◆市場調査レポート:2008年09月30日発刊

2008年 プラスチック高機能化材料市場の現状と将来展望

機能性プラスチック添加剤、配合剤、ナノフィラー、コート材料等、
プラスチック製品の高機能化目的に使用される高付加価値材料市場の明確化
−調査の背景−
  • プラスチックは、軽量で加工し易く、耐久性、安価などの特色を持つ材料である。金属やガラスなど他の材料と比較すると、熱に弱く、燃えやすい、傷付きやすい等の短所もみられるものの、その特性を活かしてあらゆる分野で応用されており、大量のプラスチック製品が今日、生産・消費されている。
  • プラスチックが大量に使用されるに至った背景のひとつとして、材料そのものの特性を活かした利用のみならず、プラスチックの特性を補完するような副資材を配合することで、短所を改善するとともに新たな機能を付与し、最終製品に対応する様々な特性を持つ材料開発を可能とし、幅広い用途展開に結びついてきた点が挙げられる。
  • このため添加剤、配合剤などの副資材は、プラスチックの高機能化、高性能化に貢献する不可欠な材料として位置付けられる。素材や形態により多数の種類の添加剤が製品化されており、改質の目的も多岐に亘っている。さらに、成形時に練りこむ添加剤の他、基材表面コート材料の改質など、プラスチック製品の二次加工材料の高機能化、高付加価値化に関しても添加剤は大きく貢献している。
  • 可塑剤、難燃剤、安定剤など古くから汎用的な使用がなされる添加剤の他、ある特殊な機能付与を目的に新たに改良・開発がなされ、またナノマテリアルの応用や環境配慮型配合剤など、添加剤そのものの高機能化も進展している。
  • 本調査レポートは、プラスチック添加剤(汎用から高機能品まで)、及びプラスチック製品の二次加工工程で使用される高機能化材料を調査対象分野に設定している。汎用添加剤から先端領域、高付加価値領域で使用される材料を46品目取り上げ、材料別に需要規模や用途展開状況、材料構成、研究開発、環境対応状況等の観点から市場分析を行うものである。
  • 当資料が関連企業の経営、研究、製造、販売等マーケティング全般において、ご活用いただけるものと確信している。
−調査目的−
  • プラスチックは軽量で加工し易く、耐久性があるなどの特徴を持ち、あらゆる分野でプラスチック製品が利用されている。
  • 本調査は、古くから汎用的な使用が行われてきた添加剤からプラスチックの高機能化、高性能化の付与、改質などを目的とした高機能化材料を調査対象としている。材料別の需要規模や用途展開状況、材料構成、研究開発、環境対応等の観点からプラスチック高機能化材料市場の今後の方向性を明確化することを目的とした。
−調査対象−
汎用添加剤:4品目
可塑剤、難燃剤、安定剤、発泡剤
特殊添加剤:13品目
光重合開始剤、紫外線吸収剤、HALS、帯電防止剤、耐衝撃改質剤、抗菌・防黴剤、α−オレフィンコポリマー、SBC樹脂、接着性ポリオレフィン、酸化防止剤、相溶化剤、シランカップリング剤、バイオポリマー用添加剤
フィラー:9品目
光拡散剤、セラミックス中空フィラー、ガラス繊維、カーボンナノチューブ/ナノファイバー(CNT/CNF)、メソカーボンマイクロビーズ、放熱フィラー、熱膨張性マイクロカプセル、制振フィラー、導電性カーボンブラック
高機能化材料:6品目
導電性微粒子(銀、銅)、炭素繊維(PAN系)、炭素繊維(ピッチ系)、パラ系アラミド繊維、磁性材料(磁石粉)、赤外線/熱線(IR)吸収材料
コート材:9品目
低・高屈折材料、反射防止コーティング(LCD・PDP)、透明導電膜、導電性高分子、シリコーンハードコート、アクリル系UV硬化型ハードコート、その他ハードコート、溶剤系・水系ポリエステル樹脂、防曇剤
ガスバリア材:5品目
透明蒸着材料、ダイヤモンドライクカーボン、EVOH、PVAコート材料、その他有機系バリアコート
−調査ポイント−
1. 製品概要
2. 主要参入企業一覧
3. 価格動向
4. 市場規模推移及び予測(2005年〜2012年予測)
5. 世界の需要構造
6. メーカーシェア
7. 用途動向
8. 最終製品における材料構成例
9. 競合・棲み分け
10. 環境対策動向
11. 材料・用途開発トレンドと研究開発動向
12. 今後の方向性
−目次−
I. 総合分析編(1)
1. プラスチック高機能化材料の概要(3)
1) プラスチック高機能化材料の概念(3)
2) 本調査レポートにおけるプラスチック高機能化材料の位置付け(4)
3) プラスチック高機能化材料の市場概要と定義(5)
(1) 分類別市場概要と定義(5)
(2) 高機能化の目的・形態別の需要構造(6)
2. プラスチック高機能化材料市場のトレンド(7)
1) 全体市場規模推移及び予測(2005年〜2012年予測・国内需要)(7)
2) 世界市場における位置付け(8)
3) 分類別需要トレンド(国内需要)(9)
(1) 汎用添加剤(10)
(2) 特殊添加剤(11)
(3) フィラー(12)
(4) 高機能化材料(13)
(5) コート材(14)
(6) ガスバリア材料(15)
3. 注目競合・棲み分け状況(16)
1) 導電材料(16)
2) 高機能繊維(18)
3) ハードコート(19)
4) ガスバリア材料(20)
4. 品目別製品概要(21)
5. 製品・材料技術ロードマップ(26)
6. 業界・流通構造概要(32)
1) 添加剤・フィラー・高機能化材料(32)
2) コート材(34)
7. 主要用途製品の材料構成一覧(2008年見込)(35)
II. 集計編(37)
1. 主要参入企業一覧(39)
2. 市場規模推移及び予測一覧(2005年〜2012年予測)(48)
3. メーカーシェア及び用途別ウエイト(2008年見込)(62)
4. 品目別価格一覧(72)
III. 品目別市場編(73)
汎用添加剤
1. 可塑剤(75)
2. 難燃剤(80)
3. 安定剤(85)
4. 発泡剤(91)
特殊添加剤
5. 光重合開始剤(96)
6. 紫外線吸収剤(102)
7. HALS(106)
8. 帯電防止剤(110)
9. 耐衝撃改質剤(116)
10. 抗菌・防黴剤(122)
11. α-オレフィンコポリマー(樹脂改質用)(128)
12. SBC樹脂(133)
13. 接着性ポリオレフィン(137)
14. 酸化防止剤(142)
15. 相溶化剤(146)
16. シランカップリング剤(148)
17. バイオポリマー用添加剤(152)
フィラー
18. 光拡散剤(157)
19. 中空セラミックス粒子(163)
20. ガラス繊維(168)
21. CNT・CNF(172)
22. メソカーボンマイクロビーズ(176)
23. 放熱フィラー(180)
24. 熱膨張性マイクロカプセル(185)
25. 制振フィラー(189)
26. 導電性カーボンブラック(191)
高機能化材料
27. 導電性金属微粒子(銀、銅)(197)
28. 炭素繊維(PAN系)(203)
29. 炭素繊維(ピッチ系)(208)
30. パラ系アラミド繊維(212)
31. 磁性材料(磁石粉)(217)
32. 赤外線/熱線(IR)吸収材料(224)
コート材
33. 低・高屈折材料(229)
34. 反射防止コーティング(LCD・PDP)(234)
35. 透明導電膜(239)
36. 導電性高分子(244)
37. シリコーンハードコート(251)
38. アクリル系UV硬化型ハードコート(256)
39. その他ハードコート(263)
40. 溶剤系・水系ポリエステル樹脂(266)
41. 防曇剤(270)
ガスバリア材料
42. 透明蒸着材料(275)
43. ダイヤモンドライクカーボン(281)
44. EVOH(287)
45. PVAコート材料(294)
46. その他有機系バリアコート(299)
−お問い合わせ・お申し込みについて−
調査資料名
2008年 プラスチック高機能化材料市場の現状と将来展望

頒価
106,700円(税抜 97,000円)

発刊日
2008年09月30日

報告書体裁
A4版 原本コピー簡易製本

ページ数
303ページ

担当部署
株式会社富士キメラ総研 第二研究開発部門
TEL. 03-3241-3490 FAX. 03-3241-3491

お申し込み方法
下記のフォームにて直接お問い合わせ、お申し込みください。
受信後、担当者より折り返しご連絡いたします。
また、必要事項をE-mail、ファクシミリにてinfo@fcr.co.jpまでお送りいただいても結構です。
お申し込み後の処理フローは“市場調査レポートのお申し込みについて”のページでご確認ください。


E-mailお申し込み書

お問い合わせ・お申し込み内容
このレポートについて詳細な説明を受けたい
このレポートに類似した内容について市場調査の依頼を検討している
このレポートの見積を依頼する
このレポートの購入を希望する

ネットワークパッケージ版があります(ネットワークパッケージ版の詳細について
    ネットワークパッケージ版の購入を希望する
      頒価 213,400円(税抜 194,000円)
    ネットワークパッケージ版をご購入いただく際は、『利用約款(新しいウィンドウもしくはタブで開きます)』をご確認の上、ご同意いただける場合のみ、以下の入力欄にチェックを入れてください。
    知財管理/購買調達を主たる業務とする企業/部署のご担当者様は、ネットワークパッケージ版を実際にご利用いただく企業名/部署名/所在地などの詳細情報を通信欄にご記入ください。
    『ネットワークパッケージ版の利用約款』に同意する (ネットワークパッケージ版のご購入時のみ必須)

お名前 (必須)
御社名 (必須)
ご所属 (必須)
ご役職
ご所在地 郵便番号(必須)
電話番号 (メール、電話どちらか必須)
FAX
電子メール (メール、電話どちらか必須)
富士キメラ総研担当者
お支払い予定日
お支払い規定
通信欄
ご入力いただいた個人情報はお申し込み・お問い合わせへのご対応に利用させていただきます。
市場調査レポートのご購入・お問い合わせに際して取得する個人情報のお取り扱いについて(新しいウィンドウもしくはタブで開きます)』の内容をご確認の上、ご同意いただける場合のみ、以下の入力欄にチェックを入れてください。
『市場調査レポートのご購入・お問い合わせに際して取得する個人情報のお取り扱いについて』に同意する (必須)
簡単入力機能 入力内容を保存する  
チェックをつけるとフォームの内容が保存され次回以降の入力が簡単になります。


ページトップ