◆マルチクライアント調査レポート:2012年09月14日発刊

2012 フレキシブル/透明/プリンテッドエレクトロニクスの将来性に関する調査

パラダイムシフトが進むプリンテッドエレクトロニクス関連技術の現状と将来
“やわらかいエレクトロニクス”“透明エレクトロニクス”のニーズを徹底調査
−調査の背景−
  • 現在、有機半導体を使った有機トランジスタの開発が活発化している。デバイス特性についてはシリコンなどの無機材料に比べて劣るものの、軽量、大面積、フレキシブル、印刷が可能などの特徴からフレキシブルで且つ、プリンタブルが可能なユニークな用途が拓けると期待されている。有機エレクトロニクスは、その用途が光関連(発光デバイス:有機ELディスプレイ、白色有機EL照明、有機半導体レーザ、有機発光トランジスタ/受光デバイス:色素増感型太陽電池、有機薄膜型太陽電池/ディスプレイ:有機TFT)、電子デバイス(トランジスタ)、電子ペーパー、キャパシタ、アクチュエータ、センサ等が有望視されている。
  • それほど遠くない未来には、有機エレクトロニクス関連市場は大きく飛躍する可能性を十分に秘めており、応用アプリケーションも多岐に渡って開発されていくことが予測されている。また、有機エレクトロニクスと共に発展が期待されている酸化物エレクトロニクス技術との技術的/ターゲットとしての競合/棲み分けは今後のデバイス開発における大きなポイントとなってくる。
  • 携帯電話/スマートフォン向けを中心に市場を拡大させているAMOLEDは、自発光である特性を活かす為に、フレキシブル化・透明化が用途拡大に不可欠であると考えられている。「割れにくいディスプレイ」「柔らかいディスプレイ」「透明なディスプレイ」によって、軽量化・デザイン性が飛躍的に向上されると共に窓ガラス兼用ディスプレイ(照明)などの新用途開拓が期待されており、フィルム/プラスチック基板の適応、有機TFT・酸化物TFTの開発、材料・装置・製造プロセスを含めた改良が進められている。
  • AMOLEDの大型化は、既存のLTPS TFTでは、量産設備が第4世代までしか対応されておらず、LTPS TFTを用いた大型OLEDの開発は難しいと考えられ、それに代わる新規デバイスの採用が必要となる。さらに、透明化可能な酸化物TFTは、開口率向上に繋がり、OLED以外のディスプレイデバイスでのニーズも高い。
  • 現在、LCD用バックプレーン基板として、a-SiTFT、LTPS TFTが中心となっているものの、次世代の「4k2kパネル」での120Hz駆動は既存のa-SiTFTでは困難であり、移動度の改善が求められる。また、電子書籍端末をターゲットに注目を集めたEPDは、紙の代替化を目標としており、バックプレーン技術の改善などフレキシブル化に向けた取り組みが行なわれている。
  • 現在FPD市場に於いて低価格化競争が熾烈になっており、価格競争力の高い韓国/台湾メーカーが高い占有率を持つ。「フレキシブルディスプレイ」「透明ディスプレイ」は、強力なコンペチターが存在する市場で日本勢の技術的なメリットを最も引き出す先端技術として期待され、各ディスプレイデバイスに適応可能性を持つ酸化物TFT・有機TFTの実用化のニーズは高まりをみせている。
  • 有機半導体/透明酸化物半導体開発は“フレキシブル・プリンタブル”を実現するためには必須となることから、近年大きな注目を浴びている技術と言える。トランジスタ材料、プロセスが開発されれば、製造工程の大幅な短縮をもたらし、これまでのデバイス製造にかつて無いほどのインパクトをもたらすものと考えられる。
  • 本調査では、各参入メーカーの技術ロードマップ、ターゲットアプリケーション、開発体制などを把握すると同時に、潜在ユーザーのニーズを把握することで、有機エレクトロニクス/酸化物エレクトロニクスの開発の方向性を明確化することを目的とした。
−調査目的−
  • 本調査では、各参入メーカーの技術ロードマップ、ターゲットアプリケーション、開発体制などを把握すると同時に、潜在ユーザーのニーズを把握することで、有機エレクトロニクスの開発の方向性を明確化することを目的とした。
−調査対象−
デバイス
1. LCD
2. AMOLED
3. EPD
4. OLED Lighting
5. 有機LD/LED
6. 色素増感型太陽電池
7. 有機太陽電池
8. キャパシタ
9. RFIDタグ
10. 有機半導体
11. 透明酸化物半導体
12. センサ
13. アクチュエータ
14. その他有望デバイス
材料/装置
1. 酸化物TFT材料(ZnO/IGZOなど)
2. 有機TFT材料(ペンタセンなど)
3. 電極/配線材料(Al/Mo/ITOなど)
4. 基板(ガラス/プラスチック)
5. 装置
6. その他有望材料/装置
−目次−
1. 総括(1)
1.1 フレキシブル/透明/プリンテッドエレクトロニクスに対する総合評価(2)
1.2 フレキシブル/透明/プリンテッドエレクトロニクス参入企業動向(7)
1.3 フレキシブル/透明/プリンテッドエレクトロニクスを実現する材料動向(9)
1.4 フレキシブル/プリンテッドエレクトロニクスを実現する印刷技術動向(11)
1.5 フレキシブル基板動向(22)
1.6 フレキシブルデバイスニーズ分析(24)
2. フレキシブル/透明/プリンテッドエレクトロニクス市場動向(25)
2.1 フレキシブルエレクトロニクス市場規模推移・予測(26)
2.2 透明エレクトロニクス市場規模推移・予測(31)
2.3 プリンテッドエレクトロニクス市場規模推移・予測(35)
2.4 有機TFTアレイ市場規模推移・予測(40)
3. デバイスタイプ別市場動向(42)
3.1 LCD(43)
3.2 有機ELディスプレイ(50)
3.3 電子ペーパー(59)
3.4 有機EL照明(65)
3.5 有機半導体レーザ(有機LD)(73)
3.6 有機薄膜太陽電池(77)
3.7 色素増感太陽電池(84)
3.8 電気二重層キャパシタ(93)
3.9 RFIDインレット(100)
3.10 プリント配線板(リジット基板)(106)
3.11 プリント配線板(フレキシブル基板)(113)
3.12 センサ(119)
3.13 有機メモリ(124)
3.14 薄膜二次電池(127)
4. メーカー事例(31社)(133)
−お問い合わせ・お申し込みについて−
調査資料名
2012 フレキシブル/透明/プリンテッドエレクトロニクスの将来性に関する調査

頒価
330,000円(税抜 300,000円)

発刊日
2012年09月14日

報告書体裁
ファイル綴り報告書

ページ数
229ページ

担当部署
株式会社富士キメラ総研 第一研究開発部門
TEL. 03-3241-3490 FAX. 03-3241-3491

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