◆マルチクライアント調査レポート:2007年06月29日発刊

ガラスモールド非球面レンズの需要予測

既存市場の伸張予測と新規需要の展望/プラスチックレンズとの棲み分け
−調査の背景−
  • フイルムカメラの市場を侵食し、さらに新たなユーザーも獲得した結果、民生用デジタルスチルカメラ(DSC、以下デジタルカメラ)の市場はついに1億台に到達しました。この背景には、PCとの接続や、撮影した画像をその場でチェックできるなど、アナログ機にはなかった機能の付加が挙げられます。しかし、一家に一台だったカメラを、一人一台に変化させつつあるのは、こうしたデジタル機器ならではの機能がついたこと以外に、機器の小型軽量化・スタイリッシュ化の進展も無視することはできないと考えられます。
  • デジタルカメラの小型軽量化の背景には、撮像体の変化(フイルム→半導体)があり、それにともなう光学系のコンパクト化があります。
  • 光学系のコンパクト化、高機能化に貢献するガラスモールド非球面レンズ(ガラスモールドレンズ、以下GMO)は、こうしたデジタルカメラのトレンドを受けて市場拡大が進み始めました。
  • 現在、デジタル機器におけるカメラ機能や光学機能の搭載・高機能化がトレンドとなっており、コンパクト化や高性能化に対する要求はますます強まっている中で、GMOに対する注目が以前にも増して強まっています。
  • 一方で、樹脂レンズの非球面化技術も進んでおり、一部プラスチックレンズと競合している部分もあります。また、機器の低コスト化の中で、高価なGMOを敬遠するユーザーも見られます。
  • 本調査ではGMOのユーザー、GMOメーカーの動向やセット機器の光学トレンドを明らかにすることにより、GMOの市場予測を行うことを目的とします。関係各位が今後の事業戦略を立案展開されるにあたり、この資料を役立てていただくことを説に望むものであります。
−調査目的−
  • ガラスモールド非球面レンズ(ガラスモールドレンズ、以下GMO)は、その量産が確立して以来、従来よりも高性能もしくはコンパクトな光学系を構築できるとあって、市場は大きく拡大してきました。
  • 現在までは、デジタルスチルカメラの成長に牽引される形で市場が形成されています。
  • 最近では、携帯電話のカメラで高画素化が進み、光学ズーム対応や300万画素/500万画素の製品の増加が見込まれます。
  • これら二つの用途が市場の牽引役となっていますが、プロジェクタ、車載カメラ、監視カメラ等、有望と見込まれるアプリケーションは多数存在します。
  • 一方で、コスト削減を主な理由として、プラスチックレンズを採用するケースも増加しています。
  • 本調査では、ユーザー側のニーズトレンドとレンズメーカーの事業展開を照らし合わせ、さらに、プラスチックレンズとの棲み分けを明らかにすることによって、GMOの将来市場を示すことを目的とします。
−調査対象−
1) レンズ
(1) ガラスモールドレンズ
(2) プラスチック非球面レンズ
(3) ガラス球面レンズ
2) アプリケーション機器
(1) 携帯電話
(2) プロジェクタ
(3) 監視カメラ
(4) デジタルビデオカメラ(DVC)
(5) 車載カメラ
(6) デジタルスチルカメラ(DSC)
(7) 光ピックアップ(OPU)
−目次−
1. まとめ(1)
1) 光学機器別レンズ市場規模推移・予測(数量、2005年〜2010年、単位:1,000個)(1)
2) 光学機器別レンズ市場規模推移・予測(金額、2005年〜2010年、単位:100万円)(2)
3) 市場概況と市場拡大要因と阻害要因(3)
4) ガラスモールドレンズ採用におけるメリット、デメリット(4)
5) プラスチックレンズ及びガラス球面レンズとの棲み分け(5)
2. 市場編(6)
1) ガラスモールドレンズ市場規模推移・予測(数量ベース、単位:1,000個)(6)
2) ガラスモールドレンズ市場規模推移・予測(金額ベース、単位:100万円)(7)
3) ガラスモールドレンズメーカーシェア(2006年)(9)
4) ガラスモールドレンズ内製率(2006年)(10)
5) プラスチックレンズ市場規模推移・予測(数量ベース、単位:1,000個)(11)
6) プラスチックレンズ市場規模推移・予測(金額ベース、単位:100万円)(12)
7) プラスチック非球面レンズメーカーシェア(2006年)(13)
8) 用途別ガラスモールド/プラスチックレンズ価格トレンド(2007年と今後の動向)(14)
3. 製品個票(15)
1) 携帯電話(15)
(1) 対象(15)
(2) 市場規模推移・予測(ワールドワイド、2005年〜2010年)(15)
(3) メーカーシェア(16)
(4) カメラモジュール市場推移とメーカーシェア(17)
(5) 光学ユニット(鏡筒)メーカーシェア(19)
(6) タイプ別搭載レンズウェイト(20)
(7) 搭載レンズの推移予測(2005年〜2010年)(21)
(8) 参入メーカー別光学系の傾向、トレンド(22)
(9) 今後の光学トレンド見通し(23)
2) プロジェクタ(24)
(1) 対象(24)
(2) 市場規模推移・予測(ワールドワイド、2005年〜2010年)(24)
(3) メーカーシェア(25)
(4) 光学ユニット(鏡筒)メーカーシェア(27)
(5) タイプ別搭載レンズウェイト(29)
(6) 搭載レンズの推移予測(2005年〜2010年)(31)
(7) 今後の光学トレンド見通し(33)
3) 監視カメラ(34)
(1) 対象(34)
(2) 市場規模推移・予測(ワールドワイド、2005年〜2010年)(34)
(3) メーカーシェア(35)
(4) 光学ユニット(鏡筒)メーカーシェア(36)
(5) タイプ別搭載レンズウェイト(37)
(6) 搭載レンズの推移予測(2005年〜2010年)(38)
(7) 参入メーカー別光学系の傾向、トレンド(39)
(8) 今後の光学トレンド見通し(40)
4) デジタルビデオカメラ(DVC)(41)
(1) 対象(41)
(2) 市場規模推移・予測(ワールドワイド、2005年〜2010年)(41)
(3) メーカーシェア(42)
(4) 光学ユニット(鏡筒)メーカーシェア(43)
(5) タイプ別搭載レンズウェイト(44)
(6) 対応解像度別ウエイト(45)
(7) 搭載レンズの推移予測(2005年〜2010年)(46)
(8) 参入メーカー別光学系の傾向、トレンド(47)
(9) 今後の光学トレンド見通し(48)
(10) 納入マップ(48)
5) 車載カメラ(49)
(1) 対象(49)
(2) 市場規模推移・予測(ワールドワイド、2005年〜2010年)(49)
(3) メーカーシェア(50)
(4) 光学ユニット(鏡筒)メーカーシェア(52)
(5) タイプ別搭載レンズウェイト(53)
(6) 搭載レンズの推移予測(2005年〜2010年)(54)
(7) 参入メーカー別光学系の傾向、トレンド(55)
(8) 今後の光学トレンド見通し(56)
(9) 納入マップ(57)
6) デジタルスチルカメラ(DSC)(58)
(1) 対象(58)
(2) 市場規模推移・予測(ワールドワイド、2005年〜2010年)(58)
(3) メーカーシェア(59)
(4) 光学ユニット(鏡筒)メーカーシェア(60)
(5) タイプ別搭載レンズウェイト(61)
(6) 光学ズーム倍率別ウエイト(62)
(7) 搭載レンズの推移予測(2005年〜2010年)(63)
(8) 参入メーカー別光学系の傾向、トレンド(64)
(9) 今後の光学トレンド見通し(65)
(10) 納入マップ(65)
7) 光ピックアップ(OPU)(66)
(1) 対象(66)
(2) 市場規模推移・予測(ワールドワイド、2005年〜2010年)(66)
(3) メーカーシェア(67)
(4) レンズメーカーシェア(68)
(5) タイプ別搭載レンズウェイト(69)
(6) 用途別レンズウエイト(70)
(7) 搭載レンズの推移予測(2005年〜2010年)(72)
(8) 参入メーカー別光学系の傾向、トレンド(73)
(9) 今後の光学トレンド見通し(73)
(10) 納入マップ(75)
4. メーカー個票(9社)(76)
−共通調査項目−
(1) プロフィール
(2) 沿革
(3) 製品ラインアップ一覧
(4) 実績と見込み
(5) 光学機器事業形態、内製化動向
(6) ガラスモールドレンズ採用に対する積極性、要求
(7) 開発の方向性と開発課題・事業戦略
(8) 光学部品の調達状況
調査対象企業の状況により、項目は若干変動します。
5. ガラスモールドレンズメーカー個票(6社)(130)
−共通調査項目−
(1) プロフィール
(2) 沿革
(3) グループ全社におけるガラスモールドレンズ採用製品の取扱と注力分野
(4) 2006年実績(用途別)
(5) 生産拠点とキャパシティ
(6) 今後の事業戦略
(7) 開発の方向性と開発課題
(8) アライアンス状況
調査対象企業の状況により、項目は若干変動します。
−お問い合わせ・お申し込みについて−
調査資料名
ガラスモールド非球面レンズの需要予測

頒価
440,000円(税抜 400,000円)

発刊日
2007年06月29日

報告書体裁
ファイル綴り報告書

ページ数
159ページ

担当部署
株式会社富士キメラ総研 第一研究開発部門
TEL. 03-3241-3490 FAX. 03-3241-3491

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