◆市場調査レポート:2012年04月25日発刊

デジタルAV機器市場マーケティング調査要覧(2012年版)

デジタルAV機器/関連製品の世界市場、注目の新興国マーケット需要動向調査(中国/ブラジル/インド/ロシア…)
−調査の背景−
  • 2011年、地上デジタル放送移行による特需が過ぎ去ったと同時に、家電の主力製品であったTVの需要は著しく低下し、国内メーカーでは経営の見直しが迫られている。
  • その一方、韓国メーカー、台湾メーカーの勢いが加速し、世界市場では更に競争が激化している。その背景には、EMS/ODMメーカーの生産能力が向上し、価格競争に一石を投じていることが挙げられる。TVの他、タブレット端末、携帯電話/スマートフォン、PCといった多くの製品が、EMS/ODMの拡大によって業界構造を変貌させようとしている。それは、需要先が先進国のみならず、発展途上国にまで全世界で需要が拡大していくと同時にコモディティ化が進んでいることを裏付けている。
  • 今後のデジタルAV機器に対する需要について、注目されるのは機器間の連携、アプリケーションの利活用である。FacebookやTwitter、YouTube、オンラインゲーム等、情報共有、双方向でのやりとりを可能にしたアプリケーション/サービスが普及しており、これらアプリケーション/サービスに対応した製品の投入により、製品コモディティ化への打開が図られると共に、AV機器の新しい利用のされ方も進んでいく見通しである。
  • 世界市場では、先進国を中心にそういったニーズがある一方、発展途上国では低価格製品に対する需要が高い。価格重視の低スペックモデルへの需要が高まるといった方向性とネットワーク接続、アプリ利用や映像/音響の高品質化等、品質重視の高スペックモデルの需要といった方向性に、需要の二極化が更に進んでいくと見られる。
  • 日本国内市場においては地上デジタル放送移行後のマーケット動向として、薄型TV購入後のユーザーを狙った商品展開がされると同時に、東日本大震災によって市場環境は大きく変動し、省エネ/節電に向けた製品開発も鍵となる等、デジタルAV機器の製品化にも変化が訪れてきている。
  • 当調査レポートでは、コンシューマ向けAV機器/関連製品において、世界/国内市場の市場動向を把握するとともに、製品化のトレンド、注目デバイスの採用状況、関連サービスとの親和性/利用動向に着目し、デジタルAV機器/関連製品市場が進む次のステップを探索し、各参入企業の今後の製品開発・販売戦略立案における有益なマーケティングデータの提供を目的に制作したものである。
  • 当調査レポートが、参入企業各社の今後の製品開発・販売戦略立案における有益なマーケティングデータとして、その一助となれば幸いである。
−調査目的−
  • 当調査資料はコンシューマAV機器及び、情報通信機器について国内/世界の市場規模の算出及び参入企業動向、需要先として注目される新興国のトレンド、製品機能トレンド、ネットワーク化動向、主要デバイス動向等を明らかにすることにより、各参入企業の今後の製品開発・販売戦略立案における有益なマーケティングデータの提供を目的に制作した。
−調査対象製品−
デジタルAV機器及び情報通信機器の40品目について対象とし、A〜Gまでの7カテゴリーに分類し調査した。また、網掛けの34品目については世界市場動向も調査した。
カテゴリー品目




A
V

A. テレビ/ディスプレイ8品目液晶TVPDP-TV有機EL-TV録画TV・BD/DVD内蔵TVインターネット対応TVホームプロジェクターポケットプロジェクターヘッドマウントディスプレイ
B. レコーダー/プレーヤー7品目Blu-ray DiscレコーダーBlu-ray DiscプレーヤーDVDレコーダー/プレーヤー、外付けHDD、ネットワークメディアプレーヤー、CATV-STB、IP-STB
C. ポータブル機器5品目デジタルオーディオプレーヤーポータブルメディアプレーヤー、ポータブルBD/DVDプレーヤー、ポータブルワンセグTV、ヘッドフォン
D. カメラ/表示機器5品目デジタルビデオカメラデジタルスチルカメラデジタル一眼レフカメラミラーレス一眼カメラデジタルフォトフレーム
E. オーディオ6品目パッケージシステム一体型サラウンドシステムスピーカーアンプシステムコンポアクティブスピーカー





F. エンターテインメント/情報機器5品目携帯電話端末(フィーチャーフォン/スマートフォン)タブレット端末家庭用ゲーム機(据置型/携帯型)PC電子書籍端末
G. 車載機器4品目カーナビゲーションシステムPNDカーオーディオリアシートエンターテインメントシステム
上記主要AV機器に加えて、関連する主要デバイス10品目(世界市場)についても調査を行った。
カテゴリー品目
主要デバイス10品目有機EL(AM-OLED)、LEDバックライト、HDMIチップ、内蔵ストレージ、タッチパネル、Bluetoothチップ、無線LANチップ、GPSチップ/モジュール、リチウムイオン電池、NFCチップ
−目次−
I. 総括編(1)
1. デジタルAV機器市場総括(3)
2. デジタルAV機器エリア別/国別市場動向(5)
1) エリア別世界市場規模推移(数量:2010年実績〜2016年予測)(5)
2) エリア別市場動向(7)
3) 主要国におけるデジタルAV機器市場規模(数量:2011年実績)(15)
4) 注目エリア/国別の市場動向(23)
3. 製品カテゴリ別市場動向(世界/国内)(27)
4. デジタルAV機器を取り巻く環境と考察(43)
1) デジタルAV機器市場に影響を与える環境要因(43)
2) 地上デジタル放送(45)
3) 次世代TV(51)
4) スマート端末(スマートフォン/タブレット端末)(63)
5. 注目機能/デバイス搭載率から見る製品化動向(67)
1) 注目機能/デバイス総括(67)
2) 注目機能/デバイス一覧(68)
6. 省エネルギー/エコビジネスへの取り組み状況(73)
1) カテゴリー別省エネ化動向(73)
2) 製品別消費電力と省エネ/エコ化動向(75)
7. デジタルコンバージェンス動向(79)
1) デジタルコンバージェンス化の方向性(79)
2) 調査対象40製品のサブ機能搭載状況一覧(2012年3月末時点)(80)
8. ネットワークサービス動向(81)
9. 注目デバイスの製品別採用状況有望度(85)
1) 総括(85)
2) デバイス採用ポイント(86)
3) 需要先別採用比率(87)
4) 高有望度のアプリケーション(88)
10. 平均成長率ランキング(数量:2011年〜2016年)(89)
1) 世界市場(89)
2) 国内市場(90)
II. 集計編(91)
1. 主要デジタルAV機器の世界市場規模推移(数量:2010年実績〜2016年予測)(93)
2. 品目別国内市場規模推移(数量/金額:2010年実績〜2016年予測)(101)
3. 主要デジタルAV機器の世界市場メーカーシェア(数量:2011年実績)(106)
4. 品目別国内市場メーカーシェア(数量/金額:2011年実績)(109)
5. 注目デバイスの世界市場規模推移(数量/金額:2010年実績〜2016年予測)(115)
6. 注目デバイスの世界市場メーカーシェア(数量/金額:2011年実績)(116)
III. 個別品目編(119)
A. テレビ/ディスプレイ(121)
A-1. 液晶TV(122)
A-2. PDP-TV(126)
A-3. 有機EL-TV(130)
A-4. 録画TV・BD/DVD内蔵TV(134)
A-5. インターネット対応TV(138)
A-6. ホームプロジェクター(142)
A-7. ポケットプロジェクター(146)
A-8. ヘッドマウントディスプレイ(150)
B. レコーダー/プレーヤー(155)
B-1. Blu-ray Discレコーダー(156)
B-2. Blu-ray Discプレーヤー(160)
B-3. DVDレコーダー/プレーヤー(164)
B-4. 外付けHDD(168)
B-5. ネットワークメディアプレーヤー(170)
B-6. CATV-STB(172)
B-7. IP-STB(174)
C. ポータブル機器(177)
C-1. デジタルオーディオプレーヤー(178)
C-2. ポータブルメディアプレーヤー(182)
C-3. ポータブルBD/DVDプレーヤー(186)
C-4. ポータブルワンセグTV(188)
C-5. ヘッドフォン(190)
D. カメラ/表示機器(195)
D-1. デジタルビデオカメラ(196)
D-2. デジタルスチルカメラ(200)
D-3. デジタル一眼レフカメラ(204)
D-4. ミラーレス一眼カメラ(208)
D-5. デジタルフォトフレーム(212)
E. オーディオ(217)
E-1. パッケージシステム(218)
E-2. 一体型サラウンドシステム(222)
E-3. スピーカー(226)
E-4. アンプ(230)
E-5. システムコンポ(234)
E-6. アクティブスピーカー(238)
F. エンターテインメント/情報機器(243)
F-1. 携帯電話端末(フィーチャーフォン/スマートフォン)(244)
F-2. タブレット端末(248)
F-3. 家庭用ゲーム機(据置型/携帯型)(252)
F-4. PC(256)
F-5. 電子書籍端末(260)
G. 車載機器(265)
G-1. カーナビゲーションシステム(266)
G-2. PND(270)
G-3. カーオーディオ(274)
G-4. リアシートエンターテインメントシステム(278)
IV. デジタルAV機器/関連機器主要デバイス編(283)
1. 有機EL(285)
2. LEDバックライト(287)
3. HDMIチップ(289)
4. 内蔵ストレージ(291)
5. タッチパネル(293)
6. Bluetoothチップ(295)
7. 無線LANチップ(297)
8. GPSチップ/モジュール(299)
9. リチウムイオン電池(301)
10. NFCチップ(303)
−お問い合わせ・お申し込みについて−
調査資料名
デジタルAV機器市場マーケティング調査要覧(2012年版)

頒価
106,700円(税抜 97,000円)

発刊日
2012年04月25日

報告書体裁
A4版 原本コピー簡易製本

ページ数
304ページ

担当部署
株式会社富士キメラ総研 第二研究開発部門
TEL. 03-3241-3490 FAX. 03-3241-3491

「集計ファイル」は「集計編」データ(エクセル形式)となります。
お申し込み方法
下記のフォームにて直接お問い合わせ、お申し込みください。
受信後、担当者より折り返しご連絡いたします。
また、必要事項をE-mail、ファクシミリにてinfo@fcr.co.jpまでお送りいただいても結構です。
お申し込み後の処理フローは“市場調査レポートのお申し込みについて”のページでご確認ください。


E-mailお申し込み書

お問い合わせ・お申し込み内容
このレポートについて詳細な説明を受けたい
このレポートに類似した内容について市場調査の依頼を検討している
このレポートの見積を依頼する
このレポートの購入を希望する

PDFセットがあります(市場調査レポートをPDF化したものです。単品でのご購入はできません)
    PDFセットでの購入を希望する
      頒価 117,700円(税抜 107,000円)

PDF・集計ファイルセットがあります(PDFと集計データのセットです。単品でのご購入はできません)
    PDF・集計ファイルセットでの購入を希望する
      頒価 128,700円(税抜 117,000円)

ネットワークパッケージ版があります(ネットワークパッケージ版の詳細について
    ネットワークパッケージ版の購入を希望する
      頒価 213,400円(税抜 194,000円)
    ネットワークパッケージ版をご購入いただく際は、『利用約款(新しいウィンドウもしくはタブで開きます)』をご確認の上、ご同意いただける場合のみ、以下の入力欄にチェックを入れてください。
    知財管理/購買調達を主たる業務とする企業/部署のご担当者様は、ネットワークパッケージ版を実際にご利用いただく企業名/部署名/所在地などの詳細情報を通信欄にご記入ください。
    『ネットワークパッケージ版の利用約款』に同意する (ネットワークパッケージ版のご購入時のみ必須)

お名前 (必須)
御社名 (必須)
ご所属 (必須)
ご役職
ご所在地 郵便番号(必須)
電話番号 (メール、電話どちらか必須)
FAX
電子メール (メール、電話どちらか必須)
富士キメラ総研担当者
お支払い予定日
お支払い規定
通信欄
ご入力いただいた個人情報はお申し込み・お問い合わせへのご対応に利用させていただきます。
市場調査レポートのご購入・お問い合わせに際して取得する個人情報のお取り扱いについて(新しいウィンドウもしくはタブで開きます)』の内容をご確認の上、ご同意いただける場合のみ、以下の入力欄にチェックを入れてください。
『市場調査レポートのご購入・お問い合わせに際して取得する個人情報のお取り扱いについて』に同意する (必須)
簡単入力機能 入力内容を保存する  
チェックをつけるとフォームの内容が保存され次回以降の入力が簡単になります。


ページトップ