◆最新市場調査レポート:2024年12月06日発刊

2025 カーボンニュートラル実現に向かう自動車マテリアルの現状と将来展望

ELV指令に対応するリサイクルプラスチック採用とxEV化に連動する材料ニーズの最新動向の徹底分析
−はじめに−
  • 2021年以降、中国を中心に世界的に広がったEVブームは2024年に至って減速した。欧州や新興国での景気低迷もあって、2024年の世界全体の自動車生産台数は2023年実績を割り込む見通しである。
  • 足元でのEV化停滞はあるものの、長期的な電動化・EV化の流れの中で、各材料において増加するアプリケーションと減少するアプリケーションそれぞれが明確になってきたといえる。また、xEVの普及が進む中で、車重増加が改めて問題となり、航続距離延長・エネルギー消費量低減を目的に、車重軽量化に向けた鉄代替も、改めて注目される。
  • 加えて、2050年のカーボンニュートラルという目標に向けて、自動車生産におけるサーキュラーエコノミー実現、すなわちリサイクル材料の採用拡大が注目を集めている。欧州委員会が公表した「ELV規則」案では、車両製造に使用するプラスチックの25%以上をリサイクルプラスチック、うち25%をELV(End-of-Life Vehicle:使用済み自動車)由来とし、リサイクル材含有率の宣言をメーカーに義務付けるとされた。
  • 規則案はいまだ検討段階であり緩和されていく可能性も囁かれているが、すでに欧州・米国では自動車メーカーによるリサイクル材料採用・そのアピールの取り組みが進んでおり、日系自動車メーカー、ひいてはその材料サプライヤーである日系化学メーカーも、欧米での自動車販売を見据えたときに、取り組みとして無視することはできないトレンドといえる。
  • 弊社では、従来「自動車用ケミカル&マテリアル市場調査総覧」として、自動車業界での樹脂・金属材料採用材料状況の調査を継続的に実施してきた。
  • 本市場調査資料では、これまでの調査結果を踏まえて、汎用プラスチック、エンジニアリングプラスチック、ゴム・エラストマー、樹脂加工品、金属の計5分野37品目について、最新市場動向、採用部位・用途動向、回収・リサイクルなどリサイクル樹脂採用を中心とするカーボンニュートラル対応と採用材料変化の方向性を分析した。
  • 本市場調査資料が参入各社の経営、研究、製造、販売など、マーケティング活動全般においてご活用いただくことで、自動車業界の持続可能な発展に資することを切に願う。
−調査目的−
  • 本市場調査資料は、自動車を構成する各種材料の市場動向および環境配慮材料の採用動向を把握し、電動化、自動運転、カーボンニュートラルといったトレンドにおける使用材料の変化、材料のニーズを把握することを調査目的とした。
−調査対象−
調査対象品目
調査対象 対象品目
A. 汎用プラスチック A1.PP、A2.リサイクルPP、A3.PVC、A4.PMMA、A5.ABS・ASA・AES、A6.PC/ABS、A7.ポリウレタン
B. エンジニアリング
  プラスチック
B1.PC、B2.PBT、B3.POM、B4.PA6・PA66、B5.PA11・PA12、B6.耐熱PA(PA6T、PA46、PA9T)、B7.変性PPE、B8.PPS、B9.SPS、B10.フッ素樹脂(PVDF、PTFE、ETFE、FEP・PFA)
C. ゴム・エラストマー C1.BR、C2.S-SBR、C3.EPDM、C4.クロロプレンゴム、C5.NBR・HNBR、C6.ACM、C7.ECO、C8.フッ素ゴム(FKM、FEPM)、C9.シリコーンゴム(HTV、RTV)、C10.TPO・TPV、C11.TPC、C12.TPU
D. 樹脂加工品 D1.構造用接着剤、D2.内装用接着剤、D3.ポリエステル繊維
E. 金属 E1.軟鋼、E2.高張力鋼(590MPa、780MPa、980MPa、1180MPa、1480MPa)、E3.ホットスタンプ材、E4.アルミニウム合金(アルミニウムダイカスト合金・鋳造合金、アルミニウム合金板・押出材、アルミニウム線、アルミニウム箔)、E5.銅(ハーネス用銅線、モーター用銅線、銅条、銅箔、銅粉)
−調査項目−
A 汎用プラスチック、B エンジニアリングプラスチック、C ゴム・エラストマー、D 樹脂加工品
1. 製品概要
2. 市場動向
1) 市場規模推移および予測
  (2023年〜2027年・2030年・2035年予測) 2) エリア別動向(2024年見込)
3. 価格動向
4. タイプ・グレード動向
5. 用途動向
1) 用途別ウェイト(2024年見込)
2) 部位別用途例
3) 注目用途動向
4) xEV化による部品・採用材料の変化
5) 自動運転技術による部品・採用材料の変化
6) 注目用途における材料間競合動向
7) 技術的課題・ニーズおよび開発のポイント
6. リサイクル・環境対応材料採用動向
1) 回収・採用部品の概要
2) 環境対応材料販売量推移および予測
7. 企業動向
1) 主要参入企業
2) その他参入企業
3) メーカーシェア(2024年見込)
4) カーボンニュートラルに向けた参入企業の
  取り組み
E 金属
1. 製品概要
2. 市場動向
1) 市場規模推移および予測
  (2023年〜2027年・2030年・2035年予測)
(1) 販売量ベース
(2) 販売金額ベース
2) エリア別動向(2024年見込)
3. 価格動向
4. 用途動向
1) 用途別ウェイト(2024年見込)
2) 部位別用途例
3) xEV化による部品・採用材料の変化
4) 注目用途における材料間競合動向
5) 技術的課題・ニーズおよび開発のポイント
5. リサイクル・環境対応材料採用動向
1) 回収の取り組み
2) 環境対応への取り組み動向
6. 企業動向
1) 主要参入企業
2) メーカーシェア(2024年見込)
3) カーボンニュートラルに向けた参入企業の
  取り組み
−目次−
I. 総合分析編(1)
1. 調査結果概要(3)
1) 自動車マテリアル市場の概要(3)
2) 分野別市場規模推移および予測(2023年〜2027年・2030年・2035年)(4)
2. リサイクル・環境対応材料採用動向(5)
1) 環境対応グレード採用拡大のトレンド(5)
2) MRグレード(6)
3) CRグレード(7)
4) バイオグレード、他(8)
5) 回収・採用部品一覧(10)
3. 自動車生産台数動向(12)
1) エリア別自動車生産台数推移および予測(2023年〜2027年・2030年・2035年)(12)
2) パワートレイン別自動車生産台数推移および予測(2023年〜2027年・2030年・2035年)(13)
4. エリア別動向(14)
1) エリア・品目別販売量一覧(2024年見込)(14)
2) 樹脂材料のエリア別需要のトレンド(15)
5. xEV化による部品・材料の変化と技術トレンド(16)
1) xEV化による変化(16)
2) xEVの主要部品と使用量が増える材料(16)
3) EV普及で需要が減る主要部品と材料(17)
4) xEV化における技術トレンドと材料への影響(17)
6. 自動運転化による部品・材料の変化と技術トレンド(18)
1) 自動運転化による変化(18)
2) 自動運転化により使用量が増える材料(18)
3) 自動運転化における技術トレンドと材料への影響(19)
7. 部位別動向(20)
1) 部位・品目別販売量一覧(2024年見込)(20)
2) 骨格(21)
3) 外装・足回り(22)
4) 内装(24)
5) 機構部品(26)
6) 電装部品(28)
7) 電動化部品(30)
8. マルチマテリアル・易解体技術動向(32)
1) マルチマテリアル成形対応(32)
2) 易解体化(32)
II. 集計編(33)
1. 市場規模推移および予測一覧(2023年〜2027年・2030年・2035年)(35)
2. 品目別価格一覧(39)
III. 品目別市場編(45)
A. 汎用プラスチック(47)
A1. PP(49)
A2. リサイクルPP(54)
A3. PVC(59)
A4. PMMA(63)
A5. ABS・ASA・AES(68)
A6. PC/ABS(74)
A7. ポリウレタン(78)
B. エンジニアリングプラスチック(83)
B1. PC(85)
B2. PBT(90)
B3. POM(97)
B4. PA6・PA66(102)
B5. PA11・PA12(109)
B6. 耐熱PA(113)
B7. 変性PPE(117)
B8. PPS(122)
B9. SPS(126)
B10. フッ素樹脂(130)
C. ゴム・エラストマー(137)
C1. BR(139)
C2. S-SBR(143)
C3. EPDM(147)
C4. クロロプレンゴム(151)
C5. NBR・HNBR(155)
C6. ACM(160)
C7. ECO(164)
C8. フッ素ゴム(168)
C9. シリコーンゴム(172)
C10. TPO・TPV(178)
C11. TPC(184)
C12. TPU(189)
D. 樹脂加工品(193)
D1. 構造用接着剤(195)
D2. 内装用接着剤(199)
D3. ポリエステル繊維(204)
E. 金属(209)
E1. 軟鋼(211)
E2. 高張力鋼(216)
E3. ホットスタンプ材(222)
E4. アルミニウム合金(225)
E5. 銅(234)
−お問い合わせ・お申し込みについて−
調査資料名
2025 カーボンニュートラル実現に向かう自動車マテリアルの現状と将来展望

総額
198,000円(税抜 180,000円)

発刊日
2024年12月06日

報告書体裁
書籍(A4)

ページ数
244ページ

担当部署
株式会社富士キメラ総研 第一部
TEL. 03-3241-3490 FAX. 03-3241-3491

ISBNコード
ISBN978-4-8351-0046-3

お申し込み方法
下記のフォームにて直接お問い合わせ、お申し込みください。
受信後、担当者より折り返しご連絡いたします。
また、必要事項をE-mail、ファクシミリにてinfo@fcr.co.jpまでお送りいただいても結構です。
お申し込み後の処理フローは“市場調査レポートのお申し込みについて”のページでご確認ください。

販売形態/納品形態のご案内
書籍/PDF版(CD-ROM)
 総額 231,000円(税抜 210,000円)
  • 書籍と同じデータ(PDFデータ)を収録したCD-ROM(印刷不可/イントラネットでの共有および複製利用はできません)。
電子書籍利用権(新しいウィンドウもしくはタブで外部サービスサイトが開きます)
 総額 231,000円(税抜 210,000円)
  • 市場調査資料をオンラインでご利用いただく、利用権付与のクラウドサービス(利用期間3年間/1ID発行、同時3名まで利用可)。
ネットワークパッケージ版(新しいウィンドウもしくはタブで開きます)
  • 同一法人内の社内ネットワークにおいて共有可能なPDFファイルで提供される電子データ企業内ネットワークサービスです。利用可能な範囲は本サービスを利用する法人のすべての事業所とし、親会社や子会社、関連会社は含まれません。PDF版(CD-ROM)、ダウンロード版(Box社のクラウドストレージ経由)のいずれかをご選択できます。

E-mailお申し込み書

お問い合わせ・お申し込み内容
このレポートについて詳細な説明を受けたい
このレポートに類似した内容について市場調査の依頼を検討している
このレポートの見積を依頼する
このレポートを購入する 総額 198,000円(税抜 180,000円)
PDF版(CD-ROM)セットでこのレポートを購入する 総額 231,000円(税抜 210,000円)
電子書籍利用権セットでこのレポートを購入する 総額 231,000円(税抜 210,000円)

ネットワークパッケージ版があります
    PDF版(CD-ROM)でネットワークパッケージ版を購入する 総額 396,000円(税抜 360,000円)
    ダウンロード版(Box経由)でネットワークパッケージ版を購入する 総額 396,000円(税抜 360,000円)
    ネットワークパッケージ版をご購入いただく際は、『利用約款(新しいウィンドウもしくはタブで開きます)』をご確認の上、ご同意いただける場合のみ、以下の入力欄にチェックを入れてください。
    知財管理/購買調達を主たる業務とする企業/部署のご担当者様は、ネットワークパッケージ版を実際にご利用いただく企業名/部署名/所在地などの詳細情報を通信欄にご記入ください。
    『ネットワークパッケージ版の利用約款』に同意する (ネットワークパッケージ版のご購入時のみ必須)

お名前 (必須)
御社名 (必須)
ご所属 (必須)
ご役職
ご所在地 郵便番号(必須)
電話番号 (メール、電話いずれか)
FAX
電子メール (メール、電話いずれか)
富士キメラ総研担当者
お支払い予定日
お支払い規定
通信欄
ご入力いただいた個人情報はお申し込み・お問い合わせへのご対応に利用させていただきます。
市場調査レポートのご購入・お問い合わせに際して取得する個人情報のお取り扱いについて(新しいウィンドウもしくはタブで開きます)』の内容をご確認の上、ご同意いただける場合のみ、以下の入力欄にチェックを入れてください。
『市場調査レポートのご購入・お問い合わせに際して取得する個人情報のお取り扱いについて』に同意する (必須)
簡単入力機能 入力内容を保存する  
チェックをつけるとフォームの内容が保存され次回以降の入力が簡単になります。


ページトップ