◆市場調査レポート:2003年07月31日発刊

2003 液晶関連市場の現状と将来展望(下巻)

ディスプレイ関連部品・材料の世界市場を徹底調査
−調査の背景−
  • 2002年の大型TFT市場は、2001年Q4からの単価上昇が2002年Q2まで続きQ3以降は下落、2003年1月からは上昇に転じている。指標となるモニタ向け15インチXGAは2002年末で190US$前後まで低下した。2003年Q1における供給不足(=単価上昇)は、業界では予測されていなかったが、背景には、PC需要が好調なことや、Samsung/LGの第5世代ラインの歩留りが低いことがあげられる。2003年後半には歩留まりの改善が進むとともに、AUOやQDIの第5世代ラインが立ち上がり、2004年前半には、大幅な価格低下が予測される。

  • 中小型LCD分野では携帯電話市場において欧米端末メーカーのカラーパネル調達量が急激に伸びている。2003年の携帯電話向けカラーパネル需要は2億枚程度が見込まれている。モノクロSTNの需要は減少すると見込まれ、カラーパネルの採用はデファクトとなりつつある。一方、国内向けの端末ではQVGAの採用が増加しつつあり、先行したTMDの低温ポリシリコンに追随して、シャープのCGシリコンやエプソンのTFD等、他メーカーの供給も開始されている。

  • 有機ELは、パッシブが携帯電話サブパネル向けで増加している他、アクティブパネルはデジタルカメラ向けで量産採用された。年内には携帯電話メインパネルでの採用が計画されている。

  • 一方、PDPは国内民生需要が牽引したことで、2002年に「民生>業務」へと逆転した。2003年は欧米における民生需要が本格化している。また、日系メーカーが中心の市場であったが、韓国ローカルメーカーの供給能力が上昇しており、大型TFTと同様に価格競争がさらに加速すると考えられる。

  • また、30in以上のTFTが量産されたことで、大型TV向けデバイスの動向が注目されている。30in台前半ではTFTの方がPDPモジュールよりも安価になりつつあり、リアプロジェクションTVでは、ポリシリコンTFT、LCOS、DLPを使用した新製品投入が活況である。

  • 各エリアにおいて様々なデバイスが競合関係にあるが、ディスプレイは、セットメーカーにおける差別化の為のキーデバイスに位置付けられており、各種FPDはともに競合しつつ市場拡大していくという方向性が見えている。

  • 当該レポートでは、ディスプレイトータルマーケットの把握、競合性の分析、業界シナリオの検証及び関連市場を網羅する為、上巻では、LCD、PDP、有機EL、FED、CDT、CPTなどのディスプレイデバイスについて、FPDを核とした定量的な市場動向、用途動向、将来動向を分析・予測し、各応用製品毎に採用ディスプレイのウエイトおよび今後の予測を行うことに主眼を置いている。また、LCDメーカー各社の設備状況を調査し、需給状況について分析・予測を行った。下巻ではLCD、PDP、有機EL、その他ディスプレイの構成部品、材料市場もあわせて調査し、ディスプレイ関連市場を網羅する。

−調査目的−
  • 本資料は、ディスプレイ(LCD、PDP、有機EL、その他デバイス)関連部品材料の、市場規模、マーケットシェア、地域別生産動向や技術開発動向をワールドワイドで調査・分析し、電子ディスプレイ関連の部品・材料市場を明らかにすることを目的としている。

−調査対象−
1)LCD関連部材29部材
2)PDP関連部材11部材
3)有機EL関連部材7部材
4)その他ディスプレイ関連部材8部材
 計55部材

−備考−
為替レート

本調査資料では下記のレートを採用している。

年度 2001 2002 2003年
以降
円/USドル 121.20 120.95 118.00

略語

単語 意味
LPS/LTPS 低温ポリシリコン(TFT)
HPS/HTPS 高温ポリシリコン(TFT)
a-Si アモルファスシリコン(TFT)
OLED 有機EL
CF カラーフィルタ
BL バックライト
In インチ 1インチ=25.4mm
「 ” 」 インチ 1インチ=25.4mm
0.x-3.x in x⇒任意の実数(4インチ未満の意味)
5G/6G 第5世代/第6世代
ラインの世代 1期:300×400
2期:〜370×470
2.5期:〜400×500
3期:〜550×670
3.5期:〜650×830
4期:〜730×920
5期:1000×1200〜

※単位mm

−調査対象品目−
2003液晶関連市場の現状と将来展望(上巻)
2003年7月8日発刊
A. ディスプレイデバイス

1.  アモルファスシリコンTFT(TFD含む)
2.  低温ポリシリコンTFT(CGS含む)
3.  高温ポリシリコンTFT
4.  Color STN
5.  Mono Color STN
6.  TN
7.  Color PDP
8.  Mono Color PDP
9.  無機ELディスプレイ
10.  有機ELディスプレイ
  (低分子パッシブマトリックス)
11.  有機ELディスプレイ
  (低分子アクティブマトリックス)
12.  有機ELディスプレイ
  (高分子パッシブマトリックス)
13.  有機ELディスプレイ
  (高分子アクティブマトリックス)
14.  VFD(蛍光表示管)
15.  FED/SED
16.  CDT
17.  CPT
18.  DLP
19.  LCOS

B. ディスプレイ応用製品

1.  ノートパソコン(タブレットPC含む)
2.  デスクトップモニタ
3.  セルラーホン(メイン/サブパネル)
4.  PDA
5.  カラーTV(直視型/TFT、PDP、CRT)
6.  カラーTV(投射型/PRT〈CRT〉、TFT、LCOS、DLP)
7.  プロジェクター
8.  カムコーダ
9.  デジタルスチルカメラ
10.  パチンコ
11.  パチスロ
12.  携帯ゲーム機
13.  車載モニタ
14.  カーオーディオ

C. ディスプレイメーカー事例

1.  LCDメーカー(15社/日系、韓国、台湾メーカー)
2.  PDPメーカー(5社/日系、韓国メーカー)
3.  有機ELメーカー(5社)
4.  LCOSメーカー(2社)

調査対象企業

パネルメーカー

シャープ、東芝松下ディスプレイテクノロジー、日立ディスプレイズ、セイコーエプソン、IDT、三洋電機、オプトレックス、カシオ計算機、富士通、ソニー、東北パイオニア、デンソー、FHP、NECプラズマディスプレイ、パイオニア、松下電器産業、Samsung El.、LG Philips、AUO、CPT、CMO、QDI、HannStar、Toppoly、PVI、Wintec、Nanya、URT、他

部材メーカー

コーニング、日本板硝子、旭硝子、凸版印刷、大日本印刷、東レ、クラリアントジャパン、東京応化工業、東洋インキ製造、ジオマテック、三容真空工業、光村印刷、HOYA、SKエレクトロニクス、日産化学、JSR、三井化学、積水化学工業、ナトコ、日本触媒、富士写真、コニカ、コニカ、サンリッツ、住友化学、ポラテクノ、3M、スタンレー電気、日本ライツ、富士通化成、日立化成工業、ソニーケミカル、チッソ、大日本インキ、メルク、他
2003 液晶関連市場の現状と将来展望(下巻)
2003年7月31日発刊
A. LCD関連部材

1.  ガラス基板(青板・白板)
2.  成膜加工
3.  フォトレジスト
4.  カラーフィルタ
5.  カラーフィルタ用顔料分散材料
6.  樹脂ブラックマトリクス材料
7.  フォトマスク
8.  配向膜材料
9.  シール剤
10.  スペーサ
11.  液晶材料(ミクスチャ)
12.  偏光板・楕円偏光板
13.  TACフイルム
14.  AGフイルム
15.  視野角補償フィルム
16.  輝度向上フィルム
17.  ドライバIC
18.  ACF
19.  TABテープ
20.  COF(加工品)
21.  CFLバックライトユニット
22.  導光板材料
23.  蛍光管(CFL)
24.  プリズムシート
25.  拡散シート
26.  反射シート
27.  バックライト用インバータ
28.  LEDバックライト(カラーLCD用)
29.  フロントライト

B. PDP関連部材

1.  ガラス基板
2.  バス・データ電極材料
3.  誘電体材料
4.  フォトマスク
5.  フォトレジスト
6.  バリアリブ材料
7.  蛍光体ペースト
8.  ドライバIC
9.  光学フィルタ
10.  EMIフィルタ
11.  背面基板(アフターマーケット)

C. 有機EL関連部材

1.  低分子発光材料
2.  正孔注入材料
3.  正孔輸送材料
4.  電子輸送材料
5.  高分子発光層材料
6.  ドライバIC
7.  シール剤

D. その他ディスプレイ関連部材

1.  ITOターゲット材
2.  ITOフィルム
3.  2層CCL
4.  抵抗膜式タッチパネル
5.  EMデジタイザ
6.  反射防止フィルム(AR/LR)
7.  白色LED
8.  リアプロジェクションTV用スクリーン

−目次−
()内は掲載ページ
1 総括(1)

1.1 ディスプレイデバイス世界市場(3)

1.2 デバイスタイプ別市場規模推移・予測(5)

1.3 デバイスタイプ別面積推移・予測(7)

1.4 ディスプレイ関連部材市場(12)

1.5 マーケットサイズ別部材マトリクス(13)

1.6 部材市場のグローバル化(15)
1.6.1 日系部材メーカーの差別化戦略(15)
1.6.2 日系部材メーカーの海外展開状況(19)
1.6.3 海外ローカルメーカーの動向(22)

2 業界関連図(25)

2.1 ディスプレイメーカーの提携MAP(27)

2.2 LCD(29)
2.2.1 アモルファスシリコンTFT・前工程(29)
2.2.2 アモルファスシリコンTFT・セル工程(30)
2.2.3 アモルファスシリコンTFT・実装工程(31)
2.2.4 STN・TN(32)

2.3 PDP(33)
2.3.1 パネル工程(前工程)(33)
2.3.2 パネル工程(後工程)〜モジュール工程(34)

2.4 有機EL(35)

3 集計・分析(37)

3.1 LCD関連部材(39)

3.2 PDP関連部材(72)

3.3 有機EL関連部材(84)

3.4 その他ディスプレイ関連部材(87)

4 部品材料個票(97)

4.1 LCD関連部材(97)

【前工程関連部材】
4.1.1 ガラス基板(青板・白板)(99)
4.1.2 成膜加工(106)
4.1.3 フォトレジスト(110)
4.1.4 カラーフィルタ(114)
4.1.5 カラーフィルタ用顔料分散材料(118)
4.1.6 樹脂ブラックマトリクス材料(122)
4.1.7 フォトマスク(126)

【セル工程関連部材】
4.1.8 配向膜材料(130)
4.1.9 シール剤(134)
4.1.10 スペーサ(138)
4.1.11 液晶材料(ミクスチャ)(142)
4.1.12 偏光板・楕円偏光板(146)
4.1.13 TACフィルム(152)
4.1.14 AGフィルム(156)
4.1.15 視野角補償フィルム(160)
4.1.16 輝度向上フィルム(164)

【後工程関連部材】
4.1.17 ドライバIC(168)
4.1.18 ACF(173)
4.1.19 TABテープ(177)
4.1.20 COF(181)

【ライティング関連部材】
4.1.21 CFLバックライトユニット(185)
4.1.22 導光板材料(191)
4.1.23 蛍光管(CFL)(195)
4.1.24 プリズムシート(199)
4.1.25 拡散シート(203)
4.1.26 反射シート(207)
4.1.27 バックライト用インバータ (211)
4.1.28 LEDバックライト(215)
4.1.29 フロントライト(219)

4.2 PDP関連部材(223)
4.2.1 ガラス基板(225)
4.2.2 バス・データ電極材料(229)
4.2.3 誘電体材料(234)
4.2.4 フォトマスク(239)
4.2.5 ドライフィルムレジスト(243)
4.2.6 バリアリブ材料(246)
4.2.7 蛍光体ペースト(250)
4.2.8 ドライバIC(253)
4.2.9 光学フィルタ(257)
4.2.10 EMIフィルム(261)
4.2.11 背面基板(アフターマーケット)(265)

4.3 有機EL関連部材(267)
4.3.1 低分子発光材料(269)
4.3.2 正孔注入材料(272)
4.3.3 正孔輸送材料(275)
4.3.4 電子輸送材料(278)
4.3.5 高分子発光材料(281)
4.3.6 ドライバIC(284)
4.3.7 シール剤(286)

4.4 その他ディスプレイ関連部材(289)
4.4.1 ITOターゲット材(291)
4.4.2 ITOフィルム(295)
4.4.3 2層CCL(299)
4.4.4 抵抗膜式タッチパネル(303)
4.4.5 EMデジタイザ(307)
4.4.6 反射防止フィルム(AR/LR)(309)
4.4.7 白色LED(316)
4.4.8 リアプロジェクションTV用スクリーン(320)
()内は掲載ページ
−お問い合わせ・お申し込みについて−
調査資料名
2003 液晶関連市場の現状と将来展望(下巻)

頒価
104,500円(税抜 95,000円)

発刊日
2003年07月31日

報告書体裁
A4版 原本コピー簡易製本

ページ数
323ページ

担当部署
株式会社富士キメラ総研 第一研究開発部門
TEL. 03-3241-3490 FAX. 03-3241-3491

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