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−調査の背景− |
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総務省が発表した2004年5月末の国内ブロードバンドサービス加入数によると、DSLが約1,180万、FTTHが約133万、CATVが約266万と合計で約1,580万加入に達した。今後も加入者の増加は堅調に推移することが見込まれ、家庭内におけるブロードバンド環境が整いつつある。携帯電話サービスの加入者数は8,000万を突破し、誰もが持つ身近な機器となった。現在は第二世代から第三世代への移行が加速しており、通信速度の高速化、パケット定額制の導入など音声からデータ通信への利用を前提とした新たなサービスが登場している。
ネットワークインフラの環境が整ってきたことで、それらを活用した新たなサービスが模索されている。IP電話サービスを筆頭に現在はブロードバンド回線や携帯電話を活用した新たなサービスが模索されている。更には2003年12月に始まった地上デジタル放送も2006年までには放送エリアが全国に拡大され、双方向サービスなどの新たなサービスが創出されると予測される。
バブル崩壊後以降、長引く景気の低迷からの脱却を図るため、政府主導による構造改革、民間企業レベルでの企業改革を推し進め、中国やアメリカを始めとした世界経済の好況など外部的な要因に支えられてきたが、その効果がようやく見え始めてきた。ホームネットワーク機器はデジタルTV/DVDレコーダ/デジタルスチルカメラの「新・三種の神器」に牽引され、2003年度の国内電機メーカの業績は好調に推移した。また今夏にはアテネオリンピックという世界規模のイベントが控えており、消費者の購買意欲は高まっている。
ホームネットワークは確実に進展している。IEEE1394やUSBといった有線を活用するのか、IEEE802.11bなどのワイヤレスになるのか、現時点での将来的なホームネットワークはどんな形態になるのか未だ不透明なところがある。これまで多くの企業が目指してきた“自社製品による顧客の囲い込み戦略”は多様化するユーザニーズに対応できずビジネスモデルが描けていない。現在はホームネットワークを実現する為の手段を1つに絞るのではなく、それぞれの技術が持つ利点を融合させると共に、製品レベルでの互換性も意識した形でホームネットワーク化を進める方向で取組みがなされている。
本調査資料ではネットワークインフラ市場及びホームネットワーク機器市場の現状を捉えると共に、今後も進展するホームネットワークの方向性を明らかにすることを目的に作成したレポートである。
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−調査項目− |
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1. 市場定義
2. 市場概要
3. 市場規模推移
4. 市場占有率(国内)
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5. ホームネットワークへの対応状況
6. 製品トレンド
7. 主要参入企業の動向
8. 主要製品一覧
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−調査対象品目− |
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A. アプリケーション・サービス市場
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1. EC
2. ホームセキュリティ
3. IP電話サービス/IPテレビ電話サービス
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4. 在宅医療サービス
5. eラーニング
6. 行政サービス
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B. ネットワークインフラ・メディアサービス市場、ネットワーク機器市場
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| ネットワークインフラ・メディア | ネットワーク機器 |
1 | FTTH | メディアコンバータ、PON(OLT/ONU)、VDSL機器 |
2 | ADSL | ADSLモデム、ブロードバンドルータ |
3 | CATV | CATVホームターミナル/STB、ケーブルモデム |
4 | 携帯電話サービス | 携帯電話端末 |
5 | PHSサービス | PHS音声端末、PHSデータ通信カード |
6 | BS/CS/地上デジタル放送 | BSデジタル放送対応受信機、CSデジタルチューナ |
7 | ホットスポットサービス | 無線LAN |
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C. ホームネットワーク端末機器市場
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1. パソコン(デスクトップ/ノート型)
2. テレビ(CRT)
3. テレビ(LCD)
4. テレビ(PDP)
5. VTR
6. DVDプレーヤ/レコーダ
7. 次世代DVDレコーダ
8. HDDレコーダ
9. MDプレーヤ
10. ポータブルオーディオ
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11. コードレス電話/パーソナルファックス/Lモード
12. インターネットSTB
13. デジタルスチルカメラ
14. デジタルビデオカメラ
15. 携帯情報端末(PDA)
16. ゲーム機
17. カーナビゲーションシステム
18. ネットワークカメラ(WEBカメラ)
19. 白物家電
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−調査対象先− |
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1. 家電メーカー
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2. 通信・放送事業者
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3. 関係官庁及び関連団体
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−目次− |
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I. 総括編
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- 1. ホームネットワークの現状と今後の方向性(3)
- 1)ホームネットワーク鳥瞰図(3)
2)ホームネットワーク関連機器市場規模(7)
3)ホームネットワーク普及状況と今後の方向性(9)
4)ブロードバンドアクセスサービス/アプリケーションサービス(17)
5)地上デジタル放送の普及と新サービス・新市場(21)
6)携帯電話により普及するホームネットワーク(23)
7)ホームサーバ機能の方向性(25)
- 2. ホームネットワーク関連の規格標準化動向及び搭載状況(26)
- 1)インタフェース規格の製品搭載状況(26)
2)ブリッジメディア規格の製品搭載状況(27)
3)デジタル家電機器における組込みOSの動向(29)
- 3. 主要な業界団体とその活動内容(31)
- 1)エコーネットコンソーシアム(31)
2)IPv6普及・高度化推進協議会(33)
3)その他の業界団体(34)
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II. 市場編
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- A. アプリケーション・サービス市場(35)
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A-1. EC(Eコマース)(37)
A-2. ホームセキュリティ(41)
A-3. IP電話サービス/IPテレビ電話サービス(43)
A-4. 在宅医療サービス(48)
A-5. eラーニング(49)
A-6. 行政サービス(51)
- B. ネットワークインフラ・メディアサービス市場、ネットワーク機器市場(53)
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B-1. FTTH(55)
B-2. ADSL(70)
B-3. CATV(80)
B-4. 携帯電話サービス(89)
B-5. PHSサービス(96)
B-6. BS/CS/地上デジタル放送(102)
B-7. ホットスポットサービス(109)
- C. ホームネットワーク端末機器市場(115)
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C-1. パソコン(デスクトップ型/ノート型)(117)
C-2. テレビ(CRT)(123)
C-3. テレビ(LCD)(128)
C-4. テレビ(PDP)(134)
C-5. VTR(139)
C-6. DVDプレーヤ/レコーダ(142)
C-7. 次世代DVDレコーダ(149)
C-8. HDDレコーダ(153)
C-9. MDプレーヤ(155)
C-10. ポータブルオーディオ(160)
C-11. コードレス電話/パーソナルファックス/Lモード(164)
C-12. インターネットSTB(173)
C-13. デジタルスチルカメラ(177)
C-14. デジタルビデオカメラ(183)
C-15. 携帯情報端末(PDA)(188)
C-16. ゲーム機(192)
C-17. カーナビゲーションシステム(196)
C-18. ネットワークカメラ(WEBカメラ)(204)
C-19. 白物家電(冷蔵庫/洗濯機/電子レンジ/エアコン)(208)
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III. ユーザー調査編
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アンケート結果(213)
調査票(229)
単純集計結果(236)
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