◆市場調査レポート:2016年11月25日発刊

2017年版 高機能コーティングの現状と将来展望

ディスプレイ、自動車、エネルギー、建材、メディカルなどの分野別コーティング市場分析
−はじめに−
  • コーティングとは、ある素地に造膜または表面処理を施すことにより何らかの機能性を付与する技術である。
  • 一般的にコーティングといえば、「塗料」を指すケースが多い。塗料は被塗物の保護や美観・意匠性といった機能性を付与する技術である。弊社では「機能性塗料市場・グローバル展開と将来展望」という調査レポートにおいて塗料市場を継続的にまとめているが、本調査レポートでは「塗料」の枠組みとは異なる、機能性を有するコーティング技術を対象とした。
  • ものづくりの現場においては、製造プロセス中に「コーティング技術」を何らかの形で適用しているケースが大半であるとみられる。本調査レポートではディスプレイ、エレクトロニクス、自動車、エネルギー・蓄電、メディカル、食品・パッケージ、建材・農業に用途分野を分類し、市場動向や技術動向を把握することを目的とした。
  • 高機能コーティングの代表例としては、耐擦傷性、耐候性、離型性、撥水撥油・親水親油、導電性、絶縁性、ガスバリア性、光学特性改善、生体適合性などがある。これらの機能性を軸に対象となるコート剤を選定し、調査を実施した。また一部の品目では応用製品側からコート剤の利用実態を把握した。
  • 本調査レポートでは、コート剤29品目、応用製品15品目を対象に市場動向をまとめた。なお、44品目のうち31品目については世界市場を捉え、13品目については国内市場を捉えた。
  • 2012年に発刊した「2013年版 高機能コーティングの現状と将来展望」の調査結果を踏まえ、最新の市場動向、用途別の需要動向やニーズ・課題、注目用途を調査した。これらのマーケティングデータが関連企業の研究開発、営業展開、海外進出など事業戦略策定にご活用いただけるものと確信しております。
−調査目的−
  • 本調査レポートは、特定機能を有するコート剤と、応用製品側からコート剤の利用状況を捉え、これらの市場動向、採用素材やコーティング技術の変化の有無、ニーズ・課題、注目用途などをまとめることで、今後の方向性を明確化することを目的とした。
−調査対象−
調査対象対象品目
A コート剤編(29品目)表面改質ハードコート剤(光学用)、ハードコート剤(自動車用)、ハードコート剤(建材用)、シリコーン離型剤、帯電防止コート剤、耐指紋防汚コート剤、ポリイミドワニス、防水防湿コート剤、自動車用防曇コート剤、吸音・制振コート剤、撥水撥油コート剤、耐候性コート剤、光触媒コート剤、抗菌コート剤、超親水コート剤
光学特性光学用粘着剤、高屈折率コート剤、光学レンズ用コート剤、カラーレジスト・ブラックレジスト、フォトクロミック顔料・コート剤
医療応用医療用シリコーンコート剤、医療用フッ素コート剤、細胞培養用足場材料、抗血栓材料、可食インキ
その他金属・カーボンペースト材料、3Dプリンター用樹脂材料、LiB用正極材料、LiB用負極材料
B 応用製品編(15品目)ディスプレイ用表面処理フィルム、ハードコートフィルム、QDシート、ハイバリアフィルム、LiB用セパレーター、燃料電池用電解質膜(PEFC用)、シリコーン系離型フィルム、非シリコーン系離型フィルム、グレージング、メガネレンズ、インクジェット用紙、昇華型プリンター用サプライ、耐油紙、滅菌紙、偽造防止紙
−調査項目−
1. 調査対象範囲
2. 製品概要
3. 主要参入企業一覧
4. 市場動向
5. 価格動向
6. 用途動向
7. メーカーシェア
8. コーティング技術・採用素材動向
9. 研究開発・技術開発動向
10. 今後の方向性
−目次−
I. 総合分析編(1)
1. 調査結果概要(3)
1) 調査対象品目と需要動向(3)
2) コーティング関連市場の全体像(4)
3) コート剤全体市場規模推移および予測(2013年〜2020年予測)(6)
4) 応用製品全体市場規模推移および予測(2013年〜2020年予測)(8)
5) 成長率ランキング(9)
2. 用途分野別市場動向(12)
1) 分野別需要規模一覧(2016年見込)(12)
2) ディスプレイ分野(14)
3) エレクトロニクス分野(18)
4) 自動車分野(21)
5) エネルギー・蓄電分野(23)
6) メディカル分野(26)
7) 食品・パッケージ分野(29)
8) 建材・農業分野(31)
3. 注目用途一覧(33)
1) コート剤編(33)
2) 応用製品編(34)
4. コーティング技術動向(35)
1) 主要コーティング手法の位置付け(35)
2) 主要コーティング手法・薄膜形成技術の概要(36)
3) 品目別主要コーティング技術動向(38)
5. 採用素材動向(42)
1) コート剤構成材料別ウェイト(42)
2) コート剤・基材採用素材一覧(44)
II. 集計編(47)
1. 主要参入企業一覧(49)
2. 市場規模推移および予測(2013年〜2020年予測)(61)
1) 世界市場規模推移および予測(61)
2) 国内市場規模推移および予測(64)
3. 品目別価格一覧(68)
III. 品目別市場編(71)
A. コート剤編(73)
A1. ハードコート剤(光学用)(75)
A2. ハードコート剤(自動車用)(81)
A3. ハードコート剤(建材用)(89)
A4. シリコーン離型剤(94)
A5. 帯電防止コート剤(99)
A6. 耐指紋防汚コート剤(104)
A7. ポリイミドワニス(109)
A8. 防水防湿コート剤(114)
A9. 自動車用防曇コート剤(119)
A10. 吸音・制振コート剤(124)
A11. 撥水撥油コート剤(128)
A12. 耐候性コート剤(133)
A13. 光触媒コート剤(139)
A14. 抗菌コート剤(145)
A15. 超親水コート剤(149)
A16. 光学用粘着剤(153)
A17. 高屈折率コート剤(159)
A18. 光学レンズ用コート剤(164)
A19. カラーレジスト・ブラックレジスト(169)
A20. フォトクロミック顔料・コート剤(177)
A21. 医療用シリコーンコート剤(181)
A22. 医療用フッ素コート剤(184)
A23. 細胞培養用足場材料(186)
A24. 抗血栓材料(191)
A25. 可食インキ(195)
A26. 金属・カーボンペースト材料(201)
A27. 3Dプリンター用樹脂材料(207)
A28. LiB用正極材料(214)
A29. LiB用負極材料(221)
B. 応用製品編(227)
B1. ディスプレイ用表面処理フィルム(229)
B2. ハードコートフィルム(235)
B3. QDシート(240)
B4. ハイバリアフィルム(245)
B5. LiB用セパレーター(252)
B6. 燃料電池用電解質膜(PEFC用)(258)
B7. シリコーン系離型フィルム(264)
B8. 非シリコーン系離型フィルム(270)
B9. グレージング(276)
B10. メガネレンズ(281)
B11. インクジェット用紙(286)
B12. 昇華型プリンター用サプライ(292)
B13. 耐油紙(298)
B14. 滅菌紙(303)
B15. 偽造防止紙(307)
−お問い合わせ・お申し込みについて−
調査資料名
2017年版 高機能コーティングの現状と将来展望

頒価
132,000円(税抜 120,000円)

発刊日
2016年11月25日

報告書体裁
A4版 原本コピー簡易製本

ページ数
311ページ

担当部署
株式会社富士キメラ総研 第二研究開発部門
TEL. 03-3241-3490 FAX. 03-3241-3491

ISBNコード
ISBN978-4-89443-799-9

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