◆市場調査レポート:2017年10月13日発刊

2017 ディスプレイ関連市場の現状と将来展望(下巻)

ディスプレイ、アプリケーション、部品材料の世界市場、次世代技術/関連部材を徹底調査
下巻:部品材料編
−はじめに−
  • ディスプレイ市場では、LCDの主用途であるTVの出荷数量が伸び悩んでおり、TVの大画面化や大型サイネージの拡販などにより、パネル出荷面積の維持・拡大を狙う方向性にあり、G10.5のラインをBOEを筆頭とした中国パネルメーカーが計画している。このため、LCD材料メーカーは新規ライン向けの技術サポートを提供し、受注を目指すことで業績の拡大を図っている。
  • 日系パネルメーカーや材料メーカーの主戦場であるスマートフォン市場では、LCDからAMOLEDへの採用切り替えが注目を集めている。後発メーカーがAMOLED採用に追随すると予測され、材料市場も高成長が期待される。
  • タッチパネル市場では薄型化、軽量化に有利かつサプライチェーンを簡素化できるオンセル・インセルの採用が増加している。これまでスマートフォン全機種でインセルを採用してきたAppleが2017年に1機種でAMOLEDアウトセルを採用した。このため、インセル・オンセルメーカーが中国スマートフォンメーカーなどへの拡大を強化し、LCDアウトセルタッチパネルメーカーは苦戦を強いられている。
  • 今後のディスプレイ関連部材市場としては、スマートフォンでAMOLEDの採用が増加するに伴い、OLED関連部材が大きく成長する見通しである。LCD関連部材、タッチパネル関連部材は成熟期を迎えているが、「広色域」「薄型化」「自動車関連、産業用向けの高付加価値化」の開発が現在も進められている。また、当該分野の成長率鈍化を受けて多角化への取り組みも行われている。
  • 上記の市場環境を踏まえ、弊社では、本調査資料「2017ディスプレイ関連市場の現状と将来展望(下巻)」において「LCD・OLED共通関連部材」「LCD関連部材」「OLED関連部材」「タッチパネル関連部材」を調査対象とし、最新の市場動向を把握した上で2022年までの将来予測を行った。
  • 本調査資料は『液晶関連市場の現状と将来展望』として初版の刊行以来、26年目を迎える。その間、2012年には調査範囲の拡大に伴い『ディスプレイ関連市場の現状と将来展望』と改題した。2017年版では「ディスプレイデバイス」「タッチパネル」「アプリケーション機器」を対象とした上巻、「LCD・OLED共通関連部材」「LCD関連部材」「OLED関連部材」「タッチパネル関連部材」を対象とした下巻の2分冊で構成した。
  • 年間10兆円以上の規模を持つディスプレイ関連市場と最新トピックスを網羅するデータベースである本調査資料は、ディスプレイ関連市場に携わる各位にとって、今後の戦略立案の上で大いに参考にしていただける内容になったと確信している。関連企業各方面で広くご活用いただければ幸いである。
−調査目的−
  • 上巻では「ディスプレイデバイス市場」「タッチパネル市場」「アプリケーション機器市場」を網羅的に調査し、最新の市場動向をまとめたデータベースの提供を目的とした。
  • 下巻では「LCD・OLED共通関連部材」「LCD関連部材」「OLED関連部材」「タッチパネル関連部材」を網羅的に調査し、最新の市場動向をまとめたデータベースの提供を目的とした。
−調査対象−
調査対象品目
LCD・OLED共通関連部材8品目ガラス基板、フォトレジスト、カラーフィルター、カラーレジスト、ブラックレジスト・ブラックカラムスペーサー、透明電極用ターゲット材、メタル系ターゲット材、ハードコート剤
LCD関連部材19品目オーバーコート剤、フォトスペーサー、配向膜材料、液晶材料、シール剤、偏光板、偏光板保護フィルム、表面処理フィルム、プロテクトフィルム、TV用バックライトユニット、中小型バックライトユニット、拡散板・導光板材料(シート)、導光板材料(射出成形用)、拡散シート、プリズムシート・マイクロレンズシート・輝度向上フィルム、反射シート、量子ドットシート、白色LED、拡散ビーズ
OLED関連部材9品目円偏光板(OLED用)、円偏光板保護フィルム(OLED用)、ポリイミドワニス/フィルム(OLED用)、低分子発光材料(EML)、正孔注入材料(HIL)、正孔輸送材料(HTL)、電子輸送材料(ETL)、高分子発光材料、封止材(OLED用)
タッチパネル関連部材8品目カバーガラス(元板)、ハードコートフィルム・IMフィルム、インデックスマッチングコート剤、ITOフィルム、メタルメッシュフィルム、OCA、OCR、導電性Agペースト
−調査項目−
1. 製品概要・定義
1) 対象製品の定義
2) 基本特性
3) 出荷形態
2. 業界構造
3. 市場動向
1) 市場規模推移・予測(2015年実績〜2022年予測)
2) タイプ別市場動向
3) 市場概況
4. 価格動向(2017年Q3時点)
5. 参入メーカー一覧および拠点情報
6. メーカーシェア(2016年実績・2017年見込)
7. 地域別生産動向(2016年実績・2017年見込)
8. 納入関係(2017年Q3時点)
9. 業界動向
−目次−
1.0 総括(1)
1.1 ディスプレイ関連部品材料世界市場(3)
1.2 将来性分析(4)
1.3 参考データ(ディスプレイデバイス・タッチパネル市場)(5)
1.3.1 ディスプレイデバイス・タッチパネル世界市場・市場概況(5)
1.3.2 ディスプレイデバイス・タッチパネルタイプ別市場規模推移・予測(7)
1.3.3 静電容量式タッチパネルタイプ別市場規模推移・予測(10)
2.0 製造フローと材料需要(11)
2.1 a-Si TFT(TV)(13)
2.2 大型AMOLED(TV)(20)
2.3 中小型AMOLED(リジッド)(23)
2.4 中小型AMOLED(フレキシブル)(26)
2.5 タッチパネル(フィルムセンサー・インセル)(29)
3.0 業界動向(33)
3.1 フレキシブルAMOLED関連部材・プロセスの開発動向(35)
3.2 薄型ディスプレイに向けた部材開発の動向(39)
3.3 広色域化技術・部材開発の動向(45)
3.4 偏光板業界注目動向(50)
3.5 コストダウン・低コストプロセスの動向(52)
3.6 多角化動向(58)
4.0 集計(63)
4.1 LCD・OLED共通関連部材(65)
4.2 LCD関連部材(66)
4.3 OLED関連部材(68)
4.4 タッチパネル関連部材(69)
5.0 部品材料個票(71)
5.1 LCD・OLED共通関連部材(73)
5.1.1 ガラス基板(75)
5.1.2 フォトレジスト(81)
5.1.3 カラーフィルター(85)
5.1.4 カラーレジスト(90)
5.1.5 ブラックレジスト・ブラックカラムスペーサー(95)
5.1.6 透明電極用ターゲット材(99)
5.1.7 メタル系ターゲット材(104)
5.1.8 ハードコート剤(112)
5.2 LCD関連部材(117)
5.2.1 オーバーコート剤(119)
5.2.2 フォトスペーサー(123)
5.2.3 配向膜材料(127)
5.2.4 液晶材料(131)
5.2.5 シール剤(136)
5.2.6 偏光板(140)
5.2.7 偏光板保護フィルム(148)
5.2.8 表面処理フィルム(154)
5.2.9 プロテクトフィルム(159)
5.2.10 TV用バックライトユニット(163)
5.2.11 中小型バックライトユニット(168)
5.2.12 拡散板・導光板材料(シート)(172)
5.2.13 導光板材料(射出成形用)(175)
5.2.14 拡散シート(181)
5.2.15 プリズムシート・マイクロレンズシート・輝度向上フィルム(185)
5.2.16 反射シート(188)
5.2.17 量子ドットシート(192)
5.2.18 白色LED(197)
5.2.19 拡散ビーズ(203)
5.3 OLED関連部材(207)
5.3.1 円偏光板(OLED用)(209)
5.3.2 円偏光板保護フィルム(OLED用)(213)
5.3.3 ポリイミドワニス/フィルム(OLED用)(217)
5.3.4 低分子発光材料(EML)(222)
5.3.5 正孔注入材料(HIL)(228)
5.3.6 正孔輸送材料(HTL)(232)
5.3.7 電子輸送材料(ETL)(236)
5.3.8 高分子発光材料(240)
5.3.9 封止材(OLED用)(243)
5.4 タッチパネル関連部材(249)
5.4.1 カバーガラス(元板)(251)
5.4.2 ハードコートフィルム・IMフィルム(257)
5.4.3 インデックスマッチングコート剤(263)
5.4.4 ITOフィルム(267)
5.4.5 メタルメッシュフィルム(273)
5.4.6 OCA(277)
5.4.7 OCR(282)
5.4.8 導電性Agペースト(286)
−お問い合わせ・お申し込みについて−
調査資料名
2017 ディスプレイ関連市場の現状と将来展望(下巻)

頒価
132,000円(税抜 120,000円)

発刊日
2017年10月13日

報告書体裁
A4版 原本コピー簡易製本

ページ数
290ページ

担当部署
株式会社富士キメラ総研 第一部門
TEL. 03-3241-3490 FAX. 03-3241-3491

ISBNコード
ISBN978-4-89443-824-8

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