◆マルチクライアント調査レポート:2009年06月30日発刊

ファブレスLSIビジネスの現状と将来予測

LSI関連業界におけるファブレス化の動向と今後の有力市場
−調査の背景−
  • 今日、世界経済の低迷期においてエレクトロニクス、LSI市場にも厳しい影響を及ぼしています。LSI市場は一昨年後半ころからメモリを中心に市況に陰りが見えはじめ、昨年は特に北京オリンピックでの大きな需要創出が見られず後半からはメモリ以外も全般的に市場は減速しました。今年も大手メモリメーカーの経営破綻や前半は在庫調整のため市場が硬直化するなどLSI業界にとってかなり大きな打撃となっています。
  • 2000年のITバブル崩壊後、LSI業界では事業の再編、見直しが盛んに行われ分社化や合弁、M&A、撤退など急激な変化が見られましたが、ここにきて一段とその動きが激しくなりつつあります。これはLSI市場にとって大きな変革期を迎えたということであり、今後LSI事業を継続するIDMの減少や事業縮小を余儀なくされることも予想されます。
  • IDMは大規模な設備投資や多数の従業員数を抱え、これからの時代で先の見通しがたたなければ極めてリスキーな事業となってしまっています。微細化に向けたムーアの法則は成り立たなくなっています。市場で他社と差別化し市場をリードしていくにはプロセス技術や生産技術の蓄積またその発展がLSIメーカーとしての競争力の1つといえますが、一方で水平分業というアウトソースビジネスも成立しており、IDMをはじめLSIメーカー各社の事業方針や戦略によって、今後それぞれ方向性がより一段と変化していくものと考えられます。
  • LSIの設計、開発は製品企画と同時にスペックを決めるものですが、ファブレスはファンドリを活用することで大規模な生産プロセス設備の投資が不要で比較的リスクが少なく、また市場でビックチャンスの可能性もありファブレスベンチャーの参入も増えています。半導体市場においてもファブレスメーカーが好調に推移していることが目立ちます。
  • 今回の調査ではファブレスメーカーの事例やIDMにおけるファブレス事業戦略を明らかにするとともにLSI市場におけるファブレスビジネスの現状や今後の有力市場を調査、分析、予測いたしました。
  • 本調査が関連業界皆様の事業戦略立案のための基礎データになることを祈ります。
−調査対象−
1. 調査対象範囲
LSI生産プロセス
ファブレスLSIビジネスの現状と将来予測:調査対象イメージ
ファブレスの定義:
ファブレスの定義:生産工場を持たない、LSIメーカーによる製品事業。IDMでも特定のデバイスでファブレス化しているものもあります。商社やデザインハウスなども自社ブランドでLSIを設計、開発、販売するものも対象としました。
生産プロセスの一部でパッケージなどの設計、開発を専業で行う企業もありますが今回はLSIのデバイスとしての機能や回路設計を行い、完成品を市場に販売するものをファブレスLSIとしました。
2. 調査対象品目
1) ASSP(画像、通信、電源、他/デジタル、アナログ)
2) ASIC、フルカスタムLSI
3) FPGA
4) MPU/MCU/DSP
5) メモリ
6) 汎用アナログ
3. 調査対象企業
1) ファブレス系
2) IDM系
3) その他
デザインハウス系、IPベンダー、商社、シリコンファンドリ
外資系企業は日本法人や国内代理店にアプローチしました。
−目次−
I. 総括(1)
1. ファブレスLSI需要予測(1)
2. 今後の有力LSIとその要因(2)
3. ターンキービジネスにおけるファブレスビジネスの位置付け、有力サービス(3)
4. LSI市場におけるファブレス事業の展望(5)
5. ファブレス事業の問題点、課題(6)
6. ファブレス事業成功、拡大のためのKFS(7)
II. ファブレスLSI市場(8)
1. 製品体系(8)
2. 参入企業一覧(9)
3. 市場規模動向(15)
1) 半導体市場(15)
2) 半導体市場に占めるファブレスLSIのウェイト(16)
3) ファブレスLSI市場(17)
(1) トータルマーケット(17)
(2) 主な製品別市場(18)
(3) 主要地域別市場(20)
(4) 主要メーカー別シェア(22)
4. ファブレスLSIの製品別動向(23)
1) ASSP(23)
(1) 画像用ASSP(24)
(2) 通信用ASSP(28)
2) ASIC/FPGA(32)
3) メモリ(37)
4) Analog/MixdSignal(42)
5) マイクロ(MPU/MCU/DSP)(47)
5. LSI事業におけるファブレス化のメリット、デメリット(52)
III. 主要ファブレスメーカーケーススタディ(14社)(53)
IV. IDMの動向(118)
−お問い合わせ・お申し込みについて−
調査資料名
ファブレスLSIビジネスの現状と将来予測

頒価
440,000円(税抜 400,000円)

発刊日
2009年06月30日

報告書体裁
ファイル綴り報告書

ページ数
120ページ

担当部署
株式会社富士キメラ総研 第一研究開発部門
TEL. 03-3241-3490 FAX. 03-3241-3491

お申し込み方法
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受信後、担当者より折り返しご連絡いたします。
また、必要事項をE-mail、ファクシミリにてinfo@fcr.co.jpまでお送りいただいても結構です。
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