◆市場調査レポート:2000年08月04日発刊

2000 デジタルホームネットワークの現状と将来展望

通信・放送の融合/家電のデジタル化が進むホームマルチメディア市場の今後の方向性を探る
−調査の背景−
  • 2000年7月に沖縄で開かれたサミットの大きなテーマにも取り上げられたIT化。その波はビジネスの現場のみでなく家庭に押し寄せようとしている。

  • 郵政省のデータでは、'99年末の日本国内におけるインターネット利用者数は2,706万人、携帯電話端末を介してのウェブやメールの利用者数が571万人、2005年には両者合わせて7,670万人にまで達すると予測している。

  • インターネットの急速な普及により定額制常時接続サービスを意識したISDN(IP接続サービス)、ADSL、CATV等のアクセス回線市場が立ち上がりを見せている。より高速な定額制常時接続サービスが家庭にも定着してくれば、ネットワークゲーム、ストリーミング、音楽配信等のコンテンツサービスも利用が高まるものと見られる。

  • 2000年12月にはBSデジタル放送も開始され、同時に各種双方向サービスが展開される。これらにiモードに代表されるモバイル系の情報サービスも絡めた形で、今後これらサービス及び関連機器・端末市場は拡大を続けるものと見られる。

  • デジタル情報化時代の到来により放送と通信、家電とコンピュータ等の融合が至る所で見られるようになってきており、同時にそれらの市場が標準化され、円滑な形成がなされていくための仕組み作りも活発に行われている。

  • 最近、ホームネットワークの世界で注目を集めているのがBluetooth。Bluetoothはデジタル家電のワイヤレス通信規格で、送受信能力は10m以内であれば1Mbps、最も普及が進んでいる携帯電話を初めとしたモバイル機器(PC、携帯情報端末デジタルスチルカメラ等)の他、STB等のデジタル情報家電と応用範囲も広い。従来からホームネットワークの代表的な規格とされてきたIEEE1394についてもデジタルビデオカメラ以外にもPCでの採用率が高まり、デジタルテレビやデジタルSTBにも採用されるようになってきている。他の規格についても実際に搭載機器が登場する等市場が立ち上がりつつある。

  • 本調査資料ではホームネットワーク関連の各種規格、インフラ・メディアサービス、アプリケーション、端末・機器市場等の動向等について調査し、当該市場における現状と今後の方向性を探った。また、今回の調査ではインターネットやデジタル情報家電等の家庭での用状況について把握するためにユーザーアンケート調査も実施した。

−調査目的−
  • 本調査資料ではホームネットワークに関わるインフラ、メディア、アプリケーションサービス、端末・機器などの関連市場及び標準化が進められている技術、関連企業・団体の動向を調査し、当該市場において今後事業を展開していく上での参考データを提供することを目的とした。

−調査項目−
  1. 市場概要

  2. 市場規模推移

  3. 企業別市場占有率

  4. 主要参入企業の動向

  5. 製品トレンド

  6. ホームネットワークヘの取り組み状況

  7. 主要製品一覧

−調査対象品目−
A.アプリケーションサービス市場
  1. ホームショッピング
  2. ホームセキュリティ
  3. 在宅健康支援
  4. 教 育
  1. 行 政
  2. 音楽配信
  3. ゲーム配信
B.ネットワークインフラ・メディアサービス市場
  1. 光ファイバ
  2. ISDN(IP接続サービス)
  3. ADSL
  4. FWA
  1. 無線LAN
  2. 携帯電話/PHS
  3. CATV
  4. BS/CS放送
C.端末・機器市場
  1. パソコン
  2. テレビ(CRT)
  3. テレビ(PDP)
  4. VTR
  5. HDD録画装置
  6. DVDプレーヤ
  7. MDプレーヤ
  8. シリコンオーディオプレーヤ
  9. 小型メモリーカード
  10. インターネット専用端末
  11. ISDNルータ/TA
  12. ケーブルモデム
  1. CATVホームターミナル
  2. CSデジタルチューナ
  3. ゲーム機
  4. カーナビゲーションシステム
  5. パーソナルファックス
  6. 携帯電話/PHS
  7. 携帯情報端末
  8. メール端末
  9. デジタルスチルカメラ
  10. デジタルビデオカメラ
  11. 冷蔵庫
  12. 電子レンジ

−目次−
()内は掲載ページ
I.総括編(1)
1.ホームネットワークの現状と今後の方向性(3)
1)通信・放送サービスの多様化(3)
  2)機器のデジタル化に伴う情報系ネットワークとAVネットワークの融合(5)
  3)生活家電・設備の制御系ネットワーク(5)
  4)個別製品のデジタルホームネットワークとの取組み状況(6)

2.ホームネットワークの標準化及び技術動向(13)
1)ホームネットワーク関連主要規格の概要(13)
  2)ホームネットワーク関連規格の動向(15)
II.市場編(19)
A.アプリケーションサービス市場(21)
A-1.ホームショッピング(23)
A-2.ホームセキュリティ(24)
A-3.在宅健康支援システム(27)
A-4.教育(30)
A-5.行政(32)
A-6.音楽配信(33)
A-7.ゲーム配信(36)

B.ネットワークインフラ・メディアサービス市場(39)
B-1.光ファイバー網(41)
B-2.ISDN(IP接続サービス)(43)
B-3.ADSL(45)
B-4.FWA(49)
B-5.無線LAN(50)
B-6.携帯電話/PHS(51)
B-7.CATV(55)
B-8.BS/CS放送(59)

C.端末・機器市場(63)
C-1.パソコン(65)
C-2.テレビ(CRT)(70)
C-3.テレビ(PDP)(74)
C-4.VTR(78)
C-5.HDD録画装置(82)
C-6.DVDプレーヤ(84)
C-7.MDプレーヤ(88)
C-8.シリコンオーディオプレーヤ(92)
C-9.小型メモリーカード(97)
C-10.インターネット専用端末(101)
C-11.ISDNルータ/TA(105)
C-12.ケーブルモデム(110)
C-13.CATVホームターミナル(113)
C-14.CSデジタルチューナ(116)
C-15.ゲーム機(119)
C-16.カーナビゲーションシステム(123)
C-17.パーソナルファックス(129)
C-18.携帯電話/PHS(133)
C-19.携帯情報端末(141)
C-20.メール端末(149)
C-21.デジタルスチルカメラ(155)
C-22.デジタルビデオカメラ(159)
C-23.冷蔵庫(163)
C-24.電子レンジ(168)
III.ユーザーアンケート調査編(173)
()内は掲載ページ
−お問い合わせ・お申し込みについて−
調査資料名
2000 デジタルホームネットワークの現状と将来展望

頒価
106,700円(税抜 97,000円)

発刊日
2000年08月04日

報告書体裁
A4版 原本コピー簡易製本

ページ数
195ページ

担当部署
株式会社富士キメラ総研 第二研究開発部門
TEL. 03-3241-3490 FAX. 03-3241-3491

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