◆市場調査レポート:2017年03月02日発刊

データセンタービジネス市場調査総覧 2017年版(上巻)

上巻:市場編
−はじめに−
  • データセンタービジネス市場は2000年前後に起きたインターネットサービスの拡大に伴ってインターネットのアクセスポイント用途として拡大し、ITバブルがはじけた後も2005年頃より企業が保有する業務システム向けのアウトソーシングサービスサイトとして、また2011年に起きた東日本大震災を契機にバックアップシステムの運用サイトとして、成長を遂げてきた。
  • 近年ではクラウドコンピューティング、特に「AWS」「Microsoft Azure」の台頭により、従来のデータセンタービジネスであるハウジングサービス/ホスティングサービス市場の成長性が鈍化している。また、ハウジングサービスの対象がエンドユーザーではなく、成長著しいクラウドサービスプロバイダー向け、特に外資系クラウドサービスプロバイダーに対して提供するケースが非常に増えている。そのため、これらのクラウドサービスプロバイダー向けにサービス提供しているか否かがデータセンター事業の成長に大きな影響を及ぼす要因となっている。
  • このようにデータセンタービジネス、特に既存のビジネスモデルの市場環境は厳しいものとなっている。その一方で、人工知能やIoT、FinTechといった新たなICT技術/ソリューションが、新たなデータセンタービジネスの需要をもたらすことも期待できる。これら新たなICT技術/ソリューションの利用が拡大することで、必然的にそれらを動かすためのハイパフォーマンスなコンピューターリソースが必要となり、それを動かすために必要なデータセンターがもつ高電力やサーバールームスペースの利用が進むと見込まれる。データセンターはいかにしてこれらの新たなICT技術/ソリューションと結びついて需要につなげていくかが、事業成長を継続していく上で重要である。
  • 本調査資料「データセンタービジネス市場調査総覧 2017年版《上巻:市場編》」においては、メガクラウドサービスが与えるデータセンタービジネス市場への影響と人工知能やIoT、FinTechといった新たなICT技術/ソリューションがもたらすデータセンターの需要性について新たに分析するとともに、主要データセンターサービス市場と、データセンター事業者が投資する製品市場の詳細な市場動向やトレンドの把握を行い、データセンタービジネス市場の検証・分析を多角的に行った。
  • 最後に、当該ビジネスの参入事業者において、今後のデータセンタービジネスの方向性を明確化する一助となることを願うと同時に、今後のマーケティング戦略立案の基礎データとして大いに活用されることを切に望むものである。
−調査目的−
  • 本調査資料は、データセンターサービス市場や関連製品投資動向などを把握する「上巻:市場編」とデータセンター事業者の戦略動向ならびにユーザー企業におけるデータセンター利用動向を把握する「下巻:ベンダー戦略/ユーザー実態編」の2分冊とした。
  • 上巻では、データセンタービジネスで提供されるサービスの動向や、サービスを提供するにあたって必要な関連製品の市場動向を明らかにすることで、データセンタービジネス市場の今後の方向性を把握することを目的とした。
−調査対象−
調査対象品目
1. データセンターサービス8サービス
ホスティング(基本)、ホスティング(アウトソーシング)、IaaS/PaaS、ハウジング(基本)、ハウジング(アウトソーシング)、通信回線サービス、共同利用、DinD
2. データセンター関連製品13製品
サーバー、ストレージ、ルーター/スイッチ、サーバーラック、パッケージエアコン、ターボ冷凍機、チラー、UPS(無停電電源装置)、インテリジェントPDU、PDU/PDP、DCIM、非常用発電機(ディーゼル/ガスタービン)、ビル型データセンター
−目次−
I. 総括編(1)
1. データセンタービジネス市場の展望(3)
1) 市場展望(3)
2) 地域別市場規模推移(3)
3) メガクラウドベンダー向けデータセンター需要(3)
4) NewICTがもたらすデータセンター需要(3)
2. 市場規模推移(5)
1) 全体市場(5)
2) 事業者カテゴリー別(7)
3) 業種別(8)
4) 企業規模別(9)
5) 地域別(10)
3. 全国データセンター分布(11)
1) データセンター分布図(11)
2) 地域別データセンター立地概要(12)
3) 全国の主要データセンター概要(13)
4) 地方データセンター市場展望(22)
5) 地方データセンター建設動向(23)
6) 地域別データセンターのビジネス動向およびビジネス戦略(24)
7) 地域別データセンター市場分析(25)
8) データセンターの新設計画(38)
4. データセンターサービス価格動向(42)
1) ハウジング価格動向(42)
2) コロケーション価格動向(53)
5. 新設データセンターの需給状況(55)
1) 新設データセンターの稼働率推移(55)
2) 年代別データセンターの需給状況(56)
6. データセンターのサービス面積推移(60)
1) 事業者カテゴリー別(60)
2) 地域別(63)
3) 竣工年代別(65)
7. データセンターの電力スペック動向(66)
1) データセンターにおける電力の位置付け(66)
2) 電力スペック別データセンター推移(66)
3) 利用電力別稼働ラック推移(67)
8. データセンター関連コスト分析(68)
1) データセンター建設コストの推移と展望(68)
2) データセンター運営コスト(71)
9. 設備投資動向(72)
1) 全体(72)
2) ITプロダクト(73)
3) ファシリティ(75)
4) データセンター建築物(77)
10. データセンター事業者一覧(78)
II. データセンター周辺環境編(85)
1. メガクラウドベンダー向けデータセンター需要(87)
1) 定義(87)
2) 市場動向(87)
3) サービス別新規純増稼働ラック数(88)
4) メガクラウドベンダー別稼働ラック数(89)
2. NewICTがもたらすデータセンター需要(90)
1) データセンター市場におけるIoT需要(90)
2) データセンター市場における人工知能関連需要(93)
3) データセンター市場におけるFinTech需要(97)
3. データセンターに関わる法制度の実態と整備(101)
1) 概要(101)
2) データセンター地域分散化に関する支援施策(101)
3) 大規模事業所への温室効果ガス排出総量削減義務と排出量取引制度(103)
4) 東京都中小規模事業所のクラウド利用による省エネ支援事業(クラウド化支援事業)(105)
5) データセンターに関する指標(107)
6) 国内の電気料金の推移(109)
4. データセンターの老朽化とその対応(110)
1) 老朽化データセンターのサーバールーム面積推移(110)
2) 老朽化データセンターへの対策のメリットおよびデメリット(111)
3) 主要データセンター事業者の老朽化対策状況一覧(112)
4) 老朽化データセンターリプレース市場(114)
5) エンドユーザー所有の老朽化データセンター(115)
5. データセンターとオンプレミス環境の稼働サーバー推移動向(116)
1) 概要(116)
2) データセンター内稼働サーバー台数とオンプレミス稼働サーバー台数推移(117)
III. データセンターサービス編(119)
A-1. ホスティング(121)
A-1-1. ホスティング(基本)(124)
A-1-2. ホスティング(アウトソーシング)(127)
A-2. IaaS/PaaS(130)
A-3. ハウジング(133)
A-3-1. ハウジング(基本)(136)
A-3-2. ハウジング(アウトソーシング)(139)
A-4. 通信回線サービス(142)
A-5. 共同利用(145)
A-6. DinD(150)
IV. 製品編(153)
B-1. サーバー(155)
B-2. ストレージ(159)
B-3. ルーター/スイッチ(163)
B-4. サーバーラック(169)
B-5. パッケージエアコン(173)
B-6. ターボ冷凍機(175)
B-7. チラー(177)
B-8. UPS(無停電電源装置)(180)
B-9. インテリジェントPDU(184)
B-10. PDU/PDP(187)
B-11. DCIM(191)
B-12. 非常用発電機(ディーゼル/ガスタービン)(194)
B-13. ビル型データセンター(197)
−お問い合わせ・お申し込みについて−
調査資料名
データセンタービジネス市場調査総覧 2017年版(上巻)

頒価
132,000円(税抜 120,000円)

発刊日
2017年03月02日

報告書体裁
A4版 原本コピー簡易製本

ページ数
199ページ

担当部署
株式会社富士キメラ総研 第二研究開発部門
TEL. 03-3241-3490 FAX. 03-3241-3491

ISBNコード
ISBN978-4-89443-806-4

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