◆市場調査レポート:2022年11月01日発刊

2023年 自動車用ケミカル&マテリアル市場調査総覧

2050カーボンニュートラルと「CASE」普及を見据えた材料市場の変化を徹底分析
−はじめに−
  • 2020年以降、新型コロナウイルス感染拡大によるロックダウン、半導体供給不足による生産ストップなど、自動車業界には外部要因的な逆風が強く吹き、2022年も世界全体の自動車生産台数は前年比マイナスが見込まれる。
  • しかし、生産面の制約はあるものの新興国や米国を中心に確実に需要は回復しており、2023年以降世界全体で自動車生産は回復し成長軌道に回帰する見通しである。
  • その中で、CO2の排出量と吸収量を均衡させるカーボンニュートラルを自動車メーカー各社が相次いで宣言し、EVをはじめとする電動化対応と採用材料における環境配慮の取り組みを強化している。
  • 電動パワートレインのうち、内燃機関と電動機関が併存するHV、PHVは部品・採用材料がほぼ純増するのみであるのに対し、EV、FCVでは内燃機関の搭載がなくなり、電動機関関連部品が大型化し部品・材料が大きく変化することとなる。既存用途が内燃機関関連に依存する材料では、新規用途の開拓・発掘が喫緊の課題となっている。
  • 採用材料における環境配慮としては、リサイクルやバイオといった非石化由来原料の採用拡大が本格的に検討され始めた。これらは、高コストに加え供給面の不安定性や物性面の課題などから自動車分野での採用拡大は困難であったが、2050年のカーボンニュートラル達成、さらにはそのマイルストーンとしての欧州地域での採用比率目標設定の動きなど、CO2削減という観点から採用の本格化が進むこととなり、材料メーカー各社はさまざまな取り組みを強化・模索している。
  • 本市場調査資料では、自動車用ケミカル&マテリアル市場として、A. 汎用樹脂、B. エンジニアリングプラスチック、C. 熱硬化樹脂、D. ゴム・エラストマー、E. 金属、F. 加工品の6分野・44品目の市場動向をまとめた。
  • さらに、カーボンニュートラル達成に向けた有望材料であるMR、CR、バイオ、その他持続可能原料をベースとする材料を「環境配慮材料」と定義し、2035年までの期間を対象に自動車分野における採用の現状と今後の広がりを探索した。
  • 本市場調査資料が関連各社の経営、研究、製造、販売、新規事業計画策定や製品開発など、マーケティング全般においてご活用いただき、自動車関連業界の発展の一助となれば幸甚である。
−調査目的−
  • 本市場調査資料は、自動車を構成する各種材料の市場動向および環境配慮材料の採用動向を把握し、電動化に向けた使用材料の変化、今後必要とされる材料のニーズを把握することを調査目的とした。
−調査対象−
調査対象品目
調査対象対象品目
A. 汎用樹脂A1 PP、A2 PE、A3 PMMA、A4 ABS・ASA・AES、A5 PC/ABS、A6 ポリエステル繊維
B. エンジニアリング
  プラスチック
B1 PC、B2 PBT、B3 POM、B4 PA6・PA66、B5 PA11・PA12、B6 耐熱PA(PA46、PA4T、PA6T、PA9T、PA10T、PA11T)、B7 変性PPE、B8 PPS、B9 LCP、B10 高耐熱樹脂(PEEK、PAI、TPI)、B11 光学レンズ用樹脂(COP・COC、共重合PC、他)、B12 フッ素樹脂
C. 熱硬化樹脂C1 エポキシ(構造材用)、C2 エポキシ(基板用)、C3 ポリウレタン、C4 不飽和ポリエステル、C5 フェノール樹脂
D. ゴム・エラストマーD1 NR、D2 IR、D3 クロロプレンゴム、D4 EPDM、D5 NBR・HNBR、D6 S-SBR、D7 ACM、D8 ECO、D9 フッ素ゴム、D10 シリコーンゴム、D11 α-オレフィンコポリマー、D12 TPO・TPV、D13 TPC、D14 TPU
E. 金属E1 アルミニウム合金板、E2 マグネシウム合金、E3 鉄(軟鋼、高張力鋼、ホットスタンプ材)
F. 加工品F1 構造用接着剤、F2 内装用接着剤、F3 ガラス/グレージング、F4 タイヤ
−調査項目−
共通調査項目
1. 製品概要
2. 参入企業一覧
3. 市場動向
(2021年実績〜2026年予測、2030年・2035年長期予測)
4. 価格動向(2022年見込)
5. 用途動向
6. メーカーシェア(2022年見込)
7. 材料技術・開発動向
EV化・CASE対応による部品・採用材料の変化について整理
8. 研究開発・設備投資動向
−目次−
I. 総合分析編(1)
1. 調査結果概要(3)
1) 自動車用ケミカル&マテリアル市場概要(3)
2) 分野別市場規模推移および予測(2021年〜2026年・2030年・2035年)(5)
3) 樹脂材料における環境配慮材料採用予測(2021年〜2026年・2030年・2035年)(6)
2. 環境配慮材料の現状と今後の拡大予測(8)
1) 環境配慮材料採用品目・数量一覧(2022年見込・2035年予測)(8)
2) 環境配慮材料採用のトレンド(10)
3) リサイクル・バイオ・その他タイプ別採用品目集計(11)
3. 高成長品目の動向(15)
4. 自動車生産台数動向(16)
1) 地域別自動車生産台数規模推移・予測(2021年〜2026年・2030年・2035年)(16)
2) パワートレイン別自動車生産台数規模推移・予測(2021年〜2026年・2030年・2035年)(17)
5. 電動化・CASE対応による部品の変化と材料使用量の増減(24)
1) EV化により使用量が増加する材料(24)
2) EV化により使用量が減少する材料(25)
3) HVにおける材料使用量の増減(26)
4) PHVにおける材料使用量の増減(27)
5) FCVにおける材料使用量の増減(28)
6) CASEにおける材料使用量の増減(30)
6. 温度領域動向(31)
1) 温度領域別販売数量一覧(2022年見込)(31)
2) 各温度領域における主要品目(32)
7. 部位別動向(36)
1) 部位・品目別販売数量一覧(2022年見込)(36)
2) 骨格(38)
3) 外装・足回り(39)
4) 内装(42)
5) 機構部品(44)
6) 電装部品(46)
7) 電動化関連(49)
II. 集計編(51)
1. 市場規模推移および予測(2021年〜2026年・2030年・2035年)(53)
2. 品目別価格一覧(65)
III. 品目別市場編(71)
A. 汎用樹脂(73)
A1. PP(75)
A2. PE(81)
A3. PMMA(85)
A4. ABS・ASA・AES(90)
A5. PC/ABS(96)
A6. ポリエステル繊維(101)
B. エンジニアリングプラスチック(107)
B1. PC(109)
B2. PBT(115)
B3. POM(120)
B4. PA6・PA66(125)
B5. PA11・PA12(131)
B6. 耐熱PA(PA46、PA4T、PA6T、PA9T、PA10T、PA11T)(136)
B7. 変性PPE(141)
B8. PPS(146)
B9. LCP(151)
B10. 高耐熱樹脂(PEEK、PAI、TPI)(155)
B11. 光学レンズ用樹脂(COP・COC、共重合PC、他)(159)
B12. フッ素樹脂(164)
C. 熱硬化樹脂(169)
C1. エポキシ(構造材用)(171)
C2. エポキシ(基板用)(175)
C3. ポリウレタン(180)
C4. 不飽和ポリエステル(185)
C5. フェノール樹脂(190)
D. ゴム・エラストマー(195)
D1. NR(197)
D2. IR(201)
D3. クロロプレンゴム(205)
D4. EPDM(209)
D5. NBR・HNBR(214)
D6. S-SBR(219)
D7. ACM(223)
D8. ECO(227)
D9. フッ素ゴム(231)
D10. シリコーンゴム(235)
D11. α-オレフィンコポリマー(240)
D12. TPO・TPV(244)
D13. TPC(251)
D14. TPU(256)
E. 金属(261)
E1. アルミニウム合金板(263)
E2. マグネシウム合金(267)
E3. 鉄(軟鋼、高張力鋼、ホットスタンプ材)(272)
F. 加工品(277)
F1. 構造用接着剤(279)
F2. 内装用接着剤(283)
F3. ガラス/グレージング(288)
F4. タイヤ(293)
−お問い合わせ・お申し込みについて−
調査資料名
2023年 自動車用ケミカル&マテリアル市場調査総覧

頒価
176,000円(税抜 160,000円)

発刊日
2022年11月01日

報告書体裁
書籍(A4)

ページ数
296ページ

担当部署
株式会社富士キメラ総研 第一部
TEL. 03-3241-3490 FAX. 03-3241-3491

ISBNコード
ISBN978-4-89443-981-8

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