◆市場調査レポート:2017年07月14日発刊

2017 光通信関連市場総調査

100G/400Gがけん引する光通信関連市場(テレコム/モバイル/OTT/FTTxインフラ)を展望、それを実現する光変調技術・光集積技術などのキーデバイスを徹底調査
−調査の背景−
  • SNS、動画共有サービスの普及が世界的規模で進んでおり、データ伝送の大容量化が加速している。米国のデータセンターでは100G伝送が標準となりつつあり、今後は400G伝送も視野に入っている。
  • 限られた実装スペースで伝送の高速大容量化に対応するため、光トランシーバーは高速化・小型化が進んでいる。従来ライン側光トランシーバーは168pin 5×7タイプが主流であったが、2016年頃からメトロ向けでより小型な168pin 4×5やプラガブルタイプのCFP-DCOなどに置き換えが進んでいる。またDSPを搭載しないCFP2-ACOが製品化されたことで、DSPを内製する大手システムメーカーが送受信部の自社組立から光トランシーバー調達に切り替える可能性が生まれた。
  • クライアント側トランシーバーにおいては、CFP、CFP2、CFP4、QSFP28と四つのフォームファクターがそろった。現状ではテレコム向けがCFP、CFP2、データセンター向けがCFP4、QSFP28と位置付けられているが、今後は最も小型であるQSFP28に収束していくとみられる。高速化した400G仕様については、CFP8が2017年中に製品化される見通しである。さらに小型なOSFP/OSFP-DDの開発も進んでいる。
  • 400Gなどの光トランシーバーの高速化には光変調技術が、小型化・低価格化の実現にはSiPh(シリコンフォトニクス)技術やInP-PIC技術などの光集積技術が必要とされ、すでにこれらの技術を採用した製品が市場投入されている。
  • モバイルバックホールでは従来第4世代基地局(LTE)が市場をけん引してきたが、2018年から部品レベルで第5世代基地局向けの展開が始まる。第5世代基地局では、光トランシーバーは25GタイプのSFP28や10GタイプのSFP+が併用される見通しである。また、基地局とアンテナの遠隔化が進み、そのインターコネクトにも光通信技術が導入されていく。
  • FTTxは近年、中国市場が旺盛であり、中国政府の計画によって2020年までは堅調に推移する。また、中国以外の新興国でもWi-Fiなどと競合しつつも、ブロードバンド技術の主力として市場が拡大する見込みである。今後は10G-PON市場の拡大が期待される。
  • 2017年〜2025年にかけてはデータセンター需要における100G・400G光伝送需要が光通信関連市場をけん引することで市場拡大が期待される。本調査資料では100G・400G光トランシーバーを中心に光幹線系ネットワーク、FTTx、携帯電話基地局用バックホール、データセンターの各インフラの市場動向、光変調技術・光集積技術などキーデバイスの技術・市場動向を明らかにすることで、光伝送装置・関連装置、光トランシーバー、光アクティブデバイス、光パッシブデバイス、光ファイバー・光回路デバイス、光測定器・製造装置の各市場を徹底調査した。
−調査目的−
  • 本調査資料は光通信関連市場として、光伝送装置・関連装置、光トランシーバー、光アクティブデバイス、光パッシブデバイス、光ファイバー・光回路デバイス、光測定器・製造装置の技術・市場動向をそのアプリケーションとともに調査し、当該事業展開のための情報を提供することを目的とした。
−調査対象−
1) 調査対象品目
アプリケーション4品目光幹線系ネットワーク、FTTx、携帯電話基地局およびモバイルバックホール、データセンター
光伝送装置・関連装置5品目光伝送装置、ルーター、L2・L3スイッチ、PONシステム、FTTx用メディアコンバーター
デバイス・
材料・測定器
光トランシーバー8品目ラインカード、ライン側光トランシーバー(40G・100G・200G・400G)、クライアント側光トランシーバー(100G・200G・400G)、クライアント側光トランシーバー(25G・40G・50G)、10G光トランシーバー、低速光トランシーバー、データセンター用光トランシーバー、AOC
光アクティブデバイス8品目DFB-LD、ファブリペローLD・VCSEL、フルチューナブルLD、APD、光アンプモジュール、励起レーザー、LN光変調器、ICR
光パッシブデバイス5品目WSSモジュール、非球面レンズ、ボールレンズ、光アイソレーター、光アイソレーター用光学材料
光ファイバー・
光回路デバイス
6品目石英光ファイバー、光コネクター付きケーブル、光コネクター、光フェルール、デジタルコヒーレントDSP、PONチップ
光測定器・製造装置8品目光スペクトラムアナライザー、光変調アナライザー、オシロスコープ、BERT、OTDR、任意波形発生器、光パワーメーター、光ファイバー融着接続機
小計35品目
合計44品目
2) 調査対象企業
光伝送装置・関連装置、光トランシーバー、光アクティブデバイス、光パッシブデバイス、光ファイバー・光回路デバイス、光測定器・製造装置およびアプリケーションに関わる日系および外資系メーカー
3) 調査対象地域
日本、中国、その他アジア(台湾、韓国、フィリピン、タイ、マレーシア、ベトナム、インドネシア、インド、その他)、北米、欧州(西欧、ロシア・東欧)、その他(アフリカ、オセアニア、中南米、中東など)
−調査項目−
アプリケーション
1. 製品概要
2. 市場動向
1) 市場概況
2) 市場規模推移・予測(2015〜2020、2025年)
3. 光伝送装置/関連装置の採用動向
4. キーコンポーネント/キーデバイスの動向
1) 光トランシーバーのタイプ別使用動向
2) その他のキーコンポーネント/キーデバイスの動向
5. 今後の方向性
光伝送装置・関連装置
1. 製品概要
2. 市場動向
1) 市場概況
2) 市場規模推移・予測(2015〜2020、2025年)
3. 参入メーカー一覧
4. メーカーシェア(2015/2016/2017年)
5. 地域別ウェイト(2016年)
6. タイプ別ウェイト(2015/2016/2017年)
7. 用途別ウェイト(2015/2016/2017年)
8. 用途別キーコンポーネント/キーデバイスに対するニーズ
9. 技術動向
10. サプライチェーン(2017年Q2時点)
11. 今後の市場展望
デバイス・材料・測定器
1. 製品概要
2. 市場動向
1) 市場概況
2) 市場規模推移・予測(2015〜2020、2025年)
3. 参入メーカー一覧
4. メーカーシェア(2015/2016/2017年)
5. 地域別ウェイト(2016年)
6. タイプ別ウェイト(2015/2016/2017年)
7. 用途別ウェイト(2015/2016/2017年)
8. 価格動向(2017年Q2時点)
9. 技術動向
10. サプライチェーン(2017年Q2時点)
11. 今後の市場展望
−目次−
1.0 総括編(1)
1.1 総括(3)
1.2 製品分野別ワールドワイド市場規模推移・予測(5)
1.3 光伝送装置のコンポーネンツ・デバイス構成図(7)
2.0 光通信関連市場の地域別動向(11)
2.1 地域別市場の現状と将来展望(13)
2.2 日本市場の現状と将来展望(14)
2.3 アジア市場の現状と将来展望(15)
2.4 北米市場の現状と将来展望(16)
2.5 欧州市場の現状と将来展望(17)
3.0 光トランシーバーの最新動向(19)
3.1 光トランシーバーの全体市場(21)
3.2 100Gフォームファクターの規格と動向(24)
3.3 新規格光トランシーバーの標準化動向(27)
3.4 高速トランシーバー実現のための最新技術(29)
4.0 個票編(33)
4.1 アプリケーション(35)
4.1.1 光幹線系ネットワーク(35)
4.1.2 FTTx(38)
4.1.3 携帯電話基地局およびモバイルバックホール(45)
4.1.4 データセンター(49)
4.2 光伝送装置・関連装置(54)
4.2.1 光伝送装置(54)
4.2.2 ルーター(59)
4.2.3 L2・L3スイッチ(63)
4.2.4 PONシステム(67)
4.2.5 FTTx用メディアコンバーター(73)
4.3 光トランシーバー(75)
4.3.1 ラインカード(75)
4.3.2 ライン側光トランシーバー(40G・100G・200G・400G)(80)
4.3.3 クライアント側光トランシーバー(100G・200G・400G)(88)
4.3.4 クライアント側光トランシーバー(25G・40G・50G)(98)
4.3.5 10G光トランシーバー(103)
4.3.6 低速光トランシーバー(111)
4.3.7 データセンター用光トランシーバー(116)
4.3.8 AOC(121)
4.4 光アクティブデバイス(124)
4.4.1 DFB-LD(124)
4.4.2 ファブリペローLD・VCSEL(133)
4.4.3 フルチューナブルLD(139)
4.4.4 APD(144)
4.4.5 光アンプモジュール(149)
4.4.6 励起レーザー(153)
4.4.7 LN光変調器(157)
4.4.8 ICR(161)
4.5 光パッシブデバイス(165)
4.5.1 WSSモジュール(165)
4.5.2 非球面レンズ(169)
4.5.3 ボールレンズ(173)
4.5.4 光アイソレーター(177)
4.5.5 光アイソレーター用光学材料(182)
4.6 光ファイバー・光回路デバイス(187)
4.6.1 石英光ファイバー(187)
4.6.2 光コネクター付きケーブル(192)
4.6.3 光コネクター(197)
4.6.4 光フェルール(202)
4.6.5 デジタルコヒーレントDSP(206)
4.6.6 PONチップ(210)
4.7 光測定器・製造装置(215)
4.7.1 光スペクトラムアナライザー(215)
4.7.2 光変調アナライザー(220)
4.7.3 オシロスコープ(223)
4.7.4 BERT(227)
4.7.5 OTDR(231)
4.7.6 任意波形発生器(236)
4.7.7 光パワーメーター(239)
4.7.8 光ファイバー融着接続機(245)
−お問い合わせ・お申し込みについて−
調査資料名
2017 光通信関連市場総調査

頒価
165,000円(税抜 150,000円)

発刊日
2017年07月14日

報告書体裁
A4版 原本コピー簡易製本

ページ数
247ページ

担当部署
株式会社富士キメラ総研 第一部門
TEL. 03-3241-3490 FAX. 03-3241-3491

ISBNコード
ISBN978-4-89443-819-4

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