◆市場調査レポート:2006年03月27日発刊

2006年 自動車用ケミカル材料の現状と将来展望

自動車軽量化、環境対応、再商品化の中で大きな役割を果たす高分子系材料、ケミカル材料、及び高分子系部材の需要分析
−調査の背景−
  • 自動車はおよそ2〜3万点もの部品から構成されており、各部材には鉄鋼、アルミニウム、プラスチック、ゴム、ガラス、塗料など様々な材料が用いられている。自動車産業は、自動車メーカーをはじめ、部品・材料メーカーとその裾野は広く今日では我が国の一大産業の一つとして確立している。
  • 自動車産業の発展に伴いその生産台数は急速に拡大し、経済発展や生活の利便性などに寄与している。しかしこれは、化石燃料の枯渇、地球温暖化や廃棄物の増加など地球環境悪化の要因ともなっており、その解決に向けて自動車メーカー及び部品メーカー、材料メーカーが果たすべき責任も年々大きくなっている。
  • 車体や足回りなど部品の大半は鋼材や非鉄金属など金属材料により構成されている。しかし内装部品や機構部品などにおいてプラスチックやエラストマーなどの高分子材料が使用されている。従来の金属部品を高分子材料に置き換えることで軽量化が可能で、かつ環境対策として注目されていることから、当該高分子材料の需要は拡大している。
  • 自動車の生産地域別に見ると、中国を中心としたアジア市場での拡大が顕著であり、今後の市場拡大要因の一つとして注目されている。その一方で従来からボリュームゾーンの大きい欧米や日本での生産数量拡大は緩やかになりつつある。しかし、環境対策や軽量化から各部品のプラスチック化率は拡大していく見込みである。
  • 本調査レポートは自動車用ケミカル/高分子材料市場を取り巻く動向に注目し、各材料市場及び研究開発動向をまとめ、2009年までの市場の方向性を明確化したものである。
  • 当資料が関連企業の経営、研究、製造、販売等マーケティング全般において、ご活用いただけるものと確信している。

−調査目的−
  • 本調査レポートは、自動車の軽量化、環境対応、再商品化などを背景に、重要度を増している樹脂及び合成ゴムを対象とし、市場規模等を把握することにより、各材料の現状と今後の方向性を明確化することを目的とした。
  • また、高分子系材料以外の材料、注目部材や製品類なども取り上げ、自動車を取り巻くケミカル材料を広く捉えた。

−調査品目−
汎用熱可塑性樹脂
ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、塩化ビニル樹脂(PVC)、ABS樹脂、ASA樹脂、AES樹脂、メタクリル樹脂(PMMA)
エンジニアリングプラスチックス
ポリアミド(PA)、ポリフタルアミド(PPA)、ポリカーボネート(PC)、ポリアセタール(POM)、変性ポリフェニレンエーテル(m-PPE)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンテレフタレート(GF-PET)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリアリレート(PAR)、ポリエーテルイミド(PEI)、ポリアミドイミド(PAI)、液晶ポリマー(LCP)、サルフォン系樹脂(PES・PSU)
熱硬化性樹脂、他
フェノール樹脂(PF)、ポリウレタン(PUR)、不飽和ポリエステル樹脂(UP)、フッ素樹脂(PTFE・他)、ポリ乳酸(PLA)
熱可塑性エラストマー
オレフィン系エラストマー(非架橋TPO・TPV)、スチレン系エラストマー(水添SBCコンパウンド)、塩ビ系エラストマー(TPVC)、ポリエステル系エラストマー(TPEE)、ポリウレタン系エラストマー(TPU)
合成ゴム
NBR・HNBR、クロロプレンゴム(CR)、エチレンプロピレンゴム(EPM・EPDM)、アクリルゴム(ACM)、エピクロルヒドリンゴム(CHR)、フッ素ゴム
注目部材・製品編(軽量化、環境対応)
ドアトリム、外板(ボディー)、インテークマニホールド、ウォーターポンプ、燃料タンク、ラジエーター、窓ガラス、インストルメントパネル、バンパー、等速ジョイントブーツ、中間膜、ヘッドランプ、シリンダーヘッドカバー、自動車用塗料(新車用)、自動車用バッテリー(鉛蓄電池)、自動車用プラスチック光ファイバー、自動車用触媒、自動車用LED、燃料電池車

−調査ポイント−
1. 製品概要
2. 主要参入企業一覧
3. 価格動向
4. 市場規模推移及び予測(2002年〜2009年予測)
5. メーカーシェア(2005年)
6. 用途動向
7. 競合・棲み分け状況
8. 海外動向
9. 材料・技術改良ニーズと研究開発動向
10. 環境対策動向
11. 今後の方向性

−目次−
I. 総合分析編(1)
1. 自動車用ケミカル市場の構造(3)
2. 自動車用ケミカル市場規模の概要(4)
1) 全体市場規模推移及び予測(2002年〜2009年予測)(4)
2) 材料種類別需要動向(6)
3) 材料別需要トレンド一覧(9)
3. 自動車生産台数の推移及び予測(10)
4. 使用材料及び用途別ウエイト(12)
1) 材料別・用途別ウエイト(12)
2) 用途別動向(13)
3) 使用材料・用途一覧(15)
4) 材料別・用途別使用量と競合状況(16)
5) 材料別部品採用一覧(20)
5. 自動車及び材料メーカーの海外展開状況(22)
1) 海外展開状況(22)
2) 日本自動車メーカーの主要海外生産拠点一覧(24)
3) 自動車パーツメーカーの海外進出状況(26)
4) 材料メーカーの主要海外生産状況(28)
6. 環境対応状況(33)
1) 主要自動車メーカーの環境への取組み(33)
2) 主要部品のリサイクルシステム(35)
3) 材料別環境対応状況(37)
4) 自動車リサイクル法の概要(39)
II. 集計編(41)
1. 主要参入企業一覧(43)
2. 品目別市場規模推移及び予測(2002年〜2009年予測)(48)
3. 品目別メーカーシェア及び用途別ウエイト(2005年)(62)
4. 品目別価格一覧(70)
III. 品目別市場編(71)
汎用熱可塑性樹脂
1. ポリエチレン(PE)(73)
2. ポリプロピレン(PP)(78)
3. 塩化ビニル樹脂(PVC)(84)
4. ABS樹脂(90)
5. ASA樹脂(96)
6. AES樹脂(101)
7. メタクリル樹脂(PMMA)(105)
エンジニアリングプラスチックス
8. ポリアミド(PA)(110)
9. ポリフタルアミド(PPA)(118)
10. ポリカーボネート(PC)(122)
11. ポリアセタール(POM)(127)
12. 変性ポリフェニレンエーテル(m-PPE)(133)
13. ポリブチレンテレフタレート(PBT)(139)
14. ポリエチレンテレフタレート(GF-PET)(146)
15. ポリフェニレンサルファイド(PPS)(150)
16. ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)(156)
17. ポリアリレート(PAR)(162)
18. ポリエーテルイミド(PEI)(167)
19. ポリアミドイミド(PAI)(172)
20. 液晶ポリマー(LCP)(177)
21. サルフォン系樹脂(PES・PSU)(182)
熱硬化性樹脂・その他樹脂
22. フェノール樹脂(PF)(188)
23. ポリウレタン(PUR)(194)
24. 不飽和ポリエステル樹脂(UP)(202)
25. フッ素樹脂(PTFE・他)(208)
26. ポリ乳酸(PLA)(214)
熱可塑性エラストマー
27. オレフィン系エラストマー(非架橋TPO・TPV)(219)
28. スチレン系エラストマー(水添SBCコンパウンド)(227)
29. 塩ビ系エラストマー(231)
30. ポリエステル系エラストマー(TPEE)(236)
31. ウレタン系エラストマー(TPU)(242)
合成ゴム
32. NBR・HNBR(246)
33. クロロプレンゴム(CR)(251)
34. エチレンプロピレンゴム(EPM・EPDM)(256)
35. アクリルゴム(ACM)(262)
36. エピクロルヒドリンゴム(CHR)(267)
37. フッ素ゴム(FKM・他)(272)
注目部材・製品
38. ドアトリム(278)
39. 外板(ボディー)(280)
40. インテークマニホールド(282)
41. ウォーターポンプ(284)
42. 燃料タンク(286)
43. ラジエーター(288)
44. 窓ガラス(290)
45. インストルメントパネル(293)
46. バンパー(295)
47. 等速ジョイントブーツ(297)
48. 中間膜(299)
49. ヘッドランプ(301)
50. シリンダーヘッドカバー(304)
51. 自動車用塗料(新車用)(306)
52. 自動車用バッテリー(鉛蓄電池)(310)
53. 自動車用プラスチック光ファイバ(POF)(314)
54. 自動車用触媒(317)
55. 自動車用LED(321)
56. 燃料電池車(323)
IV. 主要自動車パーツメーカー一覧(325)
−お問い合わせ・お申し込みについて−
調査資料名
2006年 自動車用ケミカル材料の現状と将来展望

頒価
106,700円(税抜 97,000円)

発刊日
2006年03月27日

報告書体裁
A4版 原本コピー簡易製本

ページ数
339ページ

担当部署
株式会社富士キメラ総研 第二研究開発部門
TEL. 03-3241-3490 FAX. 03-3241-3491

お申し込み方法
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