- ■このレポートには以下の最新版があります
- 2024 ディスプレイ関連市場の現状と将来展望 (刊行:2024年07月25日)
- ■この資料は複数巻構成となっております
- 2005 液晶関連市場の現状と将来展望(上巻)(刊行:2005年07月11日)
- ■関連したテーマを持つレポートがあります
- 2025年 機能性高分子フィルムの現状と将来展望 エレクトロニクスフィルム編 (刊行:2025年03月07日(予定))
- エレクトロニクス分野におけるPFAS実態と代替PFASフリー素材の市場性 (刊行:2024年11月25日)
- プロジェクター市場の徹底分析総調査(2024年版) (刊行:2024年09月30日)
- 映像DX市場総調査 2024 (刊行:2024年08月28日)
−調査の背景− |
---|
LCDは近年稀に見る低価格化が進んでいる。TV、モニタ、ノートPC向けともに2004年第3四半期から2005年第1四半期まで低下基調で推移した他、中小型パネルにおいても2005年第2四半期から価格低下が加速している。ほとんどのTFTメーカーの決算(2005年第1四半期)が赤字となっており、2005年第2四半期からの値上げやパネル需給の動向が注目されている。
日本国内では、FDTCのシャープ、IDTechのソニー買収、三洋電機とセイコーエプソンの統合、IPSアルファの設立など、事業統合や新規参入の動きが見られる。さらに、台湾や韓国メーカーの中小型パネルの供給能力増加により、中小型に軸足を移していた日系TFTメーカーの事業環境は厳しさを増している。携帯電話市場のカラー化率飽和と単価下落にともない、中小型パネルの成長率は鈍化する方向にあるが、シェアアップを狙うTFTメーカーでは能力増強を推し進め、大手端末ブランドからの受注拡大を目指している。
フラットTV市場では、42inクラスにおけるPDP vs TFT、50inクラスでのPDP vs リアプロTVが注目されている。市場価格が急落するのと同時に、需要も喚起されており、とくに32in液晶TVの急拡大が期待されている。32inTFTのパネルプライスはMinで500US$近辺にあり、32inで15万円以下のTVが販売されるようになった。一方、42inでTFT、50inでリアプロTVと競合していくPDPでは、値下げの強行による需要確保の動きが見受けられる。
OLED(有機EL)は携帯電話サブディスプレイやPMP(ポータブルミュージックプレーヤ)での採用が進んでいる他、携帯電話のメインディスプレイでも採用され始めた。2005年はアクティブマトリクスのOLEDが期待されている。一方でLCDの低価格化により、OLEDにも低コスト訴求が強くなっており、表示デバイスとしての差別化が求められている。
各エリアにおいて様々なデバイスが競合関係にあるが、ディスプレイはセットメーカーにおける差別化の為のキーデバイスに位置付けられており、各種FPDはともに競合しつつ拡大していくという方向性が見えている。
当該レポートでは、ディスプレイトータルマーケットの把握、競合性の分析、業界シナリオの検証及び関連市場を網羅する為、上巻では、LCD、PDP、有機EL、FED、CDT、CPTなどのディスプレイデバイスについて、FPD核とした定量的な市場動向、用途動向、将来動向を分析・予測し、各応用製品毎に採用ディスプレイのウエイトおよび今後の予測を行うことに主眼を置いている。また、LCDメーカー各社の設備状況を調査し、需給状況について分析・予測を行った。下巻ではLCD、PDP、有機EL、その他ディスプレイの構成部品、材料市場もあわせて調査し、ディスプレイ関連市場を網羅する。
|
−調査対象製品− |
---|
1)LCD関連部材 | 28部材 |
2)PDP関連部材 | 10部材 |
3)有機EL関連部材 | 6部材 |
4)その他ディスプレイ関連部材 | 8部材 |
| 計52部材 |
|
−備考− |
---|
-
■ 為替レート
-
本調査資料では下記のレートを採用している。
年度 | 2003 | 2004 | 2005年 以降 |
円/USドル | 112.08 | 106.55 | 105.00 |
-
■ 略語
-
単語 | 意味 |
LPS/LTPS | 低温ポリシリコン(TFT) |
HPS/HTPS | 高温ポリシリコン(TFT) |
a-Si/AMS | アモルファスシリコン(TFT) |
OLED | 有機EL |
AM-OLED/PM-OLED | アクティブマトリクス有機EL/パッシブマトリクス有機EL |
CRT | Cathode Ray Tube(ブラウン管全般を指す) |
CDT | Color Data Tube(モニタ用ブラウン管を指す) |
CPT | Color Picture Tube(カラーTV用ブラウン管を指す) |
CF | カラーフィルタ |
BL | バックライト |
in/「 " 」 | インチ 1インチ=25.4mm |
0.x−3.x in | x ⇒任意の実数 (4インチ未満の意味) |
ASP | Average Selling Price、平均単価 |
1Q'05 | 2005年第1四半期(2005年1月〜3月)、2005年1Qと同義 |
CAGR | 年平均成長率 |
5G/6G/7G | 第5世代/第6世代/第7世代(TFTのラインサイズ) |
K(シート) | 1,000(枚) |
メーカー名 | SAMSUNG El.(SEC)、LG.Philips(LGL)、HannStar(HSD)、Quanta Display(QDI)、Chi Mei(CMO) |
-
■ 2004年版(昨年版)との基本的な変更点
-
年度→年次(1月〜12月)に変更(メーカー事例を除く)
|
−調査対象品目− |
- A. ディスプレイデバイス
-
1. | アモルファスシリコンTFT(TFD含む)
|
2. | 低温ポリシリコンTFT(CGS含む)
|
3. | 高温ポリシリコンTFT
|
4. | Color STN
|
5. | Mono Color STN
|
6. | TN
|
7. | Color PDP
|
8. | Mono Color PDP
|
9. | 無機ELディスプレイ
|
10. | 有機ELディスプレイ(低分子/高分子パッシブマトリックス)
|
11. | 有機ELディスプレイ(低分子/高分子アクティブマトリックス)
|
12. | VFD(蛍光表示管)
|
13. | FED/SED
|
14. | CDT
|
15. | CPT
|
16. | PRT
|
17. | DLP
|
18. | LCOS(直視型/投射型)
|
19. | 電子ペーパー
|
- B. ディスプレイ応用製品
-
1. | ノートパソコン(タブレットPC含む)
|
2. | デスクトップモニタ(MFM含む)
|
3. | セルラーホン(メイン/サブパネル)
|
4. | PDA
|
5. | カラーTV(直視型/TFT、PDP、CRT)
|
6. | カラーTV(投射型/PRT、TFT、LCOS、DLP)
|
7. | データプロジェクター
|
8. | ポータブルDVDプレーヤ
|
9. | カムコーダ
|
10. | デジタルスチルカメラ
|
11. | パチンコ
|
12. | パチスロ
|
13. | 携帯ゲーム機
|
14. | 車載モニタ(カーナビ/RSE)
|
15. | カーオーディオ
|
- C. ディスプレイメーカー事例
-
1. | LCDメーカー(15社)
|
2. | PDPメーカー(5社)
|
3. | 有機ELメーカー(5社)
|
4. | LCOSメーカー(2社)
|
- ■ パネルメーカー
-
シャープ、東芝松下ディスプレイテクノロジー、日立ディスプレイズ、三洋エプソンイメージングデバイス、オプトレックス、カシオ計算機、FDTC、ソニー、東北パイオニア、デンソー、FHP、パイオニア、松下電器産業、Samsung El.、LG Philips、AUO、CPT、CMO、QDI、HannStar、Toppoly、PVI、Wintek、Nanya、URT、他
- ■ 部材メーカー
-
コーニング、日本板硝子、旭硝子、凸版印刷、大日本印刷、東レ、クラリアントジャパン、東京応化工業、光村印刷、HOYA、SKエレクトロニクス、日産化学、JSR、三井化学、積水化学工業、ナトコ、日本触媒、富士写真フイルム、コニカミノルタオプト、サンリッツ、住友化学、ポラテクノ、3M、スタンレー電気、日本ライツ、富士通化成、日立化成工業、ソニーケミカル、チッソ、大日本インキ、メルク、他
|
- A. LCD関連部材
-
1. | ガラス基板(青板・白板)
|
2. | フォトレジスト
|
3. | カラーフィルタ
|
4. | カラーレジスト
|
5. | フォトマスク
|
6. | 配向膜材料
|
7. | シール剤
|
8. | ビーズスペーサ
|
9. | フォトスペーサ
|
10. | 液晶材料(ミクスチャ)
|
11. | 偏光板
|
12. | 偏光板保護フイルム
|
13. | 視野角補償フィルム
|
14. | ドライバIC
|
15. | ACF
|
16. | TABテープ
|
17. | COFテープ
|
18. | 大型バックライトユニット(10in以上)
|
19. | 中小型バックライトユニット(10in未満)
|
20. | 導光板材料
|
21. | 拡散板
|
22. | 蛍光管(CFL)
|
23. | プリズムシート
|
24. | 輝度向上フィルム
|
25. | 拡散シート
|
26. | 反射シート
|
27. | バックライト用インバータ
|
28. | ポリマー微粒子
|
- B. PDP関連部材
-
1. | ガラス基板
|
2. | バス・データ電極材料
|
3. | 誘電体材料
|
4. | フォトレジスト
|
5. | バリアリブ材料
|
6. | 蛍光体ペースト
|
7. | ドライバIC
|
8. | 光学フィルタ
|
9. | EMIフイルム
|
10. | 背面基板(アフターマーケット)
|
- C. 有機EL関連部材
-
1. | 低分子発光材料
|
2. | 正孔注入材料
|
3. | 正孔輸送材料
|
4. | 電子輸送材料
|
5. | 高分子発光材料
|
6. | シール剤
|
- D. その他ディスプレイ関連部材
-
1. | ITOターゲット材
|
2. | ITOフイルム
|
3. | 2層FCCL
|
4. | 抵抗膜式タッチパネル
|
5. | 反射防止フィルム(AR/LR)
|
6. | 白色LED
|
7. | リアプロジェクションTV用スクリーン
|
|
−“2005 液晶関連市場の現状と将来展望”の調査内容について− |
2005 液晶関連市場の現状と将来展望(上巻) |
上巻は「1. 総括」、「2. 集計・分析」、「3. ディスプレイデバイス」、「4. アプリケーション動向」、「5. メーカー事例」、「6. FPDモジュール一覧」の6部構成になっています。
-
1. 総括
-
電子ディスプレイ全体市場の推移・予測についてディスプレイのタイプ別、サイズ別、用途別に分析、予測を行っています。また、注目される業界トピックス(セルラー向けLCD、PDP、有機EL参入動向など)やアプリケーション別のメーカーシェアを調査しています。
-
2. 集計・分析
-
この章では、「3. ディスプレイデバイス」、「5. メーカー事例」から吸い上げたデータを集計しています。LCD、PDP、有機ELについて地域別(日本、韓国、台湾、中国/香港、北米、欧州)に参入動向、タイプ別生産金額、設備投資額についてまとめました。
-
3. ディスプレイデバイス
-
1. 市場動向(市場概況、市場規模推移・予測(2003〜2010)今後の見通し) 2. 価格動向 3. メーカーシェア 4. 地域別生産販売動向 5. アプリケーションウエイト(2003年〜2010年予測)
-
4. アプリケーション動向
-
1. 製品概要/定義 2. 市場動向(市場概況、市場規模推移・予測(2003〜2010)今後の見通し) 3. メーカーシェア 4. 地域別生産動向 5. メーカー動向 6. デバイスタイプ別採用動向(タイプ別市場予測、採用ディスプレイの変遷・予測、セット品のFPD採用MAP) 7. ディスプレイへのニーズ分析・予測
-
5. メーカー事例
-
1. 事業/製品戦略の特徴 2. 出荷量推移・計画(2003〜2005計画) 3. 設備投資額推移・計画 4. 生産ラインの状況 5. 主要販売先 6. 新製品・技術開発動向
-
6. FPDモジュール一覧
-
各社がラインアップしているFPDのスペックをメーカー別サイズ別にソートし一覧にしてまとめてあります。
|
2005 液晶関連市場の現状と将来展望(下巻) |
下巻は「1. 総括」、「2. 集計・分析」、「3. 業界関連図」、「4. 個別品目個票」4部構成になっています。
-
1. 総括
-
ディスプレイデバイス及びマテリアル市場の概況及び海外部材メーカーの動向や日系部材メーカーの海外展開状況、差別化戦略についてまとめてあります。
-
2. 集計・分析
-
この章では、「4. 個別品目個票」から吸い上げたデータを集計しています。
-
3. 業界関連図
-
LCD、PDP、有機ELについて製造フローと部材供給メーカー、業界構造の特徴をまとめてあります。
-
4. 個別品目個票
-
LCD、PDP、有機EL、その他ディスプレイに関係する57製品について下記項目を調査しています。
1. 製品概要/定義 2. 市場動向(市場概況、市場規模推移・予測、今後の見通し) 3. メーカーシェア 4. 地域別生産・販売ウエイト 5. 価格動向 6. 用途/タイプ別ウエイト(2004年実績/2010年予測) 7. 技術開発動向 8. 業界構造 9. 事業戦略 10. 参入メーカー一覧
|
−目次− |
---|
- 1.0 総括(1)
-
- 1.1 ディスプレイデバイス世界市場(3)
- 1.2 デバイスタイプ別市場規模推移・予測(5)
- 1.3 デバイスタイプ別面積推移・予測(7)
- 1.4 大型TFT用途別面積推移・予測(12)
- 1.5 VA/IPS面積推移・予測(17)
- 1.6 ディスプレイ関連部材市場(18)
- 1.7 将来性分析(19)
- 1.8 部材市場のグローバル化(20)
- 1.8.1 日系部材メーカーの差別化戦略(20)
1.8.2 日系部材メーカーの海外展開状況(25)
1.8.3 海外ローカルメーカーの動向(29)
- 1.9 液晶TV用部材の開発動向(33)
- 1.9.1 主要部材の動向(33)
1.9.2 位相差フイルム(34)
- 2.0 業界関連図(37)
-
-
2.1 ディスプレイメーカーのアライアンスMAP(39)
- 2.2 LCD(40)
- 2.2.1 アモルファスシリコンTFT・前工程(40)
2.2.2 アモルファスシリコンTFT・セル工程(41)
2.2.3 アモルファスシリコンTFT・後工程(42)
2.2.4 STN・TN(43)
- 2.3 PDP(44)
- 2.3.1 パネル工程(前工程)(44)
2.3.2 パネル工程(後工程)(45)
- 2.4 有機EL(46)
- 3.0 集計・分析(47)
-
3.1 LCD関連部材(49)
3.2 PDP関連部材(76)
3.3 有機EL関連部材(86)
3.4 その他ディスプレイ関連部材(91)
- 4.0 部品材料個票(99)
-
- 4.1 LCD関連部材(99)
-
■ 前工程関連部材
4.1.1 ガラス基板(青板・白板)(101)
4.1.2 フォトレジスト(108)
4.1.3 カラーフィルタ(112)
|
4.1.4 カラーレジスト(118)
4.1.5 フォトマスク(122)
|
■ セル工程関連部材
4.1.6 配向膜材料(126)
4.1.7 シール剤(130)
4.1.8 ビーズスペーサ(134)
4.1.9 フォトスペーサ材料(138)
|
4.1.10 液晶材料(ミクスチャ)(142)
4.1.11 偏光板(146)
4.1.12 偏光板保護フィルム(153)
4.1.13 視野角補償フィルム(157)
|
■ 後工程関連部材
4.1.14 ドライバIC(161)
4.1.15 ACF(166)
|
4.1.16 TABテープ(170)
4.1.17 COFテープ(174)
|
■ ライティング関連部材
4.1.18 大型バックライトユニット(178)
4.1.19 中小型バックライトユニット(184)
4.1.20 導光板材料(191)
4.1.21 拡散板(195)
4.1.22 蛍光管(CFL)(199)
4.1.23 プリズムシート(203)
|
4.1.24 輝度向上フイルム(207)
4.1.25 拡散シート(211)
4.1.26 反射シート(215)
4.1.27 ポリマー微粒子(219)
4.1.28 バックライト用インバータ(223)
|
- 4.2 PDP関連部材(227)
-
4.2.1 ガラス基板(229)
4.2.2 バス・データ電極材料(233)
4.2.3 誘電体材料(238)
4.2.4 ドライフィルムレジスト(243)
4.2.5 バリアリブ材料(246)
|
4.2.6 蛍光体ペースト(251)
4.2.7 ドライバIC(255)
4.2.8 光学フィルタ(259)
4.2.9 EMIフィルム(263)
4.2.10 背面基板(アフターマーケット)(267)
|
- 4.3 有機EL関連部材(271)
-
4.3.1 低分子発光材料(EML)(273)
4.3.2 正孔注入材料(HIL)(277)
4.3.3 正孔輸送材料(HTL)(280)
|
4.3.4 電子輸送材料(ETL)(283)
4.3.5 高分子発光材料(286)
4.3.6 封止用シール剤(289)
|
- 4.4 その他ディスプレイ関連部材(293)
-
4.4.1 ITOターゲット材(295)
4.4.2 ITOフイルム(299)
4.4.3 2層FCCL(303)
4.4.4 抵抗膜式タッチパネル(307)
|
4.4.5 反射防止フィルム(AR/LR)(311)
4.4.6 白色LED(317)
4.4.7 リアプロジェクションTV用スクリーン(321)
|
- 5.0 参入企業URLリスト(325)
|
|