◆市場調査レポート:2017年01月18日発刊

2017年版 機能性高分子フィルムの現状と将来展望

自動車およびIoT・ウェアラブル関連で成長が見込まれる高機能フィルム市場の全貌
−調査の背景−
  • 機能性高分子フィルムとは、ベースとなるプラスチックフィルムに、コーティングや蒸着などの表面処理やラミネートのような多層化加工、またはフィラーの添加やハイブリッド化などにより機能を付与したフィルムであり、エレクトロニクス、自動車、エネルギー、ライフサイエンス、包装などの分野で幅広く利用されている。
  • 機能性高分子フィルム市場は、海外・国内ともに緩やかな拡大傾向にある。製品単価の下落やスマートフォンなどの最終製品の伸び悩みといったマイナス要素がある一方で、中国を中心とした新興国での需要拡大、車載電装化やHV・EVの普及などの影響が多くの市場に波及し、成長要因となっている。また、ウェアラブル機器市場の立ち上がりやIoT活用の拡大も市場の成長に寄与している。
  • ディスプレイ分野は2016年におけるLCDパネル出荷の伸び悩みに加えて、LCDパネルの製品単価が下落したことを受けてマイナス成長となった。しかし車載ディスプレイの搭載数増加や4K2K-TVの普及、スマートフォンにおけるOLED採用の拡大など、プラスの要因が出てきている。
  • 半導体・実装分野は半導体や基板の生産が一定量拡大していることに加えて、持続的な製品開発が進められていることから、緩やかな拡大傾向にある。NANDフラッシュメモリーの3D化やFan-Out WLPの採用拡大に伴い、新たな機能性高分子フィルムへのニーズも生まれつつある。
  • エネルギー分野では、主に太陽電池、リチウムイオン(LiB)電池に用いられるフィルム製品を取り上げた。製品市場の拡大に伴い、今後も高い成長性が期待される。
  • 国内市場では、外国人観光客増加によるインバウンド需要や、高齢化の進展、建造物の老朽化に伴う改修ニーズの発生などの要因により、土木・建材分野やライフサイエンス分野で一定の成長性を示している。
  • 本調査レポートでは、機能性高分子フィルムとしてディスプレイ、半導体・実装、工業・自動車、エネルギー、土木・建築、ライフサイエンス、バリアフィルムの7分野における57品目を取り上げた。本調査レポートが経営、研究、製造、販売など、マーケティング活動全般において、ご活用いただけるものと確信している。
−調査目的−
  • 本調査レポートは、ベースとなるプラスチックフィルムに、コーティングや蒸着などの表面処理やラミネートのような多層化、またはフィラーの添加やハイブリッド化などにより機能を付与したフィルムを機能性高分子フィルムと定義付け、市場を調査した。品目ごとに市場規模、採用用途動向、メーカーシェア、海外動向、採用素材、高機能化・機能付与技術動向、研究開発動向などを把握することで、今後の方向性を明確化することを目的とした。
−調査対象−
調査対象対象品目
A. ディスプレイ14品目偏光板、偏光板保護フィルム、表面処理フィルム、拡散シート、輝度向上フィルム、反射シート、QDシート、透明導電性フィルム、ハードコートフィルム、カバーシート、OCA・OCR、プロテクトフィルム、FPD用離型フィルム、フレキシブルフィルム基板
B. 半導体・実装14品目ペリクル、バックグラインドテープ、ダイシングテープ、ダイボンドフィルム、フィルム状封止材、半導体封止用離型フィルム、非導電性接着フィルム(NCF)、異方導電性フィルム(ACF)、フレキシブル銅張積層板、カバーレイフィルム、FPC用離型フィルム、層間絶縁フィルム(アディティブ基板用)、ドライフィルムレジスト、フィルム状ソルダーレジスト
C. 工業・自動車8品目フィルムコンデンサー用フィルム、MLCC用離型フィルム、モーター用絶縁フィルム、自動車用ウィンドウフィルム、加飾・転写フィルム、CFRP用離型フィルム、CFRTPシート・テープ、ホットメルトフィルム
D. エネルギー6品目太陽電池用封止フィルム、太陽電池用バックシート、燃料電池用耐熱フィルム、LiB用セパレーター、LiB用ラミネートフィルム、圧電フィルム
E. 土木・建築5品目防水シート、遮水シート、化粧シート、建築用ウィンドウフィルム、調光フィルム
F. ライフサイエンス5品目テープ剤用離型フィルム、通気性フィルム、方向性フィルム、イージーピールフィルム、導電性ゲルシート
G. バリアフィルム5品目透明蒸着フィルム、ONY系共押出フィルム、EVOH系共押出OPPフィルム、PVAコートOPPフィルム、その他バリアフィルム
−調査項目−
1. 製品概要
2. 主要参入メーカー一覧
3. 市場動向
4. 価格動向
5. 用途動向
6. メーカーシェア
7. 競合・代替品の動向
8. 海外動向
9. 採用素材動向
10. 高機能化・機能付与技術動向
11. 研究開発・技術動向
12. 今後の方向性
−目次−
I. 総合分析編(1)
1. 機能性高分子フィルムの市場概要(3)
1) 市場全体像と成長分野(3)
2) 分野別市場トレンド(4)
2. 注目の機能性高分子フィルム市場展望(6)
1) 機能性高分子フィルム市場を取り巻く環境(6)
2) 成長率ランキング(8)
3. 分野別動向(11)
1) ディスプレイ分野(11)
2) 半導体・実装分野(15)
3) 工業・自動車分野(19)
4) エネルギー分野(22)
5) 土木・建築分野(24)
6) ライフサイエンス分野(26)
7) バリアフィルム分野(28)
4. 採用素材動向(30)
1) 採用素材一覧(2016年見込)(30)
2) 分野別採用素材動向(2016年見込)(36)
3) ベースフィルム競合・代替動向(37)
4) 機能付与材料動向(38)
5. 技術動向(39)
1) 高機能化動向(39)
2) 機能付与技術一覧(40)
3) 技術的課題および開発の方向性(42)
6. 海外市場動向(43)
1) 世界市場の全体像(2016見込)(43)
2) エリア別需要ウェイト(2016年見込)(45)
3) 輸出入動向(2016年見込)(46)
4) 参入メーカーのグローバル展開(48)
II. 集計編(51)
1. 主要参入企業一覧(53)
2. 市場規模推移および予測(2013年〜2020年予測)(67)
3. 品目別価格一覧(73)
III. 品目別市場編(77)
A. ディスプレイ分野(79)
A1. 偏光板(79)
A2. 偏光板保護フィルム(85)
A3. 表面処理フィルム(92)
A4. 拡散シート(99)
A5. 輝度向上フィルム(105)
A6. 反射シート(112)
A7. QDシート(117)
A8. 透明導電性フィルム(122)
A9. ハードコートフィルム(130)
A10. カバーシート(136)
A11. OCA・OCR(142)
A12. プロテクトフィルム(148)
A13. FPD用離型フィルム(156)
A14. フレキシブルフィルム基板(162)
B. 半導体・実装分野(167)
B1. ペリクル(167)
B2. バックグラインドテープ(173)
B3. ダイシングテープ(180)
B4. ダイボンドフィルム(187)
B5. フィルム状封止材(193)
B6. 半導体封止用離型フィルム(198)
B7. 非導電性接着フィルム(NCF)(202)
B8. 異方導電性フィルム(ACF)(207)
B9. フレキシブル銅張積層板(212)
B10. カバーレイフィルム(220)
B11. FPC用離型フィルム(226)
B12. 層間絶縁フィルム(アディティブ基板用)(232)
B13. ドライフィルムレジスト(238)
B14. フィルム状ソルダーレジスト(244)
C. 工業・自動車分野(247)
C1. フィルムコンデンサー用フィルム(247)
C2. MLCC用離型フィルム(254)
C3. モーター用絶縁フィルム(259)
C4. 自動車用ウィンドウフィルム(265)
C5. 加飾・転写フィルム(272)
C6. CFRP用離型フィルム(277)
C7. CFRTPシート・テープ(281)
C8. ホットメルトフィルム(284)
D. エネルギー分野(286)
D1. 太陽電池用封止フィルム(286)
D2. 太陽電池用バックシート(291)
D3. 燃料電池用耐熱フィルム(296)
D4. LiB用セパレーター(298)
D5. LiB用ラミネートフィルム(304)
D6. 圧電フィルム(309)
E. 土木・建築分野(313)
E1. 防水シート(313)
E2. 遮水シート(317)
E3. 化粧シート(321)
E4. 建築用ウィンドウフィルム(325)
E5. 調光フィルム(333)
F. ライフサイエンス分野(338)
F1. テープ剤用離型フィルム(338)
F2. 通気性フィルム(343)
F3. 方向性フィルム(349)
F4. イージーピールフィルム(354)
F5. 導電性ゲルシート(359)
G. バリアフィルム分野(363)
G1. 透明蒸着フィルム(363)
G2. ONY系共押出フィルム(371)
G3. EVOH系共押出OPPフィルム(378)
G4. PVAコートOPPフィルム(383)
G5. その他バリアフィルム(387)
−お問い合わせ・お申し込みについて−
調査資料名
2017年版 機能性高分子フィルムの現状と将来展望

頒価
132,000円(税抜 120,000円)

発刊日
2017年01月18日

報告書体裁
A4版 原本コピー簡易製本

ページ数
350ページ

担当部署
株式会社富士キメラ総研 第二研究開発部門
TEL. 03-3241-3490 FAX. 03-3241-3491

ISBNコード
ISBN978-4-89443-803-3

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