◆マルチクライアント調査レポート:2023年01月05日発刊

車載用受動部品市場徹底分析調査

電動化、E/Eアーキテクチャーの変化に伴う受動部品市場の変化を詳細に分析
−はじめに−
  • 2021年におけるレベル2+以上の自動車生産台数は、全体生産台数市場規模に対して占有率約0.3%と黎明市場であったが、2040年までに全体生産台数市場に対して約60%まで市場が拡大する見込みである。
  • また並行して排ガス規制強化による電動化によって、2021年に全体の約17%を占める環境対応自動車が2040年までに全体市場に対して約90%を占めると予測されている。
  • このような背景から自動車メーカーは、2025年頃から本格的に中央型制御型E/Eアーキテクチャーの採用を拡大させていくとみられる。E/Eアーキテクチャーを中央集権化することによって、これまでの分散化システムではなかったOTAによるシステムソフトウェアの更新やシステムの高度な協調制御などが可能となる。また、ハード面においてもドメインコントローラーに集約化することによって、自動車に張り巡らされたワイヤハーネス削減にも貢献するとみられる。
  • E/Eアーキテクチャーの中央集権化による影響は、車載用受動部品にもあると懸念されている。ドメインコントローラーにタスク・データ処理能力を集中させることで、これまで分散制御されていたECUなどがモーターやLEDなどを動かすのみのMCU(Machine Control Unit)となるとみられており、それに伴ってECUを構成する受動部品の搭載員数が減少するなどの影響が懸念されている。
  • また、受動部品の開発面については、ADAS/自動運転システムの高度化や電動化によるxEV系ECUの増加、自動車のコネクテッド化によって、大容量・高速通信に対応した製品や高電圧・大電流向け製品、高周波向け製品などのニーズが増大している。
  • しかしながら、2023年における車載用受動部品市場は、新型コロナウイルスの影響や半導体不足による設備投資の遅れ、EV市場の成長性、車載電装システムの中央集権化などのさまざまな要因によって、市場の見通しが極めて困難となっており、経営資源の分配により慎重な投資判断が必要となっている。
  • 本マルチクライアント特別調査企画が、未来の自動車産業に挑む全ての関係各位に、幅広くご活用いただけることを願っている。
−調査目的−
  • 本マルチクライアント特別調査企画は、車載用受動部品の市場性、コックピットの役割を担う技術の方向性、自動運転システムやコネクテッドシステムが受動部品に与える影響、統合化などによる業界の変化や課題など多角度から分析することで、受動部品の将来像を描くことを調査の目的とした。
−調査対象−
調査対象品目
調査対象成長が期待される製品
MLCCMLCC
インダクター電源用インダクター、信号用インダクター、積層チップインダクター、ビーズインダクター
SMD抵抗器厚膜抵抗器、電流検知用抵抗器(金属板抵抗器、箔抵抗、シャントバスバー)、電圧検知用抵抗器(薄膜抵抗器)
電解コンデンサーアルミ電解コンデンサー、ハイブリッドコンデンサー、タンタルコンデンサー
フィルムコンデンサー高電圧xEV用フィルムコンデンサー
調査対象企業
調査対象対象企業
MLCCSEMCO、TDK、Vishay、Walsin、YAGEO、京セラ、太陽誘電、村田製作所、他
インダクターChilisin Electronics、Cyntec、Sunloud、TDK、Vishay、太陽誘電、スミダ電機、パナソニックインダストリー、村田製作所、他
SMD抵抗器Cyntec、Isabellenhutte Heusler、KOA、Vishay、Walsin、YAGEO、進工業、パナソニックインダストリー、北陸電気工業、ローム、他
電解コンデンサーLelon Electronics、TDK、YAGEO、サン電子工業、ニチコン、エルナー、日本ケミコン、パナソニックインダストリー、ルビコン、他
フィルムコンデンサーBM Capacitor、Faratronic、TDK、ニチコン、指月電機製作所、パナソニックインダストリー、ルビコン、他
−調査項目−
受動部品編
1. 製品概要
2. 市場規模推移・予測
3. 全体市場における自動車用途の占めるウェイト
4. サイズ別市場規模推移・予測
5. ドメイン別市場規模推移・予測
6. 車両別市場規模推移・予測
7. 需給バランスと設備投資動向
8. メーカーシェア
9. 参入メーカー動向
10. 韓国/台湾/中国メーカーの台頭動向
11. サイズ別製品別価格動向
−目次−
I. 総括編(1)
1. 車載用受動部品市場のまとめ(2)
2. 各受動部品の全体数量市場予測および車載比率(3)
3. エリア別自動車生産台数市場規模予測(4)
4. パワートレイン別車両1台当たりの搭載員数予測(10)
5. セグメント別自動車生産台数予測(12)
6. セグメント別車両1台当たりの搭載員数予測(13)
7. E/Eアーキテクチャーの変化に伴う市場動向(17)
8. 主要受動部品メーカー売上規模比較および自動車分野における売上構成比(24)
9. 今後需要が拡大する高付加価値製品の動向(25)
10. 車載向け受動部品における韓国・台湾・中国企業の参入動向のまとめ(27)
11. 新型コロナウイルス半導体不足による在庫調整動向(28)
II. 受動部品編(29)
1. MLCC(30)
2. インダクター(53)
3. SMD抵抗器(85)
4. 電解コンデンサー(アルミ電解コンデンサー/ハイブリッドコンデンサー/タンタルコンデンサー)(119)
5. フィルムコンデンサー(147)
−お問い合わせ・お申し込みについて−
調査資料名
車載用受動部品市場徹底分析調査

頒価
770,000円(税抜 700,000円)

発刊日
2023年01月05日

報告書体裁
ファイル綴り報告書

ページ数
155ページ

担当部署
株式会社富士キメラ総研 第一部
TEL. 03-3241-3490 FAX. 03-3241-3491

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