◆最新マルチクライアント調査レポート:2019年02月28日予定

中国における新エネ車の事業戦略、関連部材、インフラの実態調査(2019年)

NEV規制の導入による市場への変化、新興自動車メーカーの台頭、現地化へのシフトを探る
「A. 市場編/インフラ編」「B. 自動車メーカー編」「C. 電池メーカー編」「D. 機電編」
−調査の背景−
  • 中国政府は2020年までに、『累計500万台』のEV/PHVを普及させる目標を立てている。2017年は77.7万台の販売実績を残し、EVでは世界最大のマーケットとなった。2018年の「北京モーターショー」では、既存自動車メーカーに加え、NIO、BYTONなどを代表とする新興新エネ車メーカーの台頭も見られる。さらに2019年には、NEV規制の実施により市場に変化がもたらされる。中国ローカルに限らず、外資系メーカーの参入も積極的となった。
  • 2016年9月、VWは中国における3社目の合資会社を江淮汽車(JAC)と設立した。また工業和信息化部によるNEVクレジット政策の実施により、将来的にはICEの燃費改善よりもEV/PHVの開発に注力した方がよりNEVクレジットを増加させることが可能になる。そのため2017年9月にFordと衆泰汽車(Zotye)も合弁することを発表した。クレジット政策以外には、工信部は内燃機関車の製造を禁止するスケジュールの検討も行っており、上海汽車、GEELYなどのメーカーはEV/PHEV以外に、FCVの開発も積極的に進めている。
  • 中国が新エネ車を推し進める本来の意図は、自動車産業そのものに限らず、国家技術戦略として動力電池の国産化、基幹産業の育成にあるとみられる。EVのコア部材である動力電池は国家プロジェクトとして政府が育成し、電池メーカーは研究開発、設備投資に膨大な支援金を受けている。外資系企業を排除するため、WhiteListの実施によりローカル電池メーカーを先行させ、量産実績を作らせた。一方、国家プロジェクトの863計画でも、開発支援金の名目で中国企業の技術開発を加速させた。海外メーカーに追い付くための時間を稼ぎ出すと同時に、市場での実績も生み出した。結果、CATLはすでに日産、BMW、VWなどのグローバルメーカー向けに製品を出荷出できるまで成長した。今後は中国市場に限らず、グローバル市場戦略の一環として、海外市場への進出も視野に入れており、生き残るのは数社といわれる動力電池市場での競争力を高めていく。
  • また、この動向は動力電池に限らず、モーターなどの機電部材においても同様である。OBC、DCDC、インバーターといった部品も現地メーカーの参入が活発であり、自動車産業の発展とともにティア1メーカーが成長していく。より高い航続距離を狙った車種の開発には、既存ICEのプラットフォームではなく、電動車専用のプラットフォームの開発、高電圧プラットフォームの開発、より省スペース、コスト低減のため、機電一体化ユニットの導入も検討されている。中国ローカルだけではなく、ドイツの設計会社、シリコンバレーの設計会社への開発委託も頻繁に行われている。
  • ただし、2020年には新エネ車向けの補助金がなくなることから、今後に対する不安も広がりつつある。補助金に取って代わる政策の実施、普及に伴う新たな課題も生じるが、大規模導入される市場に向けて、本当に売れる車を作る必要性があり、市場での競争力を高めなければならない。グローバル市場での競争力を付けるため、中国の自動車メーカーはどのような戦略を打ち出すか?これに対して、外資系自動車メーカーはどのように中国市場に立ち向かうのか?ポスト補助金の市場にどのような変化が生じるのかを究明する。
  • 2030年には、乗用車全体の40%が新エネルギーとなることも不可能ではない。中国国内販売に限らず、「一帯一路」戦略に合わせて周辺国への進出も視野に入れており、「自動車強国」に向けて前進している。普及に伴うエネルギー供給問題、中国に限らずグローバル市場における充電インフラの規格化、標準化の動向も合わせて調査し、有意義なデータを提供することを目的にする。
−調査対象企業/団体−
A. 充電インフラ関連運営メーカー青島特來電新能源(TELD)、普天新能源(PTNE)、上海富電科技(Tellus Power)など
設備メーカー許継集団(Xuji Group)、国電南瑞科技(Nari Tech.)、青島特鋭コ電気(TGOOD)など
充電モジュール
メーカー
華為技術(Huawei)、中達電通(DELTA)、深圳英可瑞(INCREASE)、盛弘(Sinexcel)、科士達(KSTAR)など
関連団体EVCIPA、中電連など
B. 自動車メーカー既存メーカー上海汽車、長安汽車、北京汽車、長城汽車、吉利汽車、JAC、BYDなど
新興メーカーNIO(蔚來汽車)、Singulato(奇点汽車)、BYTON(拜騰汽車)など
C. EV用動力電池関連電池メーカーCATL、BYD、力神(Lishen Battery)、BAK、孚能科技(Farasis)、万向A123など
電池関連材料
メーカー
正極材、負極材、セパレーター、電解液などの材料メーカー
D. BMSメーカー億能電子(EPOWER)、深圳科列(Klclear)、妙益科技(Mewyeah)、均勝電子(JOYSON)など
E. モーターメーカー大洋電機(BROAD-OCEAN)、上海大郡(DAJUN TECH)、精進電動(JJE)、上海電駆動(EDRIVE)、徳洋電子(DEYANG)など
F. OBCメーカー欣鋭科技(Shinry)、富特科技(EV-TECH)、得潤電子(Deren Electronic)、中港電力(ZG-Power)、鉄城信息(Tiecheng Information)、威邁斯(V-Max)、英博尔(INPOWER)、Valeo、KOSTALなど
G. DCDCメーカー欣鋭科技(Shinry)、鉄城信息(Tiecheng Information)、富特科技(EV-TECH)、中港電力(ZG-Power)、UAES、麦格米特(Megmeet)、威邁斯(V-Max)、Valeo、KOSTALなど
H. インバーターメーカーUAES、華域電動(HUAYU)、上海奉天電子(FENGTIAN)、創駆上海、大洋電機(BROAD-OCEAN)など
I. 大学/研究機関清華大学、同済大学、北京理工大学など
J. 政府関連組織科技部、工信部、能源局、環保部、中国自動車工業会、中国汽車技術研究中心(CATARC)、有色金属研究所(Grinm)、国聯汽車動力電池研究院(Glabat)など
−調査項目(A. 市場編/インフラ編)−
I. 中国における新エネ車市場に関連する政策および今後の方向性
1. ポスト補助金の市場将来像
2. 内燃機関車の販売停止の実施可能性
3. 2018年NEV政策の導入による各自動車メーカーへの影響
4. 補助金の削減/廃止による各自動車メーカーへの影響
5. 普及に伴う電池リユース、リサイクルの対応
6. 地場系自動車メーカーの輸出、外資系自動車メーカーの内需拡大戦略
7. 中国における各自動車メーカーの新エネ車展開状況
8. 中国自動車メーカーの製造拠点一覧
9. 新エネ車販売状況
10. 自動車メーカーと動力電池メーカーの供給関係
11. 自動車メーカーとモーターメーカーの供給関係
12. 自動車メーカーとOBCメーカーの供給関係
13. 自動車メーカーとDCDCメーカーの供給関係
14. 自動車メーカーとインバーターメーカーの供給関係
II. 中国における新エネ車関連インフラの市場規模および動向
1. 世界における充電インフラの勢力図
2. 中国における充電インフラの産業構造変化
3. 中国における電力供給の事情
4. 充電インフラの市場規模現状および将来予測
5. 充電設備メーカーの参入一覧
6. 充電設備メーカーのシェア
7. 充電設備のコストトレンド
8. HPCの開発方向性
9. ワイヤレス充電の開発方向性
10. V2Gの開発方向性
11. 充電モジュールの動向
−調査項目(B. 自動車メーカー編)−
I. 地場系メーカー(計7社)
調査対象企業:
  • 上海汽車、長安汽車、北京汽車、長城汽車、吉利汽車、JAC、BYD
1. 企業概要
1) プロフィール
2) グループ内での自動車のポートフォリオ
2. 新エネ車における各グループの展開状況
1) 自動車および新エネ車関連企業の拠点分布
2) 研究開発拠点
3) 乗用車車種の展開状況
4) 新エネ車の車両タイプ別製品マトリクス
3. 自主ブランドにおける新エネ車の発展動向
1) 乗用車における販売台数推移と計画
2) 新エネ車における車種別販売台数の内訳
4. 自主ブランドにおける新エネ車の車種別供給関係および採用動向
1) 動力電池メーカーのアライアンスおよび採用動向
2) EV駆動におけるコアデバイスタイプ別採用動向(モーター、OBC、DCDC、インバーター)
5. プラットフォームの開発動向
6. コネクティッドや自動運転への取り込み
II. 外資系メーカー(計1社)
調査対象企業:
  • SOL(VWとJACの合弁会社)
1. 企業概要
2. 設立経緯
3. 投入車種動向
4. 新エネ車の開発動向
5. 他社との提携および協業状況
III. 新興自動車メーカー(計10社)
調査対象企業:
  • NIO(蔚來汽車)、Singulato(奇点汽車)、BYTON(拜騰汽車)、小鵬汽車(Xiaopeng)、雲度汽車(YUDO)、正道汽車(Zhendao)、前途汽車(QIANTU)、威馬汽車(WELTMEISTER)、愛馳汽車(AIWAYS)、零跑汽車(Leapmotor)
1. 企業概要
2. 設立経緯
3. 創業者のバックグラウンド
4. ファンドからの出資状況
5. 投入車種動向
6. 既存メーカーとの戦略の差異
7. 新エネ車の開発動向
8. 他社との提携および協業状況
−調査項目(C. 電池メーカー編)−
I. 中国における動力電池市場の現状と将来予測
1. 生産能力、参入メーカーと今後の増産計画
2. 電池材料メーカーのアライアンス動向、取り扱い製品タイプ、生産能力、供給マトリクス
3. 外資電池メーカーの増産可能性
4. 中国動力電池出荷市場予測(2017〜2020年)
5. 中国動力電池メーカー別出荷シェア(2017年)
6. 中国における主要電池関連企業の生産拠点分布、増産動向(Top20社)
II. 動力電池メーカー個別レポート(地場系計6社)
調査対象企業:
  • CATL、BYD、力神(Lishen Battery)、孚能科技(Farasis)、万向A123、BAK
1. 企業概要
1) プロフィール
2) 資本関係および動力電池関連組織
3) リチウム電池における注力製品
2. 事業背景
1) 中国における電池関連企業の拠点分布
3. 動力電池事業の展開動向
1) 動力電池関連事業の実績推移
2) 車載動力電池事業における出荷実績
4. 原材料調達/開発/生産体制
1) 原材料調達動向および安全確保体制
2) 材料メーカーとのアライアンス状況
3) 動力電池における生産能力の増強計画
5. 自動車メーカーとの提携関係
6. 今後の開発方向性
7. 主要車種別の供給一覧
−調査項目(D. 機電編)−
I. 中国における市場の現状と将来予測(モーター/OBC/DCDC/インバーター/BMS)
1. 各製品カテゴリーの市場規模および将来予測
2. 各製品カテゴリーの参入メーカー一覧および工場拠点
3. 各製品カテゴリーの主要参入メーカー動向(Top20)
4. 機電一体化の開発動向(2017〜2020年、2025年)
5. コスト、サイズ、電圧のスペックの現状および将来開発動向
II. モーター、OBC、DCDC、インバーター、BMSメーカーの個別レポート(5製品カテゴリー)
1. 製品概要
2. 各製品の市場規模現状および将来予測
3. 参入メーカー一覧
4. メーカーシェア
5. タイプ別ウェイト
6. 価格動向
7. 製品開発ロードマップ
8. 供給先アライアンス
−お問い合わせ・お申し込みについて−
調査資料名
中国における新エネ車の事業戦略、関連部材、インフラの実態調査(2019年)

頒価
A. 市場編/インフラ編:500,000円+税
B. 自動車メーカー編:1,000,000円+税
C. 電池メーカー編:500,000円+税
D. 機電編:500,000円+税

発刊日
各巻2019年02月28日(予定)

報告書体裁
A4版 ワープロタイプアップ、PDF版標準添付

ページ数
A. 市場編/インフラ編:60ページ(予定)
B. 自動車メーカー編:100ページ(予定)
C. 電池メーカー編:70ページ(予定)
D. 機電編:70ページ(予定)

担当部署
株式会社富士キメラ総研 企画部 TEL. 03-3664-5839 FAX. 03-3661-1414
北京凯美莱信息咨询有限公司 TEL. +86-10-6581-6560 FAX. +86-10-6581-1993

お申し込み方法
下記のフォームにて直接お問い合わせ、お申し込みください。
受信後、担当者より折り返しご連絡いたします。
また、必要事項をE-mail、ファクシミリにてinfo@fcr.co.jpまでお送りいただいても結構です。
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