◆市場調査レポート:2001年07月24日発刊

2001 液晶関連市場の現状と将来展望(上巻)

ディスプレイデバイス(LCD・PDP・CRT・有機EL他)と
応用製品の世界市場、デバイス別競合状況を徹底調査
−調査の背景−
  • 2000/01年のTFT-LCDマーケットは、パネル価格の急落による採算の悪化により、差別化を志向する日系メーカーが携帯電話やPDA向け中小型TFTへ新規参入し、中小型TFTの供給能力が急速に増大しています。しかし、供給側が先行しており需要がまだ追いついていない状況にあります。TFT事業の収益悪化は、パネル品種/サイズの差別化では改善しづらい情況になりつつあり、事業の統廃合も一部で始まりました。

  • また、LCDの主な需要先であるノートPC、携帯電話の生産は2000年第4四半期からの生産調整が2001年後半まで継続すると見込まれています。PCモニタ向けの需要はパネル価格の急落によりPCメーカーからの引き合いが急増、2001年上期の受注は好調でしたが、下期には一転して低下しました。

  • セット製品の生産においてEMSが台頭するとともに、コストダウンの為、中国大陸での生産ウェイトが急増、TFTの後工程も中国で行うことが重要となりつつあります。また、前工程も大陸での生産が具体化してきました。

  • 次世代ディスプレイの開発、量産も進んでいます。中小型パネルでは有機EL vs LCD、30inクラス大型パネルでPDP vs LCD、投射型パネルでは高温ポリシリコンTFT/LCOS/DMDの競合が注目されています。とくに有機ELの開発には多数の企業が参入しています。

  • ディスプレイデバイスを巡る周辺環境は、刻一刻と変化しつつあり、インターネット、デジタル放送に代表されるインフラの高度化はディスプレイデバイスの利用方法(双方向通信やデータ配信等)を変えるとともに、デバイスの高付加価値化を促進しています。

  • 当該レポートでは、ディスプレイトータルマーケットの把握、競合性の分析、精度の向上及び関連市場を網羅する為、上巻では、LCD、PDP、有機EL、FED、CDT、CPT、LCOSなどのディスプレイデバイスについて、FPDを核とした定量的な市場動向、用途動向、将来動向を分析、予測し、各応用製品毎に採用ディスプレイのウェイトおよび今後の予測を行うことに主眼を置いています。下巻ではLCD、PDP、有機ELディスプレイの関連部品、材料市場もあわせて調査し、ディスプレイ関連市場を網羅致しました。

  • ディスプレイ関連各社への中・長期的な戦略立案の為のデータベースとして活用できるような構成をとっています。本資料が関係各位及び担当者の事業戦略企画・立案・展開のためのデータベースとして活用されることを切に望みます。

−調査目的−
  • 本資料は、各種ディスプレイデバイスの市場規模推移、マーケットシェア、アプリケーション(応用製品)生産動向及びディスプレイメーカー個別の事業内容をワールドワイドで調査・分析し、電子ディスプレイのサイズ別用途別すみ別け状況、将来展望を明らかにすることを目的としている。

−調査対象−
1)ディスプレイデバイス
TFT、STN、PDP、CDT、CPT、有機EL等18製品

2)ディスプレイ応用機器
主要15製品

3)ディスプレイメーカー
ディスプレイメーカー24社(事例としてアウトプット)

−備考−
為替レート
本調査資料では下記のレートを採用している。

年度199920002001年
以降
円/USドル114.4107.9118.1

略語
単語意味
LPS低温ポリシリコン〈TFT)
HPS高温ポリシリコン(TFT)
a-Siアモルファスシリコン(TFT)
OEL有機EL
CFカラーフィルタ
BLバックライト
inインチ(1インチ=25.4mm)
「”」インチ(1インチ=25.4mm)
0.x−3.x inX⇒任息の実数(この例では4インチ未満の意)
ラインの世代1期:300×400
2期:〜370×470
2.5期:〜400×500
3期:〜550×670
3.5期:〜650×830
4期:〜730×920
5期:1000×1200〜
※単位mm

−2001 液晶関連市場の現状と将来展望の調査内容について−
上巻

上巻は「1. 総括」、「2. 集計・分析」、「3. ディスプレイデバイス」、「4. アプリケーション動向」、「5. メーカー事例」、「6. FPDモジュール一覧」の6部構成になっています。
1. 総括
電子ディスプレイ全体市場の推移・予測についてディスプレイのタイプ別、サイズ別、用途別に分析、予測を行っています。また、注目される業界トピックス(セルラー向けLCD、PDP、有機EL参入動向など)やアプリケーション別のメーカーシェアを調査しています。

2. 集計・分析
この章では、「3. ディスプレイデバイス」、「5. メーカー事例」から吸い上げたデータを集計しています。LCD、PDP、有機ELについて地域別(日本、韓国、台湾、中国/香港、北米、欧州)に参入動向、タイプ別生産金額、設備投資額についてまとめました。

3. ディスプレイデバイス
1. 市場動向(市場概況、市場規模推移・予測<1999-2006> 今後の見通し) 2. 価格動向  3. メーカーシェア 4. 地域別生産販売動向  5. アプリケーションウエイト(2000年度実績/2006年予測)

4. アプリケーション動向
1. 製品概要/定義 2. 市場動向(市場概況、市場規模推移・予測<1999-2006> 今後の見通し 3. メーカーシェア  4. 地域別生産動向  5. メーカー動向  6. パネルタイプ別採用動向(タイプ別市場予測、採用ディスプレイの変遷・予測、セット品のFPD採用MAP) 7. ディスプレイへのニーズ分析・予測

5. メーカー事例
1. 事業/製品戦略 の特徴 2. 出荷量推移・計画<1999-2001> 3. 設備投資額推移・計画  4. 生産ラインの状況  5. 主要販売先  6. 新製品・技術開発動向

6. FPDモジュール一覧
各社がラインアップしているFPDのスペックをサイズ別にソートし一覧にしてまとめてあります。
下巻

下巻は「1. 総括」、「2. 集計・分析」、「3. 業界関連図」、「4. 個別品目個票」4部構成になっています。
1. 総括
ディスプレイデバイス及びマテリアル市場の概況及び海外部材メーカーの動向や日系部材メーカーの海外展開状況、差別化戦略についてまとめてあります。

2. 集計・分析
この章では、「4. 個別品目個票」から吸い上げたデータを集計しています。

3. 業界関連図
LCD、PDP、有機ELについて製造フローと部材供給メーカー、業界構造の特徴をまとめてあります。

4. 個別品目個票
LCD、PDP、有機EL、その他ディスプレイに関係する57製品について下記項目を調査しています。
1. 製品概要/定義、2. 市場動向(市場概況、市場規模推移・予測、今後の見通し)、3. メーカーシェア、4. 地域別生産・販売ウエイト、5. 価格動向、6. 用途/タイプ別ウエイト(2000年実績/2006年予測)、7. 技術開発動向、9. 業界構造、10. 事業戦略、11. 参入メーカー一覧
当該資料の活用方法
つぎのような企業の方に御勧めしています
1. 既存商品の見直し、新製品の開発・企画を担当されている方
2. 新規参入を計画している企業の方
3. マーケットを分析し、生産計画や設備投資計画立案に携わっている方

−目次−
()内は掲載ページ
1.0 総括(1)
1.1 ディスプレイデバイス世界市場(3)
1.1.1 トータルマーケット(3)
1.1.2 デバイスタイプ別市場規模推移・予測(4)
1.1.3 構成比の推移と予測(6)
1.1.4 サイズ別市場予測(7)
1.1.5 サイズ別競合状況(8)
1.1.6 サイズ別価格推移・予測(12)

1.2 アプリケーション動向(15)
1.2.1 主要アプリケーションの生産動向(15)
1.2.2 製品分野別採用ディスプレイの動向(18)
1.2.3 製品別伸長率(2000年実績/2006年予測)(19)
1.2.4 製品別ディスプレイタイプ別マトリクス(2000年実績/2006年予測)(20)
1.2.5 アプリケーション別デバイスメーカーシェア(22)

1.3 業界トピックス(23)
1.3.1 セルラー向けLCD(23)
1.3.2 PDPのアプリケーションターゲット戦略(27)
1.3.3 有機ELディスプレイ参入動向(31)
1.3.4 SID2001における注目技術(37)
1.3.5 電子ペーパー(39)
2.0 集計・分析(41)
2.1 メーカー別FPD生産実績推移・計画(43)

2.2 FPD生産ライン一覧(45)

2.3 FPD地域別生産・設備投資動向(52)
2.3.1 ワールドワイド(52)
2.3.2 日本(55)
2.3.3 韓国(58)
2.3.4 台湾(61)
2.3.5 中国/香港(63)
2.3.6 北米(65)
2.3.7 欧州(67)
3.0 ディスプレイデバイス(69)
3.1 LCD/Total(71)
3.1.1 アモルファスシリコンTFT/Total(74)
3.1.1.1 アモルファスシリコンTFT/20インチ以上(77)
3.1.1.2 アモルファスシリコンTFT/16.x−19.xインチ(80)
3.1.1.3 アモルファスシリコンTFT/13.x−15.xインチ(83)
3.1.1.4 アモルファスシリコンTFT/10.x−12.xインチ(86)
3.1.1.5 アモルファスシリコンTFT/4.x−9.xインチ(89)
3.1.1.6 アモルファスシリコンTFT/0.x−3.xインチ(92)
3.1.2 低温ポリシリコンTFT/Total(95)
3.1.2.1 低温ポリシリコンTFT/13.xインチ以上(98)
3.1.2.2 低温ポリシリコンTFT/10.x−12.xインチ(100)
3.1.2.3 低温ポリシリコンTFT/4.x−9.xインチ(103)
3.1.2.4 低温ポリシリコンTFT/0.x−3.xインチ(106)
3.1.3 高温ポリシリコンTFT/Total(109)
3.1.4 STN/Total(112)
3.1.4.1 ColorSTN/13.xインチ以上(115)
3.1.4.2 ColorSTN/10.x−12.xインチ(118)
3.1.4.3 ColorSTN/4.x−9.xインチ(121)
3.1.4.4 ColorSTN/0.x−3.xインチ(124)
3.1.4.5 MonoCo10rSTN/4.x−9.x(127)
3.1.4.6 MonoColorSTN/0.x−3.x(130)
3.1.5 TN/Total(133)

3.2 Color PDP/Total(136)
3.2.1 Color PDP/50インチ以上(139)
3.2.2 Color PDP/40インチクラス(142)
3.2.3 Color PDP/30インチクラス(145)

3.3 Mono Color PDP(148)

3.4 無機ELディスプレイ(151)

3.5 有機ELディスプレイ(154)

3.6 VFD(158)

3.7 FED(SED)(161)

3.8 CDT(163)

3.9 CPT(166)

3.10 DLP(170)

3.11 LCOS(173)

3.12 LEDディスプレイ(176)

3.13 PALC(179)

3.14 AFLCD(180)

3.15 FLCD(181)
4.0 アプリケーション動向(185)
4.1 ノートパソコン (187)

4.2 デスクトップモニタ (191)

4.3 PDA (196)

4.4 携帯型液晶TV (200)

4.5 カラーTV (204)

4.6 データプロジェクタ (210)

4.7 カムコーダ (214)

4.8 デジタルスチルカメラ (219)
4.9 パチンコ (223)

4.10 携帯ゲーム機 (227)

4.11 セルラーホン (231)

4.12 ウォッチ (235)

4.13 卓上計算機 (239)

4.14 車載モニタ (243)

4.15 カーオーディオ (247)

5.0 メーカー事例(251)
5.1 LCDメーカー(253)
5.1.1 シャープ(253)
5.1.2 NEC(255)
5.1.3 日立製作所(257)
5.1.4 東芝(259)
5.1.5 セイコーエプソン(261)
5.1.6 松下電器産業(263)
5.1.7 鳥取三洋電機(265)
5.1.8 オプトレックス(267)
5.1.9 三菱電機(269)
5.1.10 カシオ計算機(271)
5.1.11 Samsung Electronics(273)
5.1.12 LG. Philips LCD(275)
5.1.13 AU Optoronics(277)
5.1.14 Chunghwa Picture Tubes(279)
5.1.15 Chi Mei Optoelectronics(281)
5.2 PDPメーカー(283)
5.2.1 FHP(283)
5.2.2 パイオニア(285)
5.2.3 NEC(287)
5.2.4 松下電器産業(289)
5.2.5 三菱電機(291)

5.3 有機ELメーカー(293)
5.3.1 東北パイオニア(293)
5.3.2 TDK(295)
5.3.3 Samsung NEC Mobile Display(297)

5.4 LCOSメーカー(299)
5.4.1 日本ビクター(299)
6.0 FPDモジュール一覧(301)
()内は掲載ページ
−お問い合わせ・お申し込みについて−
調査資料名
2001 液晶関連市場の現状と将来展望(上巻)

頒価
104,500円(税抜 95,000円)

発刊日
2001年07月24日

報告書体裁
A4版 原本コピー簡易製本

ページ数
314ページ

担当部署
株式会社富士キメラ総研 第一研究開発部門
TEL. 03-3241-3490 FAX. 03-3241-3491

お申し込み方法
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受信後、担当者より折り返しご連絡いたします。
また、必要事項をE-mail、ファクシミリにてinfo@fcr.co.jpまでお送りいただいても結構です。
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