◆最新マルチクライアント調査レポート:2024年11月25日発刊

エレクトロニクス分野におけるPFAS実態と代替PFASフリー素材の市場性

PFAS(有機フッ素化合物)が懸念される素材抽出と今後注目のPFASフリー素材の市場性
−はじめに−
  • PFASとは、ペルフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物(Per- and Polyfluoroalkyl Substance)の略で、有機フッ素化合物の総称である。
  • PFASは炭素とフッ素が結合した化合物であり、分解されにくい特徴がある。そのため自然界では分解されず蓄積し、一部のPFASが人体に影響を及ぼす可能性が懸念されている。すべてのPFASに毒性があるわけではないが、PFOSやPFOAなどは毒性が指摘されており、国内外で規制の対象となっている。
  • PFASは1万種類以上があるといわれており、さまざまな産業で使用されている。特にエレクトロニクス分野では、半導体関連の素材や製造装置関連の部材などに使用されている。すべてのPFASが規制の対象になるわけではないが、欧米を中心にPFOSやPFOA以外のPFASについても規制を広げる動きがみられる。
  • また、グローバルメーカーの中には自主的にPFASの対策を進める動きもみられるが、現状PFAS規制は明確化していない。何が規制対象となるか不明だが、まずは懸念されている素材が何で、それはどこでどのように使用されているか、それを代替する素材はあるかを網羅的に把握することがサプライヤー・ユーザー双方にとって重要となっている。
  • 日本では、PFASの法規制の範囲を広げる動きはないものの、エレクトロニクス分野は全世界で展開する商品のため、欧米や特定のグローバル企業がPFASフリーを進めた場合、各社法規制の有無に関わらず、対策をする必要性がある。
  • 本マルチクライアント調査企画では、エレクトロニクス分野で懸念されるPFAS製品を抽出し、今後注目されるPFASフリー素材を明らかにした。また、優先的に代替が進む領域の推定および分析を行った。
  • 本マルチクライアント特別調査企画が、参入各社の経営・研究・開発・製造・販売など、マーケティング活動全般においてご活用いただければ幸いである。
−調査目的−
  • 本マルチクライアント調査企画では、PFASの規制が明確ではないものの、現状エレクトロニクス分野で懸念されるPFAS製品を抽出し、今後注目されるPFASフリー素材材料を明らかにすることを目的とした。また、優先的に代替が進む領域の推定および分析を行った。
−調査対象−
1) PFAS製品(30品目)
対象分野対象品目
半導体 フォトレジスト、反射防止膜、ArF液浸用トップコート剤、CMPスラリー、半導体封止材、半導体封止用離型フィルム、エッチング用冷媒、PFCエッチングガス、HFCエッチングガス、洗浄液
基板・実装 銅張積層板、フレキシブル銅張積層板、5G用アンテナフィルム、防水・防湿コート剤、バッファコート膜・再配線材料
ディスプレイ 表面処理フィルム、PET系プロテクトフィルム、フォルダブル用透明PIフィルム、FPD用離型フィルム、液晶配向膜、液晶材料、液晶パネル用シール剤、TFT基板用PIワニス、OLED用バンク材・平坦化材料、TP用ハードコートフィルム、耐指紋防汚コート剤、カラーレジスト、ブラックレジスト
その他 サーバー用冷却水、帯電防止剤
上記をメイン調査対象とした。
バッファコート膜・再配線材料、OLED用バンク材・平坦化材料は「A3 感光性PI」でまとめて対象とした。
2) フッ素樹脂(PTFE、FEP、PFA、ETFE)
3) 企業開発事例(12社)
王子ホールディングス、倉敷紡績、ZACROS、JSR、住友ベークライト、DIC、東レ、日本乳化剤、三井化学ICTマテリア、三菱ガス化学、レゾナック、SABIC
−目次−
I. 総合分析編(1)
1. 調査結果概要(2)
1) エレクトロニクス分野におけるPFAS市場の概要(2)
2) アプリケーション別製造工程におけるPFAS材料採用ポイント(4)
2. エレクトロニクス分野におけるPFAS採用状況および脱PFASトレンド(7)
1) 対象品目の定義および該当PFAS・PFAS採用理由(7)
2) 対象品目における市場規模およびPFASフリー・非PFAS品の動向一覧(8)
3) 対象品目におけるPFAS品/PFASフリー・非PFAS品の市場規模一覧(9)
4) 対象品目における注目領域の抽出・分析(10)
5) 注目PFASフリー・非PFAS品一覧(12)
3. ブランドオーナー・メーカーの自主規制動向(13)
1) 企業別PFAS対応動向(13)
2) エレクトロニクス製造装置メーカーのPFAS対応状況(15)
4. PFAS概要および規制の動向(16)
1) フッ素ケミカルチェーン・サプライヤーの整理(16)
2) PFAS概要(21)
3) PFAS規制トレンド(23)
4) 欧米日の規制状況(26)
5) 規制の懸念とエッセンシャルユース(29)
II. 注目品目ケーススタディ(30)
A1. フォトレジスト(31)
A2. 半導体封止用離型フィルム(37)
A3. 感光性PI(41)
A4. PET系プロテクトフィルム(47)
A5. フッ素樹脂(PTFE、FEP、PFA、ETFE)(51)
III. その他品目ケーススタディ(58)
B1. 反射防止膜(59)
B2. ArF液浸用トップコート剤(60)
B3. CMPスラリー(61)
B4. 半導体封止材(62)
B5. エッチング用冷媒(63)
B6. PFCエッチングガス(64)
B7. HFCエッチングガス(65)
B8. 洗浄液(66)
B9. 銅張積層板(67)
B10. フレキシブル銅張積層板(68)
B11. 5G用アンテナフィルム(69)
B12. 防水・防湿コート剤(70)
B13. 表面処理フィルム(71)
B14. フォルダブル用透明PIフィルム(72)
B15. FPD用離型フィルム(73)
B16. 液晶配向膜(74)
B17. 液晶材料(75)
B18. 液晶パネル用シール剤(76)
B19. TFT基板用PIワニス(77)
B20. TP用ハードコートフィルム(78)
B21. 耐指紋防汚コート剤(79)
B22. カラーレジスト(80)
B23. ブラックレジスト(81)
B24. サーバー用冷却水(82)
B25. 帯電防止剤(83)
IV. 企業別ケーススタディ(84)
C1. 王子ホールディングス(85)
C2. 倉敷紡績(86)
C3. ZACROS(88)
C4. JSR(90)
C5. 住友ベークライト(92)
C6. DIC(94)
C7-1. 東レ(1)(95)
C7-2. 東レ(2)(96)
C8. 日本乳化剤(97)
C9. 三井化学ICTマテリア(99)
C10. 三菱ガス化学(100)
C11. レゾナック(102)
C12. SABIC(104)
−お問い合わせ・お申し込みについて−
調査資料名
エレクトロニクス分野におけるPFAS実態と代替PFASフリー素材の市場性

総額
880,000円(税抜 800,000円)

発刊日
2024年11月25日

報告書体裁
ファイル綴り報告書

ページ数
105ページ

担当部署
株式会社富士キメラ総研 第一部
TEL. 03-3241-3490 FAX. 03-3241-3491

お申し込み方法
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書籍/PDF版(CD-ROM)
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