでは大手クラウドベンダーがユーザーとなっていることもあり、米国系ユーザーが市場をけん引していることから、日系メーカーや欧米系メーカー製品が採用の中心となっている。さらにAIアクセラレーターの高性能化が進むことにより、並列計算用IC周辺や電源周辺の受動部品も高単価な製品が採用されていく見込みであることから、今後特に金額市場において拡大が続くと予測される。
  • 受動部品材料では、2022年、2023年は受動部品市場縮小に連動して数量ベースで縮小が続く製品がみられたが、2024年からは総じて回復に転じた。エネルギーコストの高騰や為替の影響は落ち着きつつあるが、2025年時点では金属建値が上昇しており、一部製品で価格上昇が続いている。
  • 本マルチクライアント特別調査企画では受動部品に関わるアプリケーション、関連部材に注目し、受動部品および受動部品材料の現在の状況と今後の見通し、全体市場と中国メーカーの動向を明らかにした。本マルチクライアント特別調査企画を関係各位が事業戦略を立案・展開されるにあたり、役立てていただくことを切に望む。
−調査目的−
  • 本マルチクライアント特別調査企画では、主要受動部品として、積層セラミックコンデンサー(MLCC)、チップインダクター、チップ抵抗器、アルミ電解コンデンサーとこれらの主要材料を調査対象とし、ワールドワイドでの市場概況の把握を行うとともに、中国メーカーの動向をまとめた。またこれらの材料の全体市場/中国ユーザー採用品の状況、将来動向の考察を行うことで、関連する事業展開に有益な情報を提供することを目的とした。
−調査対象−
調査セグメント 対象品目数 調査対象
受動部品 4品目 積層セラミックコンデンサー、チップインダクター、チップ抵抗器、アルミ電解コンデンサー
受動部品材料 12品目 チタン酸バリウム、バリウム系材料、チタン系材料、ニッケル超微粉、外部電極用ペースト、メタルコア材料、内部電極用ペースト、アルミナ基板、抵抗体用ペースト、一次電極用ペースト、電極箔用アルミ箔、電極箔(粗面化箔/化成処理箔)
−調査項目−
受動部品編
1. 製品概要・定義
2. ワールドワイド市場概況(2024年実績〜2032年予測)
3. 参入メーカー一覧
4. メーカーシェア
5. 中国メーカー各社の動向
6. その他海外メーカー参入状況
7. 用途別ウェイト
8. タイプ別ウェイト
9. 市場最盛期と比較した2025年の市場規模の位置付け
受動部品材料編
1. 製品概要・定義
2. ワールドワイド市場概況(2024年実績〜2032年予測)
3. 価格動向(2025年Q4時点)
4. タイプ別ウェイト
5. 参入メーカー一覧
6. メーカーシェア
7. その他海外メーカー参入状況
8. 材料トレンド/ロードマップ
9. 製品要求/開発方向性
10. 中国受動部品メーカーの調達方針
11. 納入関係(2024年実績)
12. 市場最盛期と比較した2025年の市場規模の位置付け
−目次−
I. 総括編(1)
1. 総括(2)
1.1 受動部品/材料市場の将来展望(3)
1.2 中国受動部品メーカーの立ち位置の変化(5)
1.3 前回調査(2023年6月)と今回調査の市場規模推移・予測値の変化(6)
2. 受動部品編(10)
2.1 主要アプリケーション市場(11)
2.2 主要アプリケーションにおける搭載員数一覧(12)
2.3 受動部品市場規模推移一覧(13)
2.4 市場最盛期と比較した2025年の市場規模の位置付け(14)
2.5 中国受動部品メーカーの生産能力増強状況(16)
2.6 サーバー向け製品の搭載箇所と製品動向(18)
3. 受動部品材料編(26)
3.1 受動部品材料市場規模推移一覧(27)
3.2 市場最盛期と比較した2025年の市場規模の位置付け(30)
3.3 主要受動部品メーカー(中国以外)の材料調達状況(35)
3.4 中国受動部品メーカーの材料調達状況(38)
3.5 材料トレンド/ロードマップ(41)
II. 製品別市場編(43)
1. 受動部品編(44)
1.1 MLCC(45)
1.2 チップインダクター(60)
1.3 チップ抵抗器(72)
1.4 アルミ電解コンデンサー(84)
2. 受動部品材料編(110)
2.1 MLCC用材料(111)
2.1.1 チタン酸バリウム(111)
2.1.2 バリウム系材料(117)
2.1.3 チタン系材料(122)
2.1.4 ニッケル超微粉(127)
2.1.5 外部電極用ペースト(134)
2.2 チップインダクター用材料(139)
2.2.1 メタルコア材料(139)
2.2.2 内部電極用ペースト(144)
2.3 チップ抵抗器用材料(148)
2.3.1 アルミナ基板(148)
2.3.2 抵抗体用ペースト(153)
2.3.3 一次電極用ペースト(158)
2.4 アルミ電解コンデンサー用材料(163)
2.4.1 電極箔用アルミ箔(163)
2.4.2 電極箔(粗面化箔/化成処理箔)(170)
−お問い合わせ・お申し込みについて−
調査資料名
受動部品最新動向調査 2026

総額
880,000円(税抜 800,000円)

発刊日
2025年12月08日

報告書体裁
ファイル綴り報告書

ページ数
179ページ

担当部署
株式会社富士キメラ総研 第一部門
TEL. 03-3241-3490 FAX. 03-3241-3491

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書籍/PDF版(CD-ROM)
 総額 968,000円(税抜 880,000円)
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