◆市場調査レポート:2009年09月11日発刊

2009 液晶関連市場の現状と将来展望(別巻)

TV、タッチパネル、3Dディスプレイの注目市場動向を徹底調査
−調査の背景−
  • リーマンショック以降の世界不況の中、安価な液晶TVやタッチパネルを搭載する「タッチケータイ」の需要は衰える気配を見せていない。売価の低迷に苦慮しているブランドメーカーでは低価格戦略を重視しつつ、売価引上げを狙った戦略製品を次々に上市している。
  • 液晶TV市場は販売価格の低下や中国における家電普及政策、日本ではエコポイント制度導入などにより、台数的には拡大基調で推移している。成長要因としては不健全といえるが、現在の液晶TV需要の維持には、さらなるコスト低減が必須であり、一方ではTFTパネル価格が上昇基調にある為、2009年後半以降の生産調整が懸念されている。コスト競争力を向上と投資効率改善の為、TVブランドメーカーではOEM/ODMメーカーへの委託比率引上げを模索する一方、シャープの「地産地消」やTVブランド、パネルメーカー、OEM/ODMメーカーによる合弁会社設立といったグローバル市場におけるチャネル強化といった動きが活発化している。
  • タッチパネル市場では「iPhone」をトリガーとして静電容量式を採用する「タッチケータイ」が急増している他、2009年後半にはタッチインタフェースをサポートするWindows7の発売により、抵抗膜方式の需要が急拡大すると想定されている。静電容量式では既存のパターニングラインを転用したLCDメーカー、カラーフィルタメーカーなどの新規参入が相次いで行われている他、コントローラICのベンダーも増加する兆しを見せている。
  • 一方、2009年は「3D元年」と呼ばれており、急激に3Dディスプレイの開発が活発化している。背景には、3Dシネマの増加や3D−BD規格策定の動きがある他、コンテンツフォルダ、ディスプレイメーカーにおいて高付加価値化や差別化の為の手段として位置づけるケースが増加している。
  • 当該レポートでは成熟期となりつつあるディスプレイ業界において、ボリュームゾーンの“TV”、急増している“タッチパネル”、次世代ディスプレイとして注目されている“3D”について調査・分析を行い、今年の話題を網羅する情報の提供を目的とする。
−調査目的−
  • ディスプレイ業界において、ボリュームゾーンの“TV”、急増している“タッチパネル”、次世代ディスプレイとして注目されている“3D”について調査・分析を行い、今年の話題を網羅する情報の提供を目的とする。
−調査対象−
1) TV(LCD、PDP、CRT、OLED、RP)
2) タッチパネル
3) 3Dディスプレイ
−備考−
為替レート
本調査資料では下記のレートを採用している。
年次200720082009年
以降
円/US$114.00104.23100.00
円/KRW0.1270.1000.08
円/TW$3.623.403.00
略語
単語意味
10in+/10in≦10in以上
BLバックライト
CAGR年平均成長率
CFカラーフィルタ
FPDFlat Panel Display
G6/G8/G10第6世代/第8世代/第10世代(TFTのラインサイズ)
H半期、2008H1→2008年上期(2008年1月〜6月)
in/「”」インチ、1インチ=25.4mm
K(シート)1,000(枚)
LTPS低温ポリシリコン(TFT)
OLED有機EL、AM→アクティブマトリクス、PM→パッシブマトリクス
Q四半期、2009Q1→2009年第1四半期(2009年1月〜3月)
RPRear Projection
−目次−
1.0 総括(1)
1.1 ディスプレイ業界のトピックス(3)
1.2 ディスプレイ関連メーカーにおける事業多角化のトレンド(6)
2.0 TV編(9)
2.1 TV業界の動向(9)
2.1.1 TV市場の概況(9)
2.1.2 大手ブランドメーカーを中心とした業界構造(11)
2.1.3 TVブランド別TFTモジュール調達実績・計画(2008年実績・2009年計画)(14)
2.1.4 OEM・ODM関係と調達比率(16)
2.1.5 主要国における世帯数とTV稼働台数(17)
2.1.6 主要地域/国別のデジタル放送普及状況と計画(19)
2.1.7 主要地域/国別の省電力化政策/家電普及政策の概要(26)
2.2 TV方式別市場動向(33)
2.2.1 方式別出荷実績と見通し(33)
2.2.2 方式別地域別出荷実績・予測とマーケットシェア(35)
2.2.2.1 TV全体(35)
2.2.2.2 LCD-TV(38)
2.2.2.3 PDP-TV(41)
2.2.2.4 CRT-TV(44)
2.2.2.5 OLED-TV(47)
2.2.2.6 RP-TV(Rear Projection)(50)
2.3 TV需要地域別市場動向(53)
2.3.1 日本(53)
2.3.2 中国(55)
2.3.3 インド(57)
2.3.4 その他アジア(59)
2.3.5 北米(61)
2.3.6 中南米(63)
2.3.7 西欧(65)
2.3.8 東欧(67)
2.3.9 中近東/アフリカ(69)
2.4 LCD-TV市場動向(71)
2.4.1 サイズ・解像度別市場予測(71)
2.4.2 バックライト光源別市場予測(74)
2.4.3 サイズ・駆動速度別市場予測(78)
2.5 LCD-TV生産拠点動向(80)
2.5.1 LCD-TV生産拠点一覧(80)
2.5.2 主要TVメーカーにおける拠点集約/リストラ動向(81)
2.6 TV技術動向(82)
2.6.1 TVの薄型化とデザインのトレンド(82)
2.6.2 液晶TVの省電力化のトレンドと技術動向(86)
2.6.3 LSI一体化の動向(89)
2.6.4 LEDバックライトの技術特徴とコストダウンの見通し(90)
2.6.5 バックライト光学シート構成の現状と将来展望(95)
2.6.6 メーカー別バックライト構成/調達のトレンド(99)
2.6.7 TV用LEDの動向(103)
2.6.8 電源の薄型化と高効率化(105)
2.6.9 超解像度技術の展望(107)
2.6.10 AV機器ワイヤレスネットワーク(108)
2.7 TVメーカーケーススタディ(111)
2.7.1 Samsung Electronics(111)
2.7.2 ソニー(117)
2.7.3 LG Electronics(121)
2.7.4 シャープ(125)
2.7.5 東芝(130)
2.7.6 パナソニック(135)
2.7.7 日立製作所(139)
3.0 タッチパネル編(143)
3.1 タッチパネル業界の動向(145)
3.1.1 主要方式の特徴と参入メーカー(145)
3.1.2 業界構造の分析(抵抗膜式/投影型静電容量式)(150)
3.1.3 主力モデルにおけるバリューチェーン(153)
3.1.4 主要メーカータッチパネルライン一覧(2009年第3四半期時点)(156)
3.2 タッチパネル市場動向(158)
3.2.1 方式別市場規模推移・予測(158)
3.2.2 用途別市場規模推移・予測(161)
3.2.3 主要製品搭載率推移・予測(164)
3.2.4 メーカー別出荷実績と計画(抵抗膜式/静電容量式)(166)
3.3 タッチパネル主要用途別市場動向(168)
3.3.1 携帯電話(168)
3.3.2 カーナビゲーションシステム(172)
3.3.3 PND(176)
3.3.4 DSC/カムコーダ(180)
3.3.5 NBPC(ノートブックPC)/AIO(オールインワンPC)(184)
3.3.6 ポータブルオーディオ/メディアプレーヤ(PMP)(188)
3.4 タッチパネル業界トピックス(192)
3.4.1 インセル化の動向(192)
3.4.2 多機能化する光学フィルムの動向(194)
3.4.3 静電容量式タッチパネルのトレンド(196)
4.0 3Dディスプレイ編(199)
4.1 3D業界の動向(201)
4.1.1 3Dの開発経緯(201)
4.1.2 方式別の原理/構造/特徴(203)
4.1.3 方式別参入メーカー・参入の経緯(バックグラウンド)とアライアンス関係(209)
4.1.4 主力モデルにおける構成部材からエンドユーザーまでのバリューチェーン(212)
4.1.5 3Dコンテンツ市場の動向(214)
4.1.6 3D−BDの規格化動向(217)
4.1.7 家庭用TVにおける普及へのシナリオ(219)
4.2 3D市場動向(222)
4.2.1 方式別市場規模推移・予測(222)
4.2.2 用途別採用率と今後の見通し(225)
4.3 3D主要用途別市場動向(227)
4.3.1 家庭用TV(227)
4.3.2 デジタルサイネージ(231)
4.3.3 携帯電話(235)
4.3.4 デジタルカメラ(239)
4.3.5 デジタルフォトフレーム(243)
4.3.6 PCモニタ(ゲーム用)(247)
4.3.7 パチンコ・パチスロ(251)
4.3.8 その他(255)
4.4 3Dメーカーケーススタディ(259)
4.4.1 CompoBank(259)
4.4.2 NEC液晶テクノロジー(261)
4.4.3 NHK放送技術研究所(263)
4.4.4 VMJ(265)
4.4.5 Zalman(267)
4.4.6 セイコーエプソン(269)
4.4.7 東芝モバイルディスプレイ(271)
4.4.8 日本ビクター(273)
4.4.9 ニューサイトジャパン(275)
4.4.10 三谷商事(278)
−お問い合わせ・お申し込みについて−
調査資料名
2009 液晶関連市場の現状と将来展望(別巻)

頒価
104,500円(税抜 95,000円)

発刊日
2009年09月11日

報告書体裁
A4版 原本コピー簡易製本

ページ数
279ページ

担当部署
株式会社富士キメラ総研 第一研究開発部門
TEL. 03-3241-3490 FAX. 03-3241-3491

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