◆市場調査レポート:2012年06月08日発刊

ソフトウェアビジネス新市場 2012年版

クラウド/アプライアンス/パッケージ別詳細動向調査によるソフトウェアビジネスマーケティングの必携資料
−調査の背景−
  • ソフトウェアビジネスの視点で見ると、クラウドコンピューティングは、多大な労力とコストを要したITリソースの維持・管理から開放されるとともに更に拡張性、柔軟性のあるシステムを構築可能としていることで、新規市場を創出する可能性を持つプラットフォームであるが、従来のハードウェアのリプレイスを基準としたソフトウェアライフサイクルを見込んだ更新需要を期待するのではなく、ユーザーニーズと真に適合したソフトウェア機能の追求と発展によって更新需要を取り込む必要性が一層求められるシビアな環境となった。
  • ソフトウェアベンダにおいては仮想化技術、クラウドコンピューティングの浸透、スマートフォンやタブレット端末の法人利用増加といったITシステムの変化に応じて、従来のパッケージ型ビジネスに加えて、SaaS・クラウド・モバイル対応による新規市場開拓、専用アプライアンスによる差別化といったビジネスモデルの多様化など、製品の提供・流通形態の対応強化が目立って増えている。
  • 企業においてはスピーディーな意思決定、情報共有、ビジネスプロセスの効率化、グローバル化などへ対応するために戦略的なIT投資を目指してきた中で、東日本大震災を経て事業継続性計画の見直しが進められ、DR対策のシステム対応強化が進められた。また、成熟化が進んだソフトウェアほど、コスト削減、ベンダーロックイン回避の選択肢としてOSS製品へのニーズも表面化してきており、選択肢が広がった業務システムの実現方法において、ユーザー企業が主体的に選択していく傾向はますます広がっていくものと見られる。
  • ソフトウェアビジネスを取り巻く環境がめまぐるしく変化していく中で、当レポートは、企業向けソフトウェアの主要63製品について、「パッケージ」に加え、近年注目を集める「クラウド」、「アプライアンス」の流通形態別に市場動向の調査を実施した。製品毎に今後の市場に影響を与えるポイントや、主要ベンダの動向などを詳細に調査することで、2016年度までの当該ビジネスの市場トレンドを明らかにした。企業向けソフトウェア市場をビジネスフィールドとするベンダのご担当者各位にとって、当該ビジネスに関する戦略立案・遂行に必携の調査資料として活用いただければ幸甚である。
−調査目的−
  • 企業の情報システムを構成する技術として重要なソフトウェア市場において、従来の「パッケージ型」に加え、近年注目を集める「クラウド」並びに「アプライアンス」の3つの流通形態別市場動向を詳細に把握することで、ソフトウェアビジネスに関する戦略立案・遂行に必要なマーケティングデータの提供を目的とした。
  • 具体的には、主要な企業向けソフトウェアについて、国内販売数量、販売金額、主なメーカーにおける市場占有率などの定量データの把握、今後の市場展望ならびにその要因を客観的かつ多角的に把握した。
−調査対象製品−
非個人向けソフトウェア製品
1. バックオフィス系
1) 大規模企業向けERP
2) 中堅・中小企業向けERP
3) SCP
4) 財務・会計ソフト
5) 連結会計ソフト
6) 人事・給与管理ソフト
7) 勤怠管理ソフト
8) 販売・在庫管理ソフト
9) 物流・倉庫管理ソフト
10) 生産管理ソフト
11) MES
2. フロントオフィス系
1) CRM
2) SFA
3) CTI
4) 音声認識/音声合成
5) GIS
3. エンジニアリング系
1) PDM/PLM
2) 汎用CAD
3) 機械/電気系CAD
4) 建設/土木系CAD
4. 情報分析系
1) BIツール
2) マイニングツール
3) 経営パフォーマンス管理ツール
4) TQM/シックスシグマ
5. コラボレーション系
1) メールサーバ
2) グループウェア
3) EIPツール
4) ワークフロー
5) プロジェクト管理ツール
6) 文書管理ツール
7) CMS
8) ECサイト構築ツール
9) 電子帳票関連ツール
10) 検索エンジン
11) オフィス生産性ソフト
12) eラーニング
13) Web会議
6. ミドルウェア
1) 統合ミドルウェア
2) アプリケーションサーバー
3) TPモニター
4) BPI
5) EDIツール
6) ETLツール
7) ファイル転送ツール
7. データベース
1) RDBMS
2) DWH/NoSQLDB/Hadoop関連製品
3) インメモリーデータベース
4) XMLデータベース
8. 開発ツール
1) 統合開発環境
2) テストツール
3) モデリングツール
9. 運用・管理ツール
1) 統合運用管理ツール
2) システムリソース管理ツール
3) アプリケーション性能管理ツール
4) ジョブ管理ツール
5) クラウド管理ツール
6) IT資産管理ツール
7) ストレージ管理ツール
8) ネットワーク管理ツール
10. 基本ソフト系
1) クラスタリングソフト
2) サーバ仮想化ソフト
3) デスクトップ仮想化ソフト/SBC
4) 端末エミュレータ
企業・官公庁・教育機関 等の非個人を主なターゲットとする製品を対象とし、また流通形態として企業訪販系ルートのほか、法人営業部門を含むリテール・ルート経由での市場を対象とした。
−「ソフトウェアビジネス新市場 2012年版」の内容−
1. 市場規模推移
  • 製品市場投入から現在に至る、ベンダ/製品/需要動向に関する概要。
  • 調査対象製品の定義づけ、および製品カテゴリ内、または類似製品カテゴリ内における調査対象製品の位置づけならびに範囲の明確化。
  • 国内市場、数量・金額ベース(流通形態別:パッケージ/アプライアンス/クラウド別に捉えた。金額についてはパッケージ及びアプライアンス:ライセンス料/サポート料別、クラウド:初期費用/定額費用別に分類した。)
    ライセンス料:ソフトウェアライセンス料。アプライアンスの場合はハードウェアの費用を含む。
    サポート料:保守・サポート料(契約期間内のバグ修正対応、障害時の問い合わせなど)
    初期費用:クラウドサービス導入の際に必要となる費用
    定期費用:クラウドサービス運用の際に必要となる費用(月額費用など)
    クラウド市場の金額は、ユーザー渡しベースで捉えた
    「II. 集計分析編」では、ライセンス料および初期費用を「イニシャル」、サポート料および定期費用を「ランニング」と表記した。
    「統合ミドルウェア」のパッケージ市場は「アプリケーションサーバー」「TPモニター」「BPI」「ETLツール」市場と重複するため、総括編及び集計分析編の集計結果に含めていない。
    「統合運用管理ツール」市場は、「システムリソース管理ツール」「アプリケーション性能管理ツール」「ジョブ管理ツール」「クラウド管理ツール」「ストレージ管理ツール」「ネットワーク管理ツール」市場と重複するため、総括編及び集計分析編の集計結果に含めていない。
  • 2011年度:実績、2012年度:見込、2013年度〜2016年度:予測
参考文献:「2012SaaS・ICT基盤市場総調査(上下)」(富士キメラ総研刊行)
2. ユーザー属性別構成
業種別市場は、製造業(食品、繊維・パルプ、化学・石油、鉄鋼、金属、機械、電気機器、輸送用機器、他製造)、流通(小売、卸売)、金融(銀行、保険、証券)、サービス他(運輸、通信、情報サービス、電力、ガス、建設、公共、他)の分類で把握した。
従業員規模別は従業員100人未満、100〜299人、300〜999人、1,000人以上の分類で把握した。
3. 市場占有率推移
  • 国内市場、数量・金額ベース(流通形態別(パッケージ/アプライアンス/クラウド)別に捉えた。シェアはライセンス料やサポート料、等の合算で記載した)
  • 2011年度:実績、2012年度:見込
国内市場に対するベンダあるいはブランドのポジショニング及び市場構造を把握。
参考文献:「2012SaaS・ICT基盤市場総調査(上下)」(富士キメラ総研刊行)
4. 主要メーカーにおけるマーケティング戦略及び販売パートナー施策
  • 主要メーカーの製品提供状況、マーケティング戦略、パートナー施策、主要パートナーを把握。
5. 今後のビジネスインパクト
  • 当該市場のソフトウェアビジネスに影響を与える要因を把握。
6. オープンソースソフトウェア(OSS)の動向
  • 当該市場で提供されているOSS製品の動向、商用パッケージ製品に与える影響、OSS製品の市場規模を把握。OSS製品の市場規模はコミュニティ版のサポート及び商用版のサブスクリプション費用を含む。
7. 主要製品一覧
  • メーカー名、国内販売元、製品名、製品価格、対応OS(製品により一部異なる)。
−目次−
I. 総括編(1)
1. 現状のソフトウェア市場規模と2016年度までの予測(3)
2. カテゴリ別市場動向(6)
1) バックオフィス系(6)
2) フロントオフィス系(7)
3) エンジニアリング系(8)
4) 情報分析系(9)
5) コラボレーション系(10)
6) ミドルウェア(11)
7) データベース(12)
8) 開発ツール(13)
9) 運用・管理ツール(14)
10) 基本ソフト系(15)
3. 流通形態別有望市場分析(16)
1) ソフトウェア製品全体市場(16)
2) パッケージ製品市場(17)
3) アプライアンス製品市場(18)
4) クラウド製品市場(19)
4. クラウド進展状況(20)
1) 製品別クラウド平均成長率ランキング(20)
2) クラウドの進展(21)
5. 業種別需要動向(24)
6. ソフトウェア市場に影響を与えるインパクト分析(28)
1) ビックデータ(28)
2) スマートデバイス(31)
3) OSS(Open Sorce Software)(34)
7. 国内ソフトウェアベンダの海外ビジネスへの取り組み(37)
II. 集計編(39)
1. 市場ライフサイクル分析(41)
2. 流通形態別市場占有状況推移(52)
3. 市場規模推移(60)
4. 品目別市場占有率推移(89)
5. 主要参入企業一覧(97)
III. 市場編(121)
1. バックオフィス系
1) 大規模企業向けERP(123)
2) 中堅・中小企業向けERP(126)
3) SCP(130)
4) 財務・会計ソフト(133)
5) 連結会計ソフト(137)
6) 人事・給与管理ソフト(140)
7) 勤怠管理ソフト(144)
8) 販売・在庫管理ソフト(148)
9) 物流・倉庫管理ソフト(152)
10) 生産管理ソフト(155)
11) MES(158)
2. フロントオフィス系
1) CRM(161)
2) SFA(165)
3) CTI(168)
4) 音声認識/音声合成(172)
5) GIS(175)
3. エンジニアリング系
1) PDM/PLM(179)
2) 汎用CAD(183)
3) 機械/電気系CAD(186)
4) 建設/土木系CAD(190)
4. 情報分析系
1) BIツール(193)
2) マイニングツール(197)
3) 経営パフォーマンス管理ツール(202)
4) TQM/シックスシグマ(205)
5. コラボレーション系
1) メールサーバ(208)
2) グループウェア(212)
3) EIPツール(217)
4) ワークフロー(220)
5) プロジェクト管理ツール(224)
6) 文書管理ツール(228)
7) CMS(233)
8) ECサイト構築ツール(237)
9) 電子帳票関連ツール(241)
10) 検索エンジン(246)
11) オフィス生産性ソフト(250)
12) eラーニング(253)
13) Web会議(257)
6. ミドルウェア
1) 統合ミドルウェア(261)
2) アプリケーションサーバー(268)
3) TPモニター(271)
4) BPI(273)
5) EDIツール(278)
6) ETLツール(282)
7) ファイル転送ツール(285)
7. データベース
1) RDBMS(289)
2) DWH/NoSQLDB/Hadoop関連製品(293)
3) インメモリーデータベース(301)
4) XMLデータベース(304)
8. 開発ツール
1) 統合開発環境(307)
2) テストツール(310)
3) モデリングツール(313)
9. 運用・管理ツール
1) 統合運用管理ツール(317)
2) システムリソース管理ツール(322)
3) アプリケーション性能管理ツール(326)
4) ジョブ管理ツール(329)
5) クラウド管理ツール(332)
6) IT資産管理ツール(336)
7) ストレージ管理ツール(340)
8) ネットワーク管理ツール(346)
10. 基本ソフト系
1) クラスタリングソフト(349)
2) サーバ仮想化ソフト(352)
3) デスクトップ仮想化ソフト/SBC(355)
4) 端末エミュレータ(360)
−お問い合わせ・お申し込みについて−
調査資料名
ソフトウェアビジネス新市場 2012年版

頒価
106,700円(税抜 97,000円)

発刊日
2012年06月08日

報告書体裁
A4版 原本コピー簡易製本

ページ数
362ページ

担当部署
株式会社富士キメラ総研 第二研究開発部門
TEL. 03-3241-3490 FAX. 03-3241-3491

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