◆マルチクライアント調査レポート:2014年06月17日発刊

UVマテリアルの現状と応用技術展望調査

注目分野のUVマテリアルを使用した技術と構成材料を徹底調査
−調査の背景−
  • 前回調査の「2012年版 先端半導体レジストの現状と将来展望」は、微細化にしのぎを削る半導体の最先端プロセスと重要な材料であるフォトレジストに焦点を当てたものであった。先端技術と微細化の課題である露光技術とフォトレジストの関係をまとめ上げた。
  • 今回「UVマテリアルの現状と応用技術展望調査」は前回よりも視野を広げ、今後注目される分野において、半導体技術と使用されるUV(Ultra Violet)マテリアルが他の分野に応用が可能であるかに焦点を当てた。本調査で新しく取り上げた5分野、5製品に加え、前回取り上げた半導体レジストを加えた6分野、6市場について市場動向および将来使用される材料などの変化をまとめた。
  • 調査結果は半導体の技術がそのまま応用できる場合もあったが、細かいニーズに対応できないなどの問題点が浮き彫りになった。少なくとも各市場でのユーザーはそれぞれの分野にあった技術や材料を要望しているケースが多い。実際に各分野で成功しているメーカーの中には、先端の半導体に対応する技術を持っていなくても、各分野で細かなニーズに対応し成功を収めている場合もあった。一方、半導体市場のUVマテリアルをそのまま使用しているメーカーが多い市場もあった。従来の製品でも問題なく使用できるが、さらなる技術の高みを目指すためには各分野に対応したUVマテリアルが必要であるとの認識である。
  • レジスト関連分野におけるUVマテリアルの大きな流れとして、微細化が必要な分野ではノボラック樹脂から化学増幅型のアクリルベースの樹脂に需要が移行している市場が多かった。さらにポジ型レジストが主流である現在、主にネガ型レジストを使用している分野があることも判明した。先端技術をけん引する半導体では想像できない使用方法であり、それは各分野のUVレジストに対するニーズが千差万別だということの表れでもある。
  • 粘着剤関連分野において注目度の高いOCA、OCRでは、コスト削減のための薄膜化が進行すると見込まれる。このため、粘着層の弾性を調整する低Tg、高Tgのオリゴマー、モノマーの開発が進められている。
  • 本調査では注目を集める市場で使用されるUVマテリアルの現状をまとめ、今後の方向性を示した。UVマテリアルとして使用される樹脂(ポリマー)、モノマー、添加剤には多種多様なものがあるため、代表的な製品を取り上げることで、今後必要になる技術や材料の性質が理解していただけると考える。
  • 関係各位が今後の事業戦略を立案展開されるにあたり、本調査を役立てていただくことを切に望むものである。
−調査目的−
  • 本調査資料は、注目を集める6分野の市場に関してUVマテリアル市場調査を調査し、当該事業展開のための有用な情報を提供することを目的とした。
  • UVマテリアルに関連する市場を材料の視点から関連業界を俯瞰し、より詳細な市場動向やトレンドを把握できる構成とした。
−調査対象品目−
1. UVマテリアル関連製品6品目
 フォトレジスト関連製品4品目
 粘接着材関連製品2品目
2. 企業事例17社
 フォトレジスト関連企業9社
 粘接着材関連企業8社
−目次−
I. 総括編(1)
〈UVマテリアル市場のまとめ〉(2)
1. 市場動向と今後の方向性(2)
2. 参入メーカー一覧(7)
II. 製品市場編(11)
1. 半導体ウェハ工程用レジスト(12)
2. 半導体後工程用レジスト(バンプレジスト)(57)
3. 液晶用レジスト(65)
4. LED用レジスト(PSS)(75)
5. 半導体工程用テープ(チップ工程)(83)
6. OCA/OCR(タッチパネル貼合工程)(95)
III. 企業事例編(108)
1. フォトレジスト編(109)
1.1 DONGJIN SEMICHEM Co.,Ltd(109)
1.2 ENF Technology Co., Ltd(112)
1.3 Kumho Petrochemical Co., Ltd.(114)
1.4 Miwon Commercial Co., Ltd.(117)
1.5 大阪有機化学工業株式会社(120)
1.6 JSR 株式会社(123)
1.7 信越化学工業株式会社(126)
1.8 東京応化工業株式会社(129)
1.9 丸善石油化学株式会社(132)
2. 粘接着剤編(135)
2.1 大阪有機化学工業株式会社(135)
2.2 積水化学工業株式会社(138)
2.3 DIC株式会社(141)
2.4 日東電工株式会社(143)
2.5 日本合成化学工業株式会社(146)
2.6 株式会社日本触媒(149)
2.7 三井化学東セロ株式会社(151)
2.8 リンテック株式会社(154)
−お問い合わせ・お申し込みについて−
調査資料名
UVマテリアルの現状と応用技術展望調査

頒価
550,000円(税抜 500,000円)

発刊日
2014年06月17日

報告書体裁
ファイル綴り報告書

ページ数
156ページ

担当部署
株式会社富士キメラ総研 第一研究開発部門
TEL. 03-3241-3490 FAX. 03-3241-3491

お申し込み方法
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