◆市場調査レポート:2023年01月12日発刊

AR/VR関連市場の将来展望 2023

メタバース/人間拡張/ポストスマートフォンを実現する次世代技術AR/VR関連市場の最新調査
−はじめに−
  • 2020年7月に作成した前回版「AR/VR関連市場の将来展望 2020」の予測と比較して、2022年の市場は、スマートグラス市場が下方修正、HMD市場は上方修正の市場となる見込みである。前者は、スマートフォン接続型製品や大手ITベンダー各社の新製品投入の遅れによる市場停滞、後者はスタンドアロン型の低価格化により、想定以上の市場拡大が進んだ。
  • HMD市場は、2023年でソニー・インタラクティブエンターテインメントやApple、Meta Platformsなどの新製品投入が見込まれており、さらなる成長が進むとみられる。また、ビデオシースルーを利用したMR対応製品も増加すると予測される。一方で、スマートグラス関連市場は、技術的な進展が当初計画されていたロードマップよりも遅れていることから、市場本格化のタイミングは2027年ごろまで先送りされるとみられる。
  • HMD、スマートグラス共にデバイスとしての技術進化の余地は大きい。ディスプレイの解像度向上や小型化、レンズ/導光板の視野角向上と薄型・軽量化、CPUの処理能力向上と低消費電力化、センシング精度/認識率の向上、触角を中心とした5感体感デバイス搭載、ワイヤレス接続・給電など各種デバイスの進化が進むとみられる。HMDは2025年、MRスマートグラスは2027年頃に市場本格化を促す製品性能に達すると予測される。
  • メタバースやデジタルツインを採用したソリューションが増加している。BtoCでは仮想空間ソーシャルプラットフォームとして、BtoBではシミュレーションの場としての採用が進んでいる。今後のAR/VR市場拡大のキラーアプリケーションとして成長に期待が寄せられており、各モバイルキャリアやITクラウンドベンダーなどを中心に同プラットフォームの作成や採用に各社注力している。
  • BtoBtoCソリューションでは、COVID-19感染拡大で世界的にはAR/VRなどを活用したショッピング市場が大きく成長した。日本は出遅れている感があり、まだ認知度が低い点や大手企業の参入がさほど進んでいないことが要因であると考えられるが、製品技術の革新やキラーアプリケーションの増加により今後の伸長が期待されている。
  • 本市場調査資料は、AR/VR関連機器や採用デバイスといったハードウェア、BtoC/BtoB向けのコンテンツやソリューションまで幅広くAR/VR業界を捉えた。現状では市場規模は小さいが、課題点や今後のロードマップ、市場拡大タイミングや規模など中長期の予測を中心にまとめている。これら現状と将来展望を明らかにすることで、関係各位が今後の事業戦略を立案・展開されるにあたり、本市場調査資料を役立てていただくことを切に望む。
−調査目的−
  • 今後の市場拡大が期待されているAR/VR関連市場をAR/VR表示機器、AR/VR関連・周辺機器、AR/VR表示関連デバイス、センサー/フィードバックデバイス、BtoC向けコンテンツ、BtoB/BtoBtoC向けソリューションに区分けするとともに、主要企業の事業戦略を調査分析することで、関連する事業戦略策定のための基礎データ提供を目的とした。
−調査対象−
調査対象品目
調査対象カテゴリー品目数調査対象品目
AR/VR表示機器6品目接続型HMD、スタンドアロン型HMD、ARスマートグラス、MRスマートグラス、ヘッドアップディスプレイ(HUD)、スマートコンタクトレンズ
AR/VR関連・周辺機器3品目スマートフォン、PC、ゲーム機
AR/VR表示関連デバイス13品目LCD/OLEDディスプレイ、マイクロディスプレイ(マイクロOLED/MEMS/マイクロLCD)、マイクロLEDディスプレイ、HMD用光学レンズ、レンズ/導光板用高屈折樹脂、スマートグラス用導光板、回折光学素子/ホログラム光学素子材料、導光板用高屈折ガラス基板、HUD用中間膜、透明スクリーン、透明ディスプレイパネル、空中ディスプレイ用光学素子、CPU/GPU
センサー/
フィードバックデバイス
8品目モーショントラッキングセンサー、エリアイメージセンサー(ローリング)、エリアイメージセンサー(グローバル)、ToFセンサー、超音波センサー、脳波センサー、高感度ハプティクス用アクチュエータ、空中ハプティクスデバイス
BtoC向けコンテンツ2品目ゲームコンテンツ、映像コンテンツ/映像配信
BtoB/BtoBtoC向け
ソリューション
6品目ARショッピング、VRショッピング、VR会議/オフィス、VRシミュレーション/トレーニング、AR作業支援、MR作業支援
合計38品目
−調査項目−
AR/VR表示機器
1. 製品概要・定義
2. 主要構成デバイス
3. 主要参入メーカーと製品スペック
4. 市場動向
5. 価格動向
6. メーカー動向
7. BtoB/BtoC採用業界・用途
8. 技術ロードマップ
AR/VR関連・周辺機器
1. 製品概要・定義
2. AR/VR採用方法
3. 主要構成デバイスAR/VR対応品のスペック
4. 市場規模推移・動向
5. 価格動向
6. メーカーシェア
7. 参入メーカーのAR/VR関連事業
AR/VR表示関連デバイス
1. 製品概要・定義
2. 主要構成部材動向
3. 主要参入メーカーと製品スペック
4. AR/VR機器向け市場動向
5. 価格動向
6. メーカー動向
7. 技術ロードマップ
センサー/フィードバックデバイス
1. 製品概要・定義
2. 主要構成部材動向
3. 主要参入メーカーと製品スペック
4. 市場動向
5. 価格動向
6. メーカー動向
7. 技術ロードマップ
BtoC向けコンテンツ
1. 業界概要・定義
2. AR/VRコンテンツの特徴
3. 採用表示機器
4. 市場動向
5. 価格動向
6. 表示機器への性能要求点
7. 普及のための製品/サービスの課題
8. 参入企業一覧
9. 主要企業のAR/VR関連事業動向
BtoB/BtoBtoC向けソリューション
1. 業界概要・定義
2. サービス/ソリューション構成例
3. 採用表示機器
4. 採用業界/用途
5. 主要ユーザー事例
6. 市場動向
7. 価格動向
8. 表示機器への性能要求点
9. 普及のための製品/サービスの課題
10. 参入企業一覧
11. 主要企業のAR/VR関連事業動向
−目次−
1.0 総括(1)
1.1 AR/VR市場の展望(3)
1.2 AR/VR表示機器市場総括(5)
1.3 AR/VR表示機器への性能要求と技術ロードマップ(8)
1.4 透過/空中表示機器市場総括(14)
1.5 ディスプレイ/光学デバイス関連市場総括(19)
1.6 センサー/入力デバイス関連市場総括(26)
1.7 聴覚・触覚・嗅覚・味覚のAR/VR向け技術動向(31)
1.8 BtoC向けコンテンツ市場総括(40)
1.9 BtoB/BtoBtoC向けソリューション市場総括(42)
1.10 メタバース×NFTの概要と取り組み事例(45)
1.11 通信キャリアのAR/VR戦略(49)
1.12 米国大手ITベンダーの動向(56)
1.13 主要業界のソリューション導入状況(62)
2.0 AR/VR表示機器(71)
2.1 接続型HMD(73)
2.2 スタンドアロン型HMD(81)
2.3 ARスマートグラス(89)
2.4 MRスマートグラス(96)
2.5 ヘッドアップディスプレイ(HUD)(102)
2.6 スマートコンタクトレンズ(107)
3.0 AR/VR関連・周辺機器(111)
3.1 スマートフォン(113)
3.2 PC(117)
3.3 ゲーム機(120)
4.0 AR/VR表示関連デバイス(123)
4.1 LCD/OLEDディスプレイ(125)
4.2 マイクロディスプレイ(マイクロOLED/MEMS/
  マイクロLCD)(131)
4.3 マイクロLEDディスプレイ(138)
4.4 HMD用光学レンズ(143)
4.5 レンズ/導光板用高屈折樹脂(148)
4.6 スマートグラス用導光板(152)
4.7 回折光学素子/ホログラム光学素子材料(156)
4.8 導光板用高屈折ガラス基板(160)
4.9 HUD用中間膜(164)
4.10 透明スクリーン(168)
4.11 透明ディスプレイパネル(172)
4.12 空中ディスプレイ用光学素子(177)
4.13 CPU/GPU(182)
5.0 センサー/フィードバックデバイス(187)
5.1 モーショントラッキングセンサー(189)
5.2 エリアイメージセンサー(ローリング)(193)
5.3 エリアイメージセンサー(グローバル)(197)
5.4 ToFセンサー(201)
5.5 超音波センサー(205)
5.6 脳波センサー(209)
5.7 高感度ハプティクス用アクチュエータ(213)
5.8 空中ハプティクスデバイス(217)
6.0 BtoC向けコンテンツ(221)
6.1 ゲームコンテンツ(223)
6.2 映像コンテンツ/映像配信(230)
7.0 BtoB/BtoBtoC向けソリューション(235)
7.1 ARショッピング(237)
7.2 VRショッピング(243)
7.3 VR会議/オフィス(247)
7.4 VRシミュレーション/トレーニング(252)
7.5 AR作業支援(262)
7.6 MR作業支援(267)
−お問い合わせ・お申し込みについて−
調査資料名
AR/VR関連市場の将来展望 2023

総額
198,000円(税抜 180,000円)

発刊日
2023年01月12日

報告書体裁
書籍(A4)

ページ数
272ページ

担当部署
株式会社富士キメラ総研 第二部
TEL. 03-3241-3490 FAX. 03-3241-3491

ISBNコード
ISBN978-4-89443-987-0

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