◆市場調査レポート:2018年09月21日発刊

2018 ディスプレイ関連市場の現状と将来展望(下巻)

ディスプレイ、アプリケーション、部品材料の世界市場、次世代技術/関連部材を徹底調査
部品材料編
−はじめに−
  • ディスプレイ材料事業は従来、日系・欧米系化学メーカーが収益源としていた分野であるが、アジア系材料メーカーの台頭、市場の成熟に伴い、事業戦略の見直しを迫られている。LCDの主用途であるTVは市場が停滞する一方、2017年末に稼働を開始したBOEのG10.5ラインなど、パネルの供給能力は依然として拡大傾向にある。今後G10.5ラインの増加により、パネル、部材価格ともにより一層低価格化が進むと見込まれている。
  • スマートフォンでは「iPhone X」への採用を契機に、OLEDの市場拡大が期待されていたが、市場が成熟するなかで高コストなディスプレイを採用するメリットが見出されておらず、2018年はLCDへの回帰がみられる。今後のOLED普及には、ライン立ち上げに苦戦している中国メーカーの増産、LCDとの差別化要因となるフォルダブルディスプレイの上市が鍵を握ると予測される。
  • マス・マーケットがコモディティ化するなか、ディスプレイおよび関連材料メーカーは高付加価値化・収益の安定化を図っている。代表的な注力アプリケーションは車載ディスプレイである。民生機器よりも高い信頼性が要求される一方、安定的な収入が見込まれるため、車載を開発テーマに置いているメーカーは少なくない。
  • また、TV・スマートフォンのハイエンド市場を狙った高付加価値ディスプレイ開発も加速している。Samsung El.はTVにおけるOLED対抗技術としてQD技術に注力している。市場性の不透明さが指摘されているものの、マイクロLEDディスプレイ・ミニLEDバックライト採用ディスプレイの技術開発は盛んに行われている。伸びしろが少なくなっているディスプレイ材料市場において、次世代ディスプレイ技術の動向は耳目を集めている。
  • 本市場調査資料は『液晶関連市場の現状と将来展望』として初版の刊行以来、27年目を迎える。その間、2012年には調査範囲の拡大に伴い『ディスプレイ関連市場の現状と将来展望』と改題した。2018年版では「ディスプレイデバイス」「タッチパネル」「アプリケーション機器」を対象とした上巻、「LCD・OLED共通関連部材」「LCD関連部材」「OLED関連部材」「タッチパネル関連部材」を対象とした下巻の2分冊で構成した。
  • 年間10兆円以上の規模を持つディスプレイ関連市場と最新トピックスを網羅するデータベースである本市場調査資料は、ディスプレイ関連市場に携わる各位にとって、今後の戦略立案の上で大いに参考にしていただける内容になったと確信している。関連企業各方面で広くご活用いただければ幸いである。
−調査目的−
  • 上巻では「ディスプレイデバイス市場」「タッチパネル市場」「アプリケーション機器市場」を網羅的に調査し、最新の市場動向をまとめたデータベースの提供を目的とした。
  • 下巻では「LCD・OLED共通関連部材」「LCD関連部材」「OLED関連部材」「タッチパネル関連部材」を網羅的に調査し、最新の市場動向をまとめたデータベースの提供を目的とした。
−調査対象−
調査対象品目
LCD・OLED共通関連部材9品目ガラス基板、フォトレジスト、カラーフィルター、カラーレジスト、ブラックレジスト・ブラックカラムスペーサー、透明電極用ターゲット材、メタル系ターゲット材、ハードコート剤、フォトマスク
LCD関連部材18品目オーバーコート剤、フォトスペーサー、配向膜材料、液晶材料、シール剤、偏光板、偏光子保護フィルム・位相差フィルム、表面処理フィルム、TV用バックライトユニット、中小型バックライトユニット、拡散板・導光板材料(シート)、導光板材料(射出成形用)、拡散シート、プリズムシート・マイクロレンズシート・輝度向上フィルム、反射シート、量子ドットシート、白色LED、拡散ビーズ
OLED関連部材11品目円偏光板(OLED用)、円偏光板保護フィルム(OLED用)、TFT基板用ポリイミド、透明ポリイミド、低分子発光材料(EML)、正孔注入材料(HIL)、正孔輸送材料(HTL)、電子輸送材料(ETL)、電荷発生材料(CGL)、高分子発光材料、封止材(OLED用)
タッチパネル関連部材9品目カバーガラス(元板)、カバー樹脂(元板)、車載向けカバーガラス(完成品)、ハードコートフィルム・IMフィルム、インデックスマッチングコート剤、ITOフィルム、メタルメッシュフィルム、OCA、OCR
−調査項目−
1. 製品概要・定義
1) 対象製品の定義
2) 基本特性
3) 出荷形態
2. 業界構造
3. 市場動向
1) 市場規模推移・予測(2016年実績〜2023年予測)
2) タイプ別市場動向
3) 市場概況
4. 価格動向(2018年Q3時点)
5. 参入メーカー一覧および拠点情報
6. メーカーシェア(2017年実績・2018年見込)
7. 地域別生産動向(2017年実績・2018年見込)
8. 納入関係(2018年Q3時点)
9. 業界動向
−目次−
1.0 総括(1)
1.1 ディスプレイ関連部品材料世界市場(3)
1.2 将来性分析(4)
1.3 参考データ(ディスプレイデバイス・タッチパネル市場)(5)
1.3.1 ディスプレイデバイス・タッチパネル世界市場・市場概況(5)
1.3.2 ディスプレイデバイス・タッチパネルタイプ別市場規模推移・予測(7)
1.3.3 静電容量式タッチパネルタイプ別市場規模推移・予測(10)
1.3.4 TFT用途別面積と平均サイズの推移・予測(11)
1.3.5 AMOLED用途別面積と平均サイズの推移・予測(14)
1.3.6 タッチパネル用途別方式別面積推移・予測(17)
2.0 製造フローと材料需要(19)
2.1 a-Si TFT(TV)(21)
2.2 大型AMOLED(TV)(28)
2.3 中小型AMOLED(リジッド)(31)
2.4 中小型AMOLED(フレキシブル)(34)
2.5 タッチパネル(フィルムセンサー・インセル)(37)
3.0 業界動向(41)
3.1 OLED関連材料・技術の最新動向(43)
3.2 次世代ディスプレイ技術の研究開発動向(48)
3.3 偏光板業界注目動向(52)
3.4 車載カバーガラスの採用シナリオと新技術開発動向(55)
3.5 ディスプレイ材料における車載グレード開発動向(58)
3.6 コストダウン・低コストプロセスの動向(64)
4.0 集計(73)
4.1 LCD・OLED共通関連部材(75)
4.2 LCD関連部材(76)
4.3 OLED関連部材(78)
4.4 タッチパネル関連部材(79)
5.0 部品材料個票(81)
5.1 LCD・OLED共通関連部材(83)
5.1.1 ガラス基板(85)
5.1.2 フォトレジスト(90)
5.1.3 カラーフィルター(95)
5.1.4 カラーレジスト(100)
5.1.5 ブラックレジスト・ブラックカラムスペーサー(105)
5.1.6 透明電極用ターゲット材(110)
5.1.7 メタル系ターゲット材(115)
5.1.8 ハードコート剤(123)
5.1.9 フォトマスク(127)
5.2 LCD関連部材(133)
5.2.1 オーバーコート剤(135)
5.2.2 フォトスペーサー(139)
5.2.3 配向膜材料(143)
5.2.4 液晶材料(147)
5.2.5 シール剤(152)
5.2.6 偏光板(156)
5.2.7 偏光子保護フィルム・位相差フィルム(164)
5.2.8 表面処理フィルム(171)
5.2.9 TV用バックライトユニット(176)
5.2.10 中小型バックライトユニット(181)
5.2.11 拡散板・導光板材料(シート)(185)
5.2.12 導光板材料(射出成形用)(188)
5.2.13 拡散シート(194)
5.2.14 プリズムシート・マイクロレンズシート・輝度向上フィルム(198)
5.2.15 反射シート(201)
5.2.16 量子ドットシート(205)
5.2.17 白色LED(210)
5.2.18 拡散ビーズ(216)
5.3 OLED関連部材(221)
5.3.1 円偏光板(OLED用)(223)
5.3.2 円偏光板保護フィルム(OLED用)(227)
5.3.3 TFT基板用ポリイミド(231)
5.3.4 透明ポリイミド(235)
5.3.5 低分子発光材料(EML)(240)
5.3.6 正孔注入材料(HIL)(245)
5.3.7 正孔輸送材料(HTL)(249)
5.3.8 電子輸送材料(ETL)(253)
5.3.9 電荷発生材料(CGL)(257)
5.3.10 高分子発光材料(261)
5.3.11 封止材(OLED用)(264)
5.4 タッチパネル関連部材(269)
5.4.1 カバーガラス(元板)(271)
5.4.2 カバー樹脂(元板)(277)
5.4.3 車載向けカバーガラス(完成品)(282)
5.4.4 ハードコートフィルム・IMフィルム(286)
5.4.5 インデックスマッチングコート剤(292)
5.4.6 ITOフィルム(296)
5.4.7 メタルメッシュフィルム(302)
5.4.8 OCA(306)
5.4.9 OCR(311)
−お問い合わせ・お申し込みについて−
調査資料名
2018 ディスプレイ関連市場の現状と将来展望(下巻)

頒価
165,000円(税抜 150,000円)

発刊日
2018年09月21日

報告書体裁
A4版 原本コピー簡易製本

ページ数
314ページ

担当部署
株式会社富士キメラ総研 第一部門
TEL. 03-3241-3490 FAX. 03-3241-3491

ISBNコード
ISBN978-4-89443-856-9

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