◆市場調査レポート:2022年05月31日発刊

2022年 機能性塗料市場・グローバル展開と将来展望

世界の塗料市場と注目の機能性塗料市場トレンドを徹底分析
−はじめに−
  • 塗料は、対象物の保護や外観への美観性の付与を目的に、対象物の表面に塗られている。汎用的な塗料以外に、耐候性や防食性、耐熱性など特別な機能や効能を有する機能性塗料が存在し、各社注力アイテムとなっている。
  • 従来、機能性塗料は遮熱性や防食性などを付与する塗料が中心であった。しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、世界的に公衆衛生への意識が高まり、抗ウイルス塗料や抗ウイルスコーティング(後施工)の市場が急激に拡大するなど、市場に変化をもたらした。
  • 新型コロナウイルスの感染拡大により、塗料が使用される建築物や構造物などの建設中止・延期が行われた。自動車や電子機器など最終製品市場では工場の稼働停止により生産が停止し、連動して塗料市場は縮小した。建築用や構造物用は比較的回復が早いが、世界的な半導体不足により自動車生産などでは回復に影響が出ており、塗料市場が2019年規模まで回復するのは2023年になると予測される。
  • 新型コロナウイルス感染拡大後の経済回復により、原料の需給が急速にひっ迫したことで原料価格の高騰が続いている。これらの影響に加え、直近ではロシアのウクライナ侵攻による原油価格急騰などの影響もあり、塗料原料および塗料価格の値上げが続いている他、東欧向けの供給が停止しているケースもみられる。さらに、フッ素樹脂はLiBや半導体向けを優先的に供給している影響で、塗料向けは出荷制限が行われるなど塗料業界の市場回復に影響が生じる可能性がある。
  • 近年は塗料業界でもSDGsへの対応が進められており、環境対応製品として水系塗料や粉体塗料、無溶剤塗料などの販売推進、バイオ樹脂塗料の開発、カーボンニュートラルへの対応が本格的に進められている。ただし、バイオ樹脂塗料は一般的な塗料よりも高価格であり、原料価格の低価格化が市場拡大のポイントとなる。
  • 本市場調査資料では、「用途別塗料市場」として5用途21品目を取り上げ、その中で「機能性塗料」として4カテゴリー18品目を対象とし、最新市場動向、用途動向、海外動向、採用素材動向、環境対応動向について明らかにした。また、「塗料用樹脂」として5品目を取り上げた。
  • 本市場調査資料が参入各社の経営、研究、製造、販売など、マーケティング活動全般においてご活用いただけるものと確信している。
−調査目的−
  • 本市場調査資料では、被塗物の保護や着色、高機能化を目的として表面に塗装する塗料市場についてまとめた。その中でも、用途別および機能性ごとに市場を整理し、塗料向けに用いられる原料樹脂についても取り上げた。品目ごとに最新市場動向、用途動向、海外動向、採用素材動向、環境対応動向などへの取り組みを明らかにし、今後の方向性を明確化することを目的とした。
−調査対象−
調査対象品目
調査対象対象品目
用途別塗料
(21品目)
A. 建築用塗料A1. 外装用塗料、A2. 内装用塗料、A3. 床用塗料、A4. 屋根用塗料、A5. 屋上・ベランダ用塗料、A6. 木部用塗料
B. 構造物用塗料B1. 土木構造物用塗料、B2. 鋼管・パイプ用塗料
C. 工業用塗料C1. 金属製品用塗料、C2. 窯業系サイディング用塗料、C3. 工業用プラスチック塗料、C4. PCM塗料、C5. 缶用塗料
D. 自動車・船舶用塗料D1. 自動車用化成処理剤、D2. 自動車用下塗り塗料、D3. 自動車用中上塗り塗料、D4. 自動車補修用塗料、D5. 自動車用プラスチック塗料、D6. 船舶用塗料
E. 道路・屋外用塗料E1. 路面標示用塗料、E2. カラー舗装用塗料
機能性塗料
(18品目)
F. 物理・化学的機能F1. 重防食塗料、F2. 超厚膜塗料、F3. 船底防汚塗料、F4. 高耐候性塗料、F5. ウレタン防水塗料、F6. コンクリート剥落防止工法用材料、F7. 連続繊維シート補強工法用材料
G. 熱的機能G1. 遮熱塗料、G2. 耐熱塗料、G3. 耐火塗料
H. 光・電気的機能H1. 蓄光塗料、H2. 蛍光塗料、H3. UV硬化塗料、H4. 帯電防止塗料
I. 環境対応・その他I1. 粉体塗料、I2. 天然素材塗料、I3. 抗ウイルス塗料、I4. 抗ウイルスコーティング(後施工)
塗料用樹脂
(5品目)
J. 塗料用樹脂J1. ポリエステル樹脂、J2. アクリル樹脂、J3. エポキシ樹脂、J4. 水系ウレタン樹脂、J5. フッ素樹脂
−調査項目−
用途別塗料市場
1. 製品概要
2. 主要参入企業一覧
3. 市場動向
4. 塗装対象別動向
5. 価格動向(メーカー出荷価格)
6. メーカーシェア(2021年)
7. 機能性塗料動向
8. 採用素材動向
9. 環境対応動向
10. 省工程・省人化動向
11. 研究開発・技術動向
機能性塗料市場
1. 製品概要
2. 主要参入企業一覧
3. 市場動向
4. 用途動向
5. 価格動向(メーカー出荷価格)
6. メーカーシェア(2021年)
7. 採用素材動向
8. 環境対応動向
9. 省工程・省人化動向
10. 研究開発・技術動向
塗料用樹脂市場
1. 製品概要
2. 主要参入企業一覧
3. 市場動向
4. 用途別ウェイト(2021年)
5. 価格動向(メーカー出荷価格)
6. メーカーシェア(2021年)
7. 競合・すみ分け状況
8. 環境対応動向
9. 課題・ニーズ
−目次−
I. 市場総括編(1)
1. 調査結果概要(3)
1) 本市場調査資料における市場区分・定義範囲・位置付け(3)
2) 用途別塗料市場の全体像(4)
3) 機能性塗料市場の全体像(6)
4) 用途別塗料市場規模推移および予測(2018年〜2025年予測)(7)
5) 機能性塗料市場規模推移および予測(2018年〜2025年予測)(9)
6) 用途別塗料市場における機能性塗料の位置付け(10)
7) 機能性塗料の用途動向(12)
2. 海外市場動向(13)
1) 品目別エリア別ウェイト一覧(2021年)(13)
2) 世界市場における主要塗料メーカー(14)
3) 日系企業のグローバル展開状況(15)
3. 年平均成長率ランキング(18)
1) 用途別塗料(18)
2) 機能性塗料(19)
4. 価格トレンド(21)
1) 価格動向(21)
2) 前回(2018年版)との価格比較(21)
3) 値上げ率動向(23)
5. 塗装形態別ウェイト一覧(2021年)(24)
1) 用途別塗料市場(24)
2) 機能性塗料市場(25)
6. 採用素材動向(26)
1) 塗膜形成材料・溶媒動向(26)
2) 採用素材一覧(2021年)(29)
7. 環境対応動向(33)
1) 用途別塗料市場の製品タイプ別一覧(国内市場)(33)
2) VOC対策動向(36)
3) バイオ塗料の動向(37)
II. 集計編(39)
1. 市場規模推移および予測(2018年〜2025年予測)(41)
1) 用途別塗料市場(41)
2) 機能性塗料市場(46)
3) 塗料用樹脂市場(50)
2. 価格一覧(52)
III. 用途別塗料市場(55)
A. 建築用塗料(57)
A1. 外装用塗料(57)
A2. 内装用塗料(63)
A3. 床用塗料(69)
A4. 屋根用塗料(75)
A5. 屋上・ベランダ用塗料(81)
A6. 木部用塗料(87)
B. 構造物用塗料(92)
B1. 土木構造物用塗料(92)
B2. 鋼管・パイプ用塗料(99)
C. 工業用塗料(104)
C1. 金属製品用塗料(104)
C2. 窯業系サイディング用塗料(110)
C3. 工業用プラスチック塗料(115)
C4. PCM塗料(121)
C5. 缶用塗料(126)
D. 自動車・船舶用塗料(131)
D1. 自動車用化成処理剤(131)
D2. 自動車用下塗り塗料(136)
D3. 自動車用中上塗り塗料(142)
D4. 自動車補修用塗料(149)
D5. 自動車用プラスチック塗料(156)
D6. 船舶用塗料(163)
E. 道路・屋外用塗料(171)
E1. 路面標示用塗料(171)
E2. カラー舗装用塗料(177)
IV. 機能性塗料市場(183)
F. 物理・化学的機能(185)
F1. 重防食塗料(185)
F2. 超厚膜塗料(191)
F3. 船底防汚塗料(196)
F4. 高耐候性塗料(201)
F5. ウレタン防水塗料(206)
F6. コンクリート剥落防止工法用材料(211)
F7. 連続繊維シート補強工法用材料(217)
G. 熱的機能(223)
G1. 遮熱塗料(223)
G2. 耐熱塗料(228)
G3. 耐火塗料(232)
H. 光・電気的機能(237)
H1. 蓄光塗料(237)
H2. 蛍光塗料(241)
H3. UV硬化塗料(245)
H4. 帯電防止塗料(250)
I. 環境対応・その他(254)
I1. 粉体塗料(254)
I2. 天然素材塗料(260)
I3. 抗ウイルス塗料(264)
I4. 抗ウイルスコーティング(後施工)(269)
V. 塗料用樹脂市場(275)
J. 塗料用樹脂(277)
J1. ポリエステル樹脂(277)
J2. アクリル樹脂(281)
J3. エポキシ樹脂(284)
J4. 水系ウレタン樹脂(288)
J5. フッ素樹脂(291)
−お問い合わせ・お申し込みについて−
調査資料名
2022年 機能性塗料市場・グローバル展開と将来展望

頒価
165,000円(税抜 150,000円)

発刊日
2022年05月31日

報告書体裁
書籍(A4)

ページ数
294ページ

担当部署
株式会社富士キメラ総研 第一部
TEL. 03-3241-3490 FAX. 03-3241-3491

ISBNコード
ISBN978-4-89443-969-6

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