◆市場調査レポート:2002年06月18日発刊

2002 液晶関連市場の現状と将来展望(上巻)

ディスプレイデバイス(LCD・PDP・CRT・有機EL他)と応用製品の世界市場、デバイス別競合状況を徹底調査
−調査の背景−
  • 2001年の大型TFTマーケットは、「低価格化」が期初の予測以上に進み、第3四半期にモニタ向けのメインストリームである15インチXGAパネルで200US$を割り込むまで低下したものの、価格低下によって欧米地域での液晶モニタ需要を喚起したことで、第4四半期以降、上昇に転じている。2002年上期においてもパネル価格の上昇は継続しており、大型TFT業界では2002年の市況については楽観論が定説となっている。2003年以降は第5世代ラインの量産が本格化し低価格のパネル供給が可能となり、液晶モニタ需要は高成長が継続するというシナリオが描かれている。

  • 中小型LCD分野では携帯電話市場において欧州、アジア向けにカラー端末需要が拡大する兆しがあり、2002年のカラーパネル需要は1億枚程度が見込まれている。日本ではアクティブ化がほぼ100%に到達し、海外でも2003年よりアクティブ化が加速すると見込まれている。中でも、低温ポリシリコンTFTの新規参入が相次いでおり、携帯向けをターゲットとした試作開発が活発化している。

  • 一方、PDPは2005年で2001年比、約10倍の300万台以上が予測されている。TFTと同様、韓国、台湾メーカーの新規参入、設備増強により、2005年には日・韓・台の各地域で月産10万パネルのキャパが考えられている。

  • 有機ELはパッシブマトリクスパネルの量産採用が増加するほか、2003年からはアクティブマトリクスパネルの量産が数社により開始、当初は携帯機器向けがターゲットとなるものの、数年先にはディスプレイ最大の需要先であるTV向けの供給も計画されている。

  • ディスプレイデバイスを巡る周辺環境は、刻一刻と変化しつつあり、ワイヤレスブロードバンド、デジタル放送に代表されるインフラの高度化は、セット機器の部材コスト吸収力を高めるとともに、デバイスの高付加価値化を促進している。

  • 当該レポートでは、ディスプレイトータルマーケットの把握、競合性の分析、業界シナリオの検証及び関連市場を網羅する為、上巻では、LCD、PDP、有機EL、FED、CDT、CPTなどのディスプレイデバイスについて、FPDを核とした定量的な市場動向、用途動向、将来動向を分析・予測し、各応用製品毎に採用ディスプレイのウエイトおよび今後の予測を行うことに主眼を置いている。また、LCDメーカー各社の設備状況を調査し、需給状況について分析・予測を行った。下巻ではLCD、PDP、有機EL、その他ディスプレイの構成部品、材料市場もあわせて調査し、ディスプレイ関連市場を網羅する。

−調査目的−
  • 本資料は、各種ディスプレイデバイスの市場規模推移、マーケットシェア、アプリケーション(応用製品)生産動向及びディスプレイメーカー個別の事業内容をワールドワイドで調査・分析し、電子ディスプレイのサイズ別用途別すみ別け状況、将来展望を明らかにすることを目的としている。

−調査対象−
1)ディスプレイデバイス

TFT、STN、PDP、CDT、CPT、有機EL等19製品

2)ディスプレイ応用機器

主要16製品

3)ディスプレイメーカー

ディスプレイメーカー24社(事例としてアウトプット)

−備考−
為替レート

本調査資料では下記のレートを採用している。

年度200020012002年
以降
円/USドル107.9121.2132.4

略語

単語意味
LPS低温ポリシリコン(TFT)
HPS高温ポリシリコン(TFT)
a-Siアモルファスシリコン(TFT)
OEL/OLED有機EL
CFカラーフィルタ
BLバックライト
inインチ 1インチ=25.4mm
「 " 」インチ 1インチ=25.4mm
0.x−3.x inx ⇒任意の実数(4インチ未満の意味)
ラインの世代 1期:300×400
2期:〜370×470
2.5期:〜400×500
3期:〜550×670
3.5期:〜650×830
4期:〜730×920
5期:1000×1200〜

※単位mm


−調査対象品目−
2002液晶関連市場の現状と将来展望(上巻)
2002年6月発刊
A. ディスプレイデバイス
1. アモルファスシリコンTFT
2. 低温ポリシリコンTFT
3. 高温ポリシリコンTFT
4. Color STN
5. Mono Color STN
6. TN
7. Color PDP
8. Mono Color PDP
9. 無機ELディスプレイ
10. 有機ELディスプレイ
11. VFD(蛍光表示管)
12. FED/SED
13. CDT
14. CPT
15. DLP
16. LCOS
17. 高分子分散型液晶
18. FLCD(強誘電性LCD)
19. LEDディスプレイ

B. ディスプレイ応用製品
1. ノートパソコン
2. デスクトップモニタ
3. セルラーホン
4. PDA
5. カラーTV
6. ポータブルDVD
7. プロジェクタ
8. カムコーダ
9. デジタルスチルカメラ
10. パチンコ
11. パチスロ
12. 携帯ゲーム機
13. ウオッチ
14. 卓上計算機
15. 車載モニタ
16. カーオーディオ

C. ディスプレイメーカー事例
1. LCDメーカー(15社/日系、韓国、台湾メーカー)
2. PDPメーカー(5社/日系、韓国メーカー)
3. 有機ELメーカー(3社)
4. LCOSメーカー(1社)
調査対象企業

パネルメーカー
シャープ、東芝松下ディスプレイテクノロジー、日立製作所、セイコーエプソン、IDT、TFPD、鳥取三洋電機、三洋電機、オプトレックス、カシオ計算機、富士通、ソニー、東北パイオニア、デンソー、FHP、NEC、パイオニア、松下電器産業、Samsung El.、LG Philips、AU、CPT、CMO、Quanta、HannStar、Toppoly、PVI、Wintec、Nanya、URT、他

部材メーカー
Corning、日本板硝子、旭硝子、凸版印刷、大日本印刷、東レ、クラリアントジャパン、東京応化工業、東洋インキ製造、ジオマテック、三容真空工業、光村印刷、HOYA、写真化学、日産化学、JSR、三井化学、積水化学工業、ナトコ、日本触媒、日東電工、コニカ、サンリッツ、住友化学、ポラテクノ、富士写真フイルム、3M、スタンレー電気、日本ライツ、富士通化成、日立化成工業、ソニーケミカル、チッソ、大日本インキ、メルク、他
2002液晶関連市場の現状と将来展望(下巻)
2002年7月発刊
A. LCD関連部材
1. ガラス基板(青板・白板)
2. 成膜加工
3. フォトレジスト
4. カラーフィルタ
5. カラーフィルタ用顔料分散材料
6. 樹脂ブラックマトリクス材料
7. フォトマスク
8. 配向膜材料
9. シール剤
10. スペーサ
11. 液晶材料(ミクスチャ)
12. 偏光板・楕円偏光板
13. TACフイルム
14. AGフイルム
15. 視野角補償フィルム
16. 輝度向上フィルム
17. 偏光板プロテクトフイルム
18. ドライバIC
19. ヒートシールコネクタ
20. 圧接コネクタ
21. ACF
22. TABテープ
23. COF
24. CFLバックライトユニット
25. 導光板材料
26. 蛍光管(CFL)
27. プリズムシート
28. 拡散シート
29. バックライト用インバータ
30. LEDバックライト
31. ELバックライト
32. フロントライト

B. PDP関連部材
1. ガラス基板
2. バス・データ電極材料
3. 誘電体材料
4. フォトマスク
5. フォトレジスト
6. バリアリブ材料
7. 蛍光体ペースト
8. ドライバIC
9. 光学フィルタ
10. EMIフィルタ
11. 背面基板(アフターマーケット)

C. 有機EL関連部材
1. 低分子発光材料
2. 正孔注入材料
3. 正孔輸送材料
4. 電子輸送材料
5. 高分子発光材料
6. ドライバIC
7. シール材

D. その他ディスプレイ関連部材
1. ITOターゲット材
2. ガス材
3. ARフィルム
4. タッチパネル
5. ITOフィルム
6. 白色LED
7. シャドウマスク
8. エンプラ基板

−目次−
()内は掲載ページ
I. 総括(1)

1.1 ディスプレイデバイス世界市場(3)
1.1.1 トータルマーケット(3)
1.1.2 デバイスタイプ別市場規模推移・予測(5)
1.1.3 構成比の推移と予測(7)
1.1.4 サイズ別市場予測(9)
1.1.5 サイズ別競合状況(10)
1.1.6 サイズ別価格推移・予測(14)

1.2 アプリケーション動向(17)
1.2.1 主要アプリケーションの生産動向(17)
1.2.2 アプリケーション別ディスプレイデバイスの動向(22)
   1.2.2.1 アプリケーション別市場規模推移・予測(22)
   1.2.2.2 製品分野別ウエイト(23)
   1.2.2.3 製品別伸長率(24)
   1.2.2.4 製品別ディスプレイタイプ別マトリクス(26)

1.3 業界トピックス(33)
1.3.1 大型TFTパネルの需給予測(33)
1.3.2 携帯電話用ディスプレイ(38)
1.3.3 有機ELディスプレイ参入動向(41)
1.3.4 PDP市場拡大のシナリオ(48)
1.3.5 電子ペーパー(51)

II. 集計・分析(53)

2.1 メーカー別FPD生産実績推移・計画(55)

2.2 FPD生産ライン一覧(57)

2.3 次世代TFTラインの動向(65)

2.4 FPD地域別生産・設備投資動向(66)
2.4.1 ワールドワイド(66)
2.4.2 日本(69)
2.4.3 韓国(72)
2.4.4 台湾(75)
2.4.5 中国/香港(78)
2.4.6 北米(80)
2.4.7 欧州/他(82)

III. ディスプレイデバイス(85)

3.1 LCD/Total(87)
3.1.1 アモルファスシリコンTFT/Total(91)
   3.1.1.1 アモルファスシリコンTFT/20 インチ以上(95)
   3.1.1.2 アモルファスシリコンTFT/16.x−19.x インチ(99)
   3.1.1.3 アモルファスシリコンTFT/13.x−15.x インチ(103)
   3.1.1.4 アモルファスシリコンTFT/10.x−12.x インチ(107)
   3.1.1.5 アモルファスシリコンTFT/4.x−9.x インチ(110)
   3.1.1.6 アモルファスシリコンTFT/0.x−3.x インチ(114)
3.1.2 低温ポリシリコンTFT/Total(118)
   3.1.2.1低温ポリシリコンTFT/13.x インチ以上(122)
   3.1.2.2低温ポリシリコンTFT/10.x−12.xインチ(125)
   3.1.2.3低温ポリシリコンTFT/4.x−9.xインチ(128)
   3.1.2.4低温ポリシリコンTFT/0.x−3.x インチ(131)
3.1.3 高温ポリシリコンTFT/Total(135)
3.1.4 Color STN(139)
3.1.5 Mono Color STN(143)
3.1.6 TN(146)

3.2 Color PDP/Total(150)
3.2.1 Color PDP/50インチ以上(154)
3.2.2 Color PDP/40インチクラス(157)
3.2.3 Color PDP/30 インチクラス(160)

3.3 Mono Color PDP(163)

3.4 無機ELディスプレイ(166)

3.5 有機ELディスプレイ(170)

3.6 VFD(176)

3.7 FED(SED)(180)

3.8 CDT(182)

3.9 CPT(186)

3.10 DLP(190)

3.11 LCOS(194)

3.12 高分子分散型液晶(198)

3.13 FLCD(202)

3.14 LEDディスプレイ(205)

IV. アプリケーション動向(209)

4.1 ノートパソコン(211)

4.2 デスクトップモニタ(215)

4.3 セルラーホン(220)

4.4 PDA(225)

4.5 カラーTV(229)

4.6 ポータブルDVD(235)

4.7 プロジェクター(239)

4.8 カムコーダ(243)
4.9 デジタルスチルカメラ(248)

4.10 パチンコ(252)

4.11 パチスロ(256)

4.12 携帯ゲーム機(260)

4.13 ウオッチ(264)

4.14 卓上計算機(268)

4.15 車載モニタ(272)

4.16 カーオーディオ(276)

V. メーカー事例(281)

5.1 LCDメーカー(283)
5.1.1 シャープ(283)
5.1.2 東芝松下ディスプレイテクノロジー(285)
5.1.3 セイコーエプソン(287)
5.1.4 日立製作所(290)
5.1.5 NEC(292)
5.1.6 鳥取三洋電機(294)
5.1.7 オプトレックス(296)
5.1.8 カシオ計算機(298)
5.1.9 三菱電機(300)
5.1.10 セイコーインスツルメンツ(302)
5.1.11 Samsung Electronics(304)
5.1.12 LG.Philips LCD(306)
5.1.13 AU Optoronics(308)
5.1.14 Chi Mei Optoelectronics(310)
5.1.15 HannStar Display(312)

5.2 PDPメーカー(314)
5.2.1 FHP(314)
5.2.2 パイオニア(316)
5.2.3 NEC(318)
5.2.4 松下電器産業(320)
5.2.5 Samsung SDI(322)

5.3 有機ELメーカー(324)
5.3.1 東北パイオニア(324)
5.3.2 Samsung NEC Mobile Display(326)
5.3.3 東芝松下ディスプレイテクノロジー(328)

5.4 LCOSメーカー(330)
5.4.1 日本ビクター(330)

VI. FPDモジュール一覧(333)

6.1 メーカー別モジュール一覧(345)

6.2 サイズ別モジュール一覧(363)
()内は掲載ページ
−お問い合わせ・お申し込みについて−
調査資料名
2002 液晶関連市場の現状と将来展望(上巻)

頒価
104,500円(税抜 95,000円)

発刊日
2002年06月18日

報告書体裁
A4版 原本コピー簡易製本

ページ数
370ページ

担当部署
株式会社富士キメラ総研 第一研究開発部門
TEL. 03-3241-3490 FAX. 03-3241-3491

お申し込み方法
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