プレスリリースプレスリリースPress Releases

  • HOME
  • プレスリリース
  • 『2013 有望電子部品材料調査総覧(上下巻)』まとまる(2012/12/21発表 第12113号)

『2013 有望電子部品材料調査総覧(上下巻)』まとまる(2012/12/21発表 第12113号)

世界の有望電子部品・材料90品目の市場を調査

2020年予測
ワイヤレス充電モジュールの世界市場は2,900億円(2012年比:6.7倍)
規格策定とともにアプリケーション採用が進む
PAN系炭素繊維の世界市場は3,225億円(2012年比:3.1倍)
自動車向けを中心に拡大

 マーケティング&コンサルテーションの株式会社富士キメラ総研(本社:東京都中央区日本橋小伝馬町 TEL:03-3664-5839 社長:田中 一志)は、エネルギー関連機器、半導体、LED、ディスプレイ、タッチパネルなどに関連する有望な電子部品、材料の世界市場を調査した。その結果を報告書「2013 有望電子部品材料調査総覧 上巻・下巻」にまとめた。

 この報告書の上巻では、パワーデバイス9品目、エネルギー関連製品14品目、LED関連部材8品目、デジタル機器注目部材11品目、放熱・冷却部材3品目の計45品目の市場調査・分析結果を収載した。下巻では、プリント配線板4品目、半導体関連製品14品目、ディスプレイ関連製品5品目、タッチパネル関連製品5品目、有機EL関連製品5品目、受動部品6品目、新素材6品目の計45品目の市場調査・分析結果を収載した。

調査結果の概要
 2012年はスマートフォンやタブレット需要の拡大により、それらに関連する電子部品材料の市場は拡大しており、今後も順調な拡大が予測される。一方、デジタルAV機器や家電などこれまで市場を牽引してきた製品は、欧州の不況や中国の伸び悩みなどから需要が減退しており、関連部品材料の市場も伸び悩んでいる。
 調査対象90品目の内、2012年に市場規模が1,000億円を超え、且つ2020年の市場伸長率(2012年比)が200%を超える有望な電子部品材料は有機ELディスプレイ(AMOLED)、SSD、PAN系炭素繊維、リチウムイオン二次電池用正極材料、自動車用リチウムイオン二次電池、CIGS太陽電池の6品目と予測した。
有望市場
1. ワイヤレス充電モジュール
2012年見込2020年予測20年/12年比
430億円2,900億円674.4%
 モバイル端末への応用が進む5W〜15W、伝送効率70%以上の高効率ワイヤレス充電モジュールを対象とする。ワイヤレス充電の方式はいくつかあるが、電磁誘導方式が実用化されており、2010年にスマートフォン向けなどの5W以下に限り規格が策定された(Qi VolumeI)。
 2010年に市場が立ち上がり、2011年はモジュールが搭載されていないスマートフォンのワイヤレス充電を可能にするジャケットケースなどでの採用が進んだ。2011年の後半から端末本体へのモジュール搭載が始まり、2012年は前年比72%増の430億円が見込まれる。
 Qi規格は今後120W以下のVolumeIIの策定が予定されており、段階的に規格化が進むと見られる。ミドル〜ハイエンドモデルのスマートフォン中心から、ノートPCなど搭載アプリケーションも拡大し、長期的な市場拡大が予測される。
 なお、120W以上のハイパワーのワイヤレス充電では電気自動車用途の市場拡大が期待されるが、法整備なども含めると実用化には10年以上かかると予測される。
2. PAN系炭素繊維
2012年見込2020年予測20年/12年比
1,025億円3,225億円314.6%
 PAN系炭素繊維は高強度で軽量であることから、ガラスファイバーや鉄鋼の代替として位置づけられる。
 航空機の構造体、スポーツ用品、風力発電のブレード等で使用される他、新たにシェールガス容器向けの需要が拡大している。2012年の市場は前年比8.5%増の1,025億円が見込まれる。
 航空機や自動車では燃費向上、風力発電ではブレードの大型化が可能となる。特にEV/HVでは車体の軽量化が自動車の連続走行距離の延長につながるため注目が高まっている。現在は高コストであるため、自動車用途では高級車など一部でしか採用が進んでいないが、成型時間の短縮と低コスト化が進むことで、2015年頃から普通車での採用が進んでいくとみられ、2020年には3,225億円が予測される。
3. 次世代透明導電性フィルム
2012年見込2020年予測20年/12年比
0.2億円47億円235倍
 次世代透明導電性フィルムは、タッチパネルのセンサとして採用されている。タッチパネルの大型化に伴い抵抗値の低減が求められるが、現在主流のITOフィルムは150Ωが主流で、限界値も80Ωとも言われている。タブレットでは100Ω、ノートPC以上のサイズでは80Ωレベルが要求されていることから、ITOフィルム代替の低抵抗値センサとして注目されている。2011年まではサンプル出荷に留まっていたが、2012年に市場が立ち上がった。2013年以降もITOフィルムではカバーできないPC向けを中心に市場が形成され、2016〜2017年頃にはPCやデジタルサイネージなど15インチ以上のタッチパネルのフィルムセンサは次世代透明導電性フィルムの採用率が100%になると予測される。
内容の詳細につきましてはこちらのページ(上巻下巻)をご覧ください。
報道関係のお問い合わせは
富士キメラ総研広報担当 Tel. 03-3664-5697(窓口:富士経済グループ広報部)

ページトップ