◆市場調査レポート:2013年03月12日発刊

2013年版 機能性高分子フィルムの現状と将来展望

先端フレキシブルエレクトロニクスからメディカルまで各種機能フィルム市場を網羅
−調査の背景−
  • 機能性高分子フィルムとは、ベース材となるプラスチックフィルムにコーティングや蒸着などの表面処理や、ラミネート等の二次加工、またはベースフィルム原料自体の高機能化やハイブリッド化などにより、何らかの機能を付与したフィルムであり、エレクトロニクス、エネルギー、自動車、包装、メディカルなど、非常に多岐な分野で応用されている。
  • リーマンショックの影響で各製品の需要が軒並み落ち込んだ2009年以降、市場はおおむね回復基調であるが、2011年は東日本大震災やタイの洪水、欧州景気悪化の影響を受けて、電子材料などの市場は伸び悩んだ。また、2012年後半には、消費地としての中国市場の減速が顕在化しており、2013年以降の成長率の見通しが悪化している。
  • また、参入企業間の競争は激化しており、コスト競争力のある韓国、中国、台湾などの海外企業が台頭してきている。市場規模が大きく、高成長が見込まれる製品では特にこの傾向が強い。リチウムイオン二次電池や太陽電池といった高成長分野でも、堅調に拡大する市場とは裏腹に、日系企業にとっては価格攻勢を強める海外企業との差別化が急務となっている。
  • 一方で最終製品の高性能化や小型化を背景に、材料への要求特性は年々向上しており、技術力で差別化を図る日系企業の生命線となっている。光学機能、電気的特性、耐熱性、ハイバリア機能、離型性、意匠性など、各種機能を高めた製品を先行して開発、上市することで、シェアや収益性の維持・拡大を図っている。
  • 本調査レポートでは、機能性高分子フィルムとして55品目を取り上げ、その応用領域を、FPD、半導体・実装、電池、バリアフィルム、自動車・産業用、包装・メディカルの6分野に分類し、品目別に市場規模や用途展開状況、材料構成、海外動向、研究開発状況などの観点から市場の分析を行った。
  • 本調査レポートが関連企業の経営、研究、製造、販売等、マーケティング全般において御活用頂けるものと確信している。
−調査目的−
  • 本調査レポートでは、ベース材となるプラスチックフィルムに二次加工を行うか、または原料自体の高品質化を図り、機能性を付与したフィルムを機能性高分子フィルムと称し、調査対象とした。そして、品目別に需要規模や用途展開状況、材料構成、海外動向、研究開発状況等の観点から市場分析を行うことで、機能性高分子フィルム市場の今後の方向性を明確化することを目的とした。
−調査品目−
計55品目
〜FPD(15品目)、半導体・実装(7品目)、電池(7品目)、バリアフィルム(8品目)、自動車・産業用(10品目)、包装・メディカル(8品目)
分類品目名
FPD偏光板、偏光板保護フィルム、位相差フィルム、反射防止フィルム、輝度向上フィルム、拡散フィルム、反射フィルム、プラスチックフィルム基板、離型フィルム、プロテクトフィルム、透明導電性フィルム、ハードコートフィルム、光学用透明粘着シート(OCA)、カバーシート、モスアイフィルム
半導体・実装バックグラインドテープ、ダイシングテープ、ダイボンドフィルム、ドライフィルムレジスト、カバーレイフィルム、FPC用離型フィルム、放熱シート
電池太陽電池用封止フィルム、太陽電池用バックシート、太陽電池用プラスチック基板、LiB用セパレーター、LiB用ラミネートフィルム、LiB用ガスケット、燃料電池用電解質膜
バリアフィルムPVDCコートフィルム、アルミ蒸着フィルム、透明蒸着フィルム、ONY系共押出フィルム、EVOH系共押出OPPフィルム、PVAコートOPPフィルム、ハイブリッドバリアフィルム、ナノコンポジットコートフィルム
自動車・産業用フィルムコンデンサー用フィルム、加飾フィルム、転写フィルム、LED照明用光拡散・導光フィルム、モーター用絶縁フィルム(HV・EV)、セルフクリーニングフィルム(光触媒フィルム)、放射線遮蔽シート、防錆フィルム、ウィンドウフィルム、自己修復フィルム
包装・メディカル脱酸素/酸素吸収フィルム、経皮吸収フィルム・基材、癒着防止フィルム・シート、イージーピールフィルム、方向性フィルム、通気性フィルム、吸湿フィルム、バイオ・生分解性フィルム
−調査ポイント−
1. 製品概要
2. 主要参入企業一覧
3. 市場動向
4. 価格動向
5. 用途動向
6. メーカーシェア
7. 海外動向
8. 競合・すみ分け状況
9. 採用素材動向
10. 研究開発・技術動向および材料技術ロードマップ
11. 今後の方向性
−目次−
I. 総合分析編(1)
1. 機能性高分子フィルム市場概要(3)
1) 市場概要(3)
2) 分野別市場規模推移および予測(2009〜2016年予測)(4)
3) 注目高成長率品目(5)
4) 成長率ランキング一覧(6)
2. 分野別の需要トレンド(8)
1) FPD分野(8)
2) 半導体・実装分野(13)
3) 電池分野(17)
4) バリアフィルム分野(21)
5) 自動車・産業用分野(24)
6) 包装・メディカル分野(26)
3. 高機能化・技術動向(28)
1) 機能付与技術分類ウェイト(28)
2) 機能付与手法一覧(29)
3) 機能付与別動向(30)
4. 採用素材動向(34)
1) 採用素材分類・ウェイト(34)
2) 品目別採用素材一覧(35)
3) 製造方法別フィルム一覧(37)
5. グローバル動向(40)
1) 世界エリア別需要構成(2012年)(40)
2) 輸出入動向(43)
3) 日系メーカーの海外進出状況(46)
4) 海外主要メーカーの動向(47)
II. 集計編(51)
1. 主要参入企業一覧(53)
2. 品目別市場規模推移および予測(2009年〜2016年予測)(62)
3. 品目別メーカーシェアおよび用途別ウェイト(2012年)(76)
4. 品目別価格一覧(86)
III. 品目別市場編(89)
A. FPD(91)
1. 偏光板(93)
2. 偏光板保護フィルム(100)
3. 位相差フィルム(106)
4. 反射防止フィルム(112)
5. 輝度向上フィルム(118)
6. 拡散フィルム(126)
7. 反射フィルム(133)
8. プラスチックフィルム基板(138)
9. 離型フィルム(143)
10. プロテクトフィルム(149)
11. 透明導電性フィルム(156)
12. ハードコートフィルム(163)
13. 光学用透明粘着シート(OCA)(170)
14. カバーシート(177)
15. モスアイフィルム(183)
B. 半導体・実装(189)
16. バックグラインドテープ(191)
17. ダイシングテープ(197)
18. ダイボンドフィルム(203)
19. ドライフィルムレジスト(209)
20. カバーレイフィルム(215)
21. FPC用離型フィルム(220)
22. 放熱シート(226)
C. 電池(231)
23. 太陽電池用封止フィルム(233)
24. 太陽電池用バックシート(239)
25. 太陽電池用プラスチック基板(246)
26. LiB用セパレーター(250)
27. LiB用ラミネートフィルム(258)
28. LiB用ガスケット(264)
29. 燃料電池用電解質膜(269)
D. バリアフィルム(275)
30. PVDCコートフィルム(277)
31. アルミ蒸着フィルム(284)
32. 透明蒸着フィルム(290)
33. ONY系共押出フィルム(297)
34. EVOH系共押出OPPフィルム(303)
35. PVAコートOPPフィルム(308)
36. ハイブリッドバリアフィルム(314)
37. ナノコンポジットコートフィルム(320)
E. 自動車・産業用(325)
38. フィルムコンデンサー用フィルム(327)
39. 加飾フィルム(333)
40. 転写フィルム(339)
41. LED照明用光拡散・導光フィルム(344)
42. モーター用絶縁フィルム(HV・EV)(346)
43. セルフクリーニングフィルム(光触媒フィルム)(352)
44. 放射線遮蔽シート(358)
45. 防錆フィルム(365)
46. ウィンドウフィルム(371)
47. 自己修復フィルム(376)
F. 包装・メディカル(381)
48. 脱酸素/酸素吸収フィルム(383)
49. 経皮吸収フィルム・基材(388)
50. 癒着防止フィルム・シート(392)
51. イージーピールフィルム(396)
52. 方向性フィルム(401)
53. 通気性フィルム(406)
54. 吸湿フィルム(411)
55. バイオ・生分解性フィルム(414)
−お問い合わせ・お申し込みについて−
調査資料名
2013年版 機能性高分子フィルムの現状と将来展望

頒価
106,700円(税抜 97,000円)

発刊日
2013年03月12日

報告書体裁
A4版 原本コピー簡易製本

ページ数
419ページ

担当部署
株式会社富士キメラ総研 第二研究開発部門
TEL. 03-3241-3490 FAX. 03-3241-3491

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