◆マルチクライアント調査レポート:2003年06月20日発刊

ビジネス・プロセス統合市場の現状と将来展望

EAIツールを核とするビジネスプロセス改革に対するユーザー・ニーズおよび市場動向を総合的に調査・分析
−調査の背景−
  • 業務プロセスの改善活動をシステム間の連携による自動化で支援するソリューションとしてBPI(Business Process Integration)に対する注目が高まっている。これまで部門単位など個別に導入されてきた各種システムを連携させることで、商品やサービスなど顧客に対して提供する財が持つ価値を高め、それにより厳しい経済環境/経営環境を乗り切ろうとする動きである。

  • モノを生産する分野での改善活動は日本企業の最も得意とする経営管理分野であるが、販売/マーケティング業務や管理部門などを包含した全社的な業務プロセスの改善活動はむしろ欧米諸国が先行し、その後国内に導入された概念である。世界的な潮流として、1990年代初頭に登場した業務プロセスの抜本的な見直し活動であるBPR(Business Process Reengineering)を端緒とする全社規模的な業務プロセス改善活動は、現在既存のプロセスを活かしつつ合理化や高度化を推進するBPM(Business Process Management)へと移行しつつある。

  • 当調査レポートでは、BPIの実施を支援するソフトウェア・ツールとしての位置づけを高めつつあるEAIツールの市場性にフォーカスし、提供ベンダの事業戦略ならびにユーザーの需要動向の両面について、インタビュー調査とアンケート調査の両手法を併用することで分析を行った。一般にBPIへの取り組みにおいて日本企業は欧米企業の後塵を拝していると見られているが、その一つの要因として“統合”に対する認識の相違、すなわち相互接続における技術的側面で捉えるかあるいはビジネス的側面で捉えるかという違いがある。当調査企画では、こうした国内企業における「システム統合」および「ビジネス統合」に対する基本的な認識や今後の取り組みを明らかにし、更にそうした需要動向の変化に対応したベンダ各社の事業戦略の方向性を明確にすることを主眼に置いた。

−調査目的−
  • EAIツールの国内市場動向/市場規模について把握すると共に、EAIツールの利用用途として今後需要拡大が見込まれるビジネスプロセス統合について、提供者側として主要参入ベンダの事業戦略/事業の方向性、利用者側として国内各種産業分野の代表的企業に対するアンケート調査を実施することで、企業情報システムにおけるシステム統合市場を需要/供給両面から多角的かつ総合的に調査・分析することを目的とした。

−調査対象−
1. 調査対象市場

ビジネスプロセス統合市場(国内市場)

2. 調査対象製品

EAIツール

3. 調査対象企業

1)ベンダ
2)ユーザー企業

−目次−
()内は掲載ページ
調査総括(1)

1. 国内市場規模ならびに市場ライフサイクル(1)

2. ビジネスプロセス統合に対するユーザーニーズ(1)

3. 市場拡大/阻害要因(1)

4. 需要動向(2)

5. 参入プレーヤの位置付け(2)

6. マーケティング戦略一覧表(2)

7. 将来展望(2)

I. 定義(3)

1. ビジネスプロセスに関連する諸概念およびその実現手法(5)
1)ビジネスプロセスの定義(5)
2)ビジネスプロセス統合(BPI)の定義(9)

2. EAIツールの定義及び製品類型(10)
1)EAIツールの定義(10)
2)EAIツールの機能(11)
3)製品類型(12)

II. 市場実態(15)

1. 市場概況(17)

2. 市場規模推移(20)
1)EAI関連全体市場(20)
  (1) トータル(20)
  (2) ソフトウェア/サービス別(22)
  (3) ユーザー業種別(製造業/流通業/サービス業、その他 別)(24)
  (4) 市場セグメント別(B to B Integration/Process Integration/Application Integration 別)(26)
2)EAIツール市場(28)
  (1) 市場規模推移(28)
  (2) 市場占有率推移(29)
3)EAI関連サービス市場(コンサルティング/インプリメンテーション/運用、その他 別)(31)

3. 競合技術/開発手法による影響(33)
1)Webサービス(33)
2)個別開発(33)

4. 市場拡大/阻害要因(41)

III. 需要分析(41)

1. 企業ユーザーにおけるビジネスプロセス統合ニーズの現状とEAIツール市場に対する波及効果(43)

2. エンタープライズ・システムの現状(44)
1)業務別システム化状況(44)
2)レガシーシステムの現状(46)
3)2003年度の情報化投資額(47)

3. システム連携ニーズ(48)

4. EAIツールの位置付けおよびニーズ(48)
1)EAIツールに対するニーズ動向(48)
2)EAIツールの選定ポイント(49)
3)連携対象システム(50)
4)EAIツール導入における問題点・課題点(51)

5. 業務プロセス改善に対する取り組み(52)
1)業務プロセス改善への取り組み状況(52)
2)業務プロセス改善の目的(53)
3)目標達成度(54)

6. ユーザー属性別需要動向(55)
1)業種別(55)
2)企業規模別(55)
3)業務プロセス別(56)

7. 現状のエンタープライスシステムが抱える問題点および今後の課題(57)
1)情報化投資における優先項目(57)
2)現行システムにおける問題点・課題点(58)
3)業務プロセス改善上の課題・問題点(59)

IV. ベンダ分析(61)

1. 主要プレーヤの経営資源的背景および参入経緯(63)

2. 新規参入の活発化と競合激化(66)

3. EAIツールベンダ、サービス・ベンダにおけるアライアンス状況(70)

4. 主要プレーヤ(9社)のマーケティング戦略(76)

5. ビジネスプロセス統合への対応状況(120)

6. 2002年以降の業界動向(122)

7. 主要参入ベンダ一覧(124)

V. 製品分析(125)

1. 製品市場投入状況および市場でのポジション(127)

2. 主要製品の概要(9製品)(128)

3. ビジネスプロセス統合への対応(152)

4. 価格動向(153)

5. 主要製品一覧(155)

VI. 将来展望(157)

1. EAIツールの位置付けおよび今後の方向性(159)

2. 市場におけるイニシアティブ掌握のためのマーケティング戦略(162)
1)ブランド戦略(162)
2)製品戦略(162)
3)価格戦略(163)
4)販売チャネル戦略(163)
5)プロモーション戦略(164)
6)ターゲット別戦略(164)

3. 現状の問題点および今後の課題(165)

VII. アンケート結果(167)

1. アンケート調査の概要(169)

2. アンケート票(170)

3. 集計結果(173)
()内は掲載ページ
−お問い合わせ・お申し込みについて−
調査資料名
ビジネス・プロセス統合市場の現状と将来展望

頒価
880,000円(税抜 800,000円)

発刊日
2003年06月20日

報告書体裁
ファイル綴り報告書

ページ数
216ページ

担当部署
株式会社富士キメラ総研 第二研究開発部門
TEL. 03-3241-3490 FAX. 03-3241-3491

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