◆マルチクライアント調査レポート:2005年02月08日発刊

無線LANソリューションビジネスにおける
有望アプリケーションの動向と今後の需要予測調査

法人向け無線LAN市場の現状と今後の無線VoIP、関連製品市場の需要予測
及び参入企業の戦略・方針を調査・分析
−調査の背景−
  • 無線LANはもともと米国の軍事技術であったが、1980年代後半頃に民間に転用し使われてきた技術である。日本国内でも1995年頃から対応製品が登場しており、主に有線LANが敷設できない工場、物流倉庫などで利用されてきた。

  • ブロードバンド環境が整った現在では主に家庭向けとして普及しており、国内無線LAN機器市場(電波方式)は年間約170万台、200億円市場まで拡大した。家庭向け無線LAN市場はブロードバンド市場の拡大(2004年9月現在で約1,700万回線)とともに今後も市場拡大が見込まれる。しかし、法人向けの無線LAN市場はまだ本格的に立ち上がっているとは言えない。その主たる原因はセキュリティと、無線LANを利用するメリットにあると言える。

  • 無線LANは電波という特性上、常に外部から盗聴(妨害)される危険性がある。パケットキャプチャソフトを利用すれば簡単にIPアドレスやアプリケーションレベルまでのデータの中身を確認することができる。そのため無線LANにはデータを暗号化する「WEP」(Wired Equivalent Privacy)や、正規ユーザを認証する「IEEE802.1x」などがある。また、ネットワーク管理者の許可なしに社内LANに接続される勝手アクセスポイントも問題になる。このように無線LANには多くのセキュリティ問題を抱えており、有線LAN環境では必要なかったセキュリティ対策を施す必要が出てくる。

  • それでは、有線LAN環境が整っている現状において無線LANを利用するメリットは何か。無線LANのために新たなセキュリティ対策を施す程の価値が無線LANにはあるのだろうか。最も主要なメリットはやはり配線コストの低減にあると言える。既に、事業所移転の際などには無線LANが考慮されるようになってきている。しかし、今後の市場拡大のためにはさらに魅力的なサービスやシステムが必要と見られる。

  • 本調査では無線LAN市場の現状と無線LANの更なる普及に向けたアプリケーション開拓や課題・問題点を明らかにし、当該市場に関わる事業者各社に対し、有益なマーケティングデータを提供することを目的としている。

  • 無線LANは便利な技術である。しかし、一歩その利用方法を間違えれば大きな損失を生む危険性も秘めている。このことを認識し、すべての無線LANユーザ・提供者が正しい知識を基に運用していくことを願う。本調査が単なるマーケティングデータに留まらず、無線LANのポテンシャルをさらに導き出すことに貢献することができれば幸いである。


−調査対象範囲/品目−
無線LANアプリケーション/ソリューション市場

モバイルセントレックス市場、ホットスポットサービス市場、無線LAN位置検出システム

無線LAN

電波方式無線LAN
無線LAN関連製品:無線LAN機器、無線LANスイッチ/ゲートウェイ、無線IP電話端末、無線LANチップ

認証(RADIUSサーバ)製品

法人向けソフトウェア、法人向けアプライアンス

−目次−
I. 総括編(1)

1. 無線LAN規格に関する標準化動向(2)
1)IEEE802.11規格一覧(2)
2)IEEE802.11e(2)
3)IEEE802.11i(3)
4)IEEE802.11n(4)

2. 国内5GHz周波数帯に関する動向(6)

3. 無線LANの有望アプリケーション(7)

4. 無線LAN法人市場拡大へのシナリオ(8)
1)法人向け無線LANソリューションの実態(8)
2)無線LAN普及拡大のための条件(8)
3)公衆無線LANサービスとの連携(10)

5. 無線LAN普及のための課題(11)
1)無線VoIPソリューション(11)
2)無線LANチップ(13)

6. 主要参入事業者のビジネスモデル(14)
1)無線LAN事業のビジネスモデル(14)
2)主要参入事業者の動向(15)
3)関連ソリューション事業者一覧(17)
4)主要参入プレーヤ相関図(18)

7. 関連サービス/製品ユーザ事例一覧(19)

8. サービス/製品市場規模一覧(20)
1)サービス市場規模一覧(20)
2)製品市場規模一覧(21)

II. 個別市場編(23)

1. モバイルセントレックスサービス(24)

−調査項目−
サービス概要
市場概況
国内市場規模推移(2003年〜2008年度)、国内マーケットシェア(2004年度見込)
参入事業者の動向
技術動向、商品企画の方向性(参入事業者今後の方向性、関連事業者の動向)
主要サービス比較一覧(サービス一覧、各方式別メリット/デメリット)

1-1)NTTドコモ(29)
1-2)KDDI(32)
1-3)ボーダフォン(34)

−調査項目−
企業概要
サービス概要・特徴
アライアンス/販売体制
サービス加入動向及び今後の見込み
注力市場/ターゲット分野
今後の事業戦略

2. 公衆無線LANサービス(36)

−調査項目−
サービス概要
市場概況
国内市場規模推移(2003年〜2008年度)
国内マーケットシェア(2003年度実績、2004年度見込)
参入事業者の動向
技術動向、商品企画の方向性(サービスエリア拡大のシナリオと競合サービス、アプリケーション戦略と無線LAN搭載デバイス動向)
主要サービス比較一覧

2-1)NTTコミュニケーションズ(45)
2-2)NTT東日本(48)
2-3)NTT西日本(51)
2-4)NTTブロードバンドプラットフォーム(53)
2-5)NTTドコモ(56)
2-6)理経(59)
2-7)ソフトバンクBB(61)

−調査項目−
企業概要
サービス概要・特徴
サービス加入動向及び今後の見込み
ビジネスモデルの概要(収益モデル/アライアンス、設備負担)
今後の事業戦略

3. 無線LANスイッチ/ゲートウェイ(63)

−調査項目−
製品概要
市場概況
国内市場規模推移(2003年〜2008年度)
国内マーケットシェア(2003年度実績、2004年度見込)
参入企業の動向
技術動向、商品企画の方向性
主要製品比較一覧

3-1)日本シンボルテクノロジー(73)
3-2)アルバワイヤレスネットワークス(75)
3-3)エアスペース(78)
3-4)ノーテルネットワークス(81)
3-5)日本アルカテル(82)
3-6)Meru Networks(83)
3-7)Trapeze Networks(85)
3-8)エクストリームネットワークス(88)
3-9)ファウンドリーネットワークス(90)
3-10)Vernier Networks(92)
3-11)Bluesocket(95)

−調査項目−
企業概要
製品概要・特徴
アライアンス/販売体制
国内販売実績、導入事例
注力市場/ターゲット分野
今後の事業戦略(ロードマップ/今後の事業戦略)

4. 無線LAN機器(97)

−調査項目−
製品概要
市場概況
国内市場規模推移(2003年〜2008年度)
アクセスポイント/無線ルータ(家庭/法人市場別)
無線LAN子機(家庭/法人市場別)
国内マーケットシェア(2003年度実績、2004年度見込)
全体市場(家庭/法人金額ベース合計)
アクセスポイント/無線ルータ(家庭/法人市場合計)
無線LAN子機(家庭/法人市場合計)
家庭向け中心ベンダ市場(アクセスポイント/無線ルータ)
家庭向け中心ベンダ市場(無線LAN子機)
法人専門ベンダ市場(アクセスポイント)
法人専門ベンダ市場(無線LAN子機)
無線LAN規格別・家庭向け中心ベンダ(アクセスポイント/無線ルータ対象)
無線LAN規格別・法人専門ベンダ(アクセスポイント対象)
技術動向、商品企画の方向性
主要製品比較一覧

4-1)バッファロー(111)
4-2)アイ・オー・データ機器(114)
4-3)NECアクセステクニカ(117)
4-4)コレガ(119)
4-5)NTT-ME(121)
4-6)プラネックスコミュニケーションズ(124)
4-7)NETGEAR(127)
4-8)シスコ・リンクシス(130)
4-9)シスコシステムズ(133)
4-10)プロキシム(136)
4-11)コンテック(140)
4-12)NECインフロンティア(143)
4-13)アイコム(146)
4-14)富士通(149)
4-15)アライドテレシス(152)
4-16)アクティブテクノロジー(155)
4-17)エンテラシス・ネットワークス(158)
4-18)Colubris Networks(160)

−調査項目−
企業概要
製品概要・特徴
アライアンス/販売体制
国内販売実績(2003年度実績、2004年度見込)
注力市場/ターゲット分野
今後の事業戦略

5. 無線IP電話端末(163)

−調査項目−
製品概要
市場概況
国内市場規模推移(2003年〜2008年度)
国内マーケットシェア(2003年度実績、2004年度見込)
技術動向、商品企画の方向性
主要製品比較一覧

5-1)ネットツーコム(167)
5-2)日本アバイア(169)
5-3)アイピートーク(171)

−調査項目−
企業概要
製品概要・特徴
アライアンス/販売体制
国内販売実績(2003年度実績、2004年度見込)
注力市場/ターゲット分野
今後の事業戦略(ロードマップ、今後の事業戦略)

6. RADIUSサーバ(173)

−調査項目−
製品概要
市場概況
国内市場規模推移(2003年〜2008年度)
国内マーケットシェア(2003年度実績、2004年度見込)
参入企業の動向
技術動向、商品企画の方向性
主要製品比較一覧(RADIUSサーバ/サプリカント)

6-1)ソリトンシステムズ(176)
6-2)Funk Software(179)
6-3)アクセンス・テクノロジー(181)
6-4)横河電機(183)
6-5)ステラクラフト(185)
6-6)日本ルーセント・テクノロジー(187)
6-7)Infoblox(189)

−調査項目−
企業概要
製品概要・特徴
アライアンス/販売体制
国内販売実績(2002/2003年度実績、2004年度見込)
今後の事業戦略(ロードマップ、今後の事業戦略)

7. 無線LAN位置検出システム(191)

−調査項目−
製品概要
市場概況
国内市場規模推移(2003年〜2008年度)
国内マーケットシェア(2003年度実績、2004年度見込)
参入企業の動向
技術動向、商品企画の方向性
主要製品比較一覧(無線LAN位置検出システム、無線LANタグ)

7-1)日立製作所(195)
7-2)日本エアロスカウト(198)
7-3)アイ・ビー・エス・ジャパン(201)

−調査項目−
企業概要
製品概要・特徴
アライアンス/販売体制
国内販売実績(2003年度実績、2004年度見込)
導入事例
今後の事業戦略

III. ソリューション事業者編(204)

1. 日本電気(205)
2. 富士通(207)
3. 日立製作所(209)
4. 沖電気工業(211)
5. 日本IBM(213)
6. ネットワンシステムズ(215)
7. ユニアデックス(217)
8. ネクストコム(219)
9. NTTコミュニケーションズ(221)

−調査項目−
企業概要
製品/ソリューション概要(主要取扱製品一覧、ソリューション概要)
アライアンス/販売体制
出荷(販売)実績/導入事例
注力市場/ターゲット分野
今後の事業戦略
−お問い合わせ・お申し込みについて−
調査資料名
無線LANソリューションビジネスにおける有望アプリケーションの動向と今後の需要予測調査

頒価
440,000円(税抜 400,000円)

発刊日
2005年02月08日

報告書体裁
ファイル綴り報告書

ページ数
222ページ

担当部署
株式会社富士キメラ総研 第二研究開発部門
TEL. 03-3241-3490 FAX. 03-3241-3491

お申し込み方法
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