◆市場調査レポート:2017年12月25日発刊

2018 イメージング&センシング関連市場総調査

ADAS/自動運転に向けた光学業界の変動とモバイルカメラの高機能化分析、センシングを軸にした新規アプリケーションと新技術の将来展望
−はじめに−
  • 光学業界は大きな転換期にある。これまでデジタルカメラが業界のけん引役であったが、スマートフォンのカメラの進化によって民生用カメラの主役はモバイルカメラになった。2016年頃から急速に普及しているデュアルカメラはモバイルカメラの課題であった感度や画質、ズームなどにも対応していくためさらにこの傾向が強まる。
  • モバイルカメラとともに光学業界の主役になりつつある産業が自動車分野である。ADASや自動運転への対応が急速に進んでおり、カメラ、ミリ波、レーザーレーダー、超音波などの各種センサーの搭載が加速している。特にカメラは必須デバイスの一つと位置付けられており、標準搭載になりつつある。今後カメラと並んで注目される光学センサーとしてレーザースキャナーが挙げられる。自動運転車では必須のセンサーともいわれており開発が加速している。カメラと同じく高解像度化への取り組みが進んでおり光学業界の発展にも大きく貢献するとみられる。このほか、ヘッドアップディスプレイやヘッドライトの高機能化も進んでおり光学業界における自動車分野の重要性が高まっている。
  • 自動車以外においても大きな変化がみられる。具体的にはさまざまなアプリケーションにおいてセンシング機能の重要性が高まっている。スマートフォンでは個人認証やAR対応が注目されている。社会インフラ分野ではネットワークカメラや交通監視システム、マシンビジョンカメラ、ドローンなどの業界が成長しているが、いずれもセンシング機能が共通したキーワードとなっている。
  • センシング関連製品の成長に伴って、赤外線関連デバイスの市場が拡大している。アクティブ型のセンシングシステムでは近赤外線を用いるため、赤外光半導体レーザーや赤外光LEDの需要が喚起されている。また、パッシブ型の代表格である非冷却型遠赤外線カメラも自動車向けを中心に本格的な普及段階に差し掛かっている。
  • 本調査資料ではこれらの状況を踏まえ、民生機器、社会インフラ系カメラ、医療・理化学機器、情報入出力機器と、これらに搭載される光学ユニット、半導体デバイス、光学部品、光学関連材料・装置などの製品市場を分析することにより、将来のイメージング&センシング関連市場について展望するものである。
  • 本調査資料を関係各位が事業戦略を立案/展開されるにあたり、役立てていただくことを切に望む。
−調査目的−
  • 本調査資料ではイメージング&センシング関連市場として、民生機器、社会インフラ系カメラ、医療・理化学機器、情報入出力機器などのアプリケーションと、光学ユニット、半導体デバイス、光学部品、光学関連材料・装置などの部品・デバイスの市場動向を調査し、当該市場における事業展開に有益な情報を提供することを目的とした。
−調査対象−
1) 調査対象品目
アプリケーション民生機器3品目デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、交換レンズ
社会インフラ系カメラ9品目監視カメラ、交通監視カメラ、TVドアホン、一般車両用ドライブレコーダー・ダッシュカム、業務用ドライブレコーダー・ダッシュカム、ドローン、遠赤外線カメラ、業務用ビデオカメラ、360°カメラ
医療・理化学機器4品目内視鏡(カプセル内視鏡)、内視鏡(軟性鏡)、内視鏡(硬性鏡)、共焦点レーザー走査型顕微鏡
情報入出力機器3品目プリンター、プロジェクター、ヘッドマウントディスプレイ・スマートグラス
小計19品目
部品・デバイス光学ユニット12品目小型カメラモジュール、車載カメラモジュール、モバイルレンズユニット、車載用レンズユニット、マシンビジョンカメラ(エリア)、マシンビジョンカメラ(ライン)、電子ビューファインダーモジュール、バーコードリーダーモジュール、光ピックアップ、レーザーレーダー・レーザースキャナー、ヘッドライトシステム、ヘッドアップディスプレイ
半導体デバイス7品目エリアイメージセンサー、リニアイメージセンサー、TOFセンサー、赤外光半導体レーザー(非通信用)、可視光半導体レーザー(プロジェクター用)、赤外光LEDパッケージ(700mW以上)、マイクロボロメーター
光学部品5品目光学レンズ、光学フィルター、ウェハレベルレンズ、HUD用光学部品、遠赤外線カメラ用レンズ
光学関連材料・装置5品目レンズ用樹脂材料、光学ガラス、レンズ用コーティング材料、光学接着剤、射出成形機
小計29品目
合計48品目
2) 調査対象企業
民生機器、社会インフラ系カメラ、医療・理化学機器、情報入出力機器などのアプリケーションと、光学ユニット、半導体デバイス、光学部品、光学関連材料・装置などの部品・デバイスに関わる日系および外資系メーカー
3) 調査対象地域
日本、中国、その他アジア(台湾、韓国、フィリピン、タイ、マレーシア、ベトナム、インドネシア、インド、その他)、北米、欧州(西欧、ロシア・東欧)、その他(アフリカ、オセアニア、中南米、中東など)
−調査項目−
アプリケーション
1. 製品概要/定義
2. ワールドワイド市場動向
1) 市場概況
2) 市場規模推移・予測
3) 価格動向(2017年Q4時点)
3. タイプ別市場規模推移・予測
4. 仕向地別市場規模推移・予測
5. メーカー動向
1) ブランドベースメーカーシェア
2) 主要参入メーカーおよび動向
3) 生産委託関係(2017年Q4時点)
4) 生産ベースメーカーシェア
6. 技術動向
部品・デバイス
1. 製品概要
2. ワールドワイド市場動向
1) 市場概況
2) 市場規模推移・予測
3) 価格動向(2017年Q4時点)
3. タイプ別ウェイト
4. 用途別ウェイト
5. メーカーシェア
1) 出荷数量ベース
2) 出荷金額ベース
6. 主要参入メーカーおよび動向
7. 納入関係(2017年Q4時点)
8. 技術動向
−目次−
1. 総括編(1)
1.1 総括(3)
1.2 光学機器・光学デバイスの構成図(5)
2. 市場編(7)
2.1 アプリケーション品目別市場規模推移・予測(9)
2.2 部品・デバイス品目別市場規模推移・予測(13)
3. 新技術・新市場の動向(17)
3.1 ADAS/自動運転を支える光学技術とロードマップ(19)
3.2 モバイルカメラの高機能化とデュアルカメラの動向(21)
3.3 3Dセンシングの用途整理と関連デバイス(25)
3.4 ガラスレンズとプラスチックレンズの動向(27)
3.5 レーザースキャナーのタイプ別動向(28)
3.6 赤外光LED・半導体レーザーの動向(30)
3.7 赤外線カメラ市場の分類と概要(32)
3.8 投射光学系製品の市場動向(33)
3.9 動画製品の市場動向(34)
4. アプリケーション品目別市場動向(37)
4.1 民生機器(39)
4.1.1 デジタルスチルカメラ(41)
4.1.2 デジタルビデオカメラ(47)
4.1.3 交換レンズ(52)
4.2 社会インフラ系カメラ(59)
4.2.1 監視カメラ(61)
4.2.2 交通監視カメラ(68)
4.2.3 TVドアホン(71)
4.2.4 一般車両用ドライブレコーダー・ダッシュカム(76)
4.2.5 業務用ドライブレコーダー・ダッシュカム(82)
4.2.6 ドローン(85)
4.2.7 遠赤外線カメラ(90)
4.2.8 業務用ビデオカメラ(96)
4.2.9 360°カメラ(100)
4.3 医療・理化学機器(105)
4.3.1 内視鏡(カプセル内視鏡)(107)
4.3.2 内視鏡(軟性鏡)(111)
4.3.3 内視鏡(硬性鏡)(117)
4.3.4 共焦点レーザー走査型顕微鏡(123)
4.4 情報入出力機器(129)
4.4.1 プリンター(131)
4.4.2 プロジェクター(136)
4.4.3 ヘッドマウントディスプレイ・スマートグラス(144)
5. 部品・デバイス品目別市場動向(151)
5.1 光学ユニット(153)
5.1.1 小型カメラモジュール(155)
5.1.2 車載カメラモジュール(160)
5.1.3 モバイルレンズユニット(166)
5.1.4 車載用レンズユニット(171)
5.1.5 マシンビジョンカメラ(エリア)(176)
5.1.6 マシンビジョンカメラ(ライン)(181)
5.1.7 電子ビューファインダーモジュール(185)
5.1.8 バーコードリーダーモジュール(189)
5.1.9 光ピックアップ(194)
5.1.10 レーザーレーダー・レーザースキャナー(198)
5.1.11 ヘッドライトシステム(203)
5.1.12 ヘッドアップディスプレイ(208)
5.2 半導体デバイス(213)
5.2.1 エリアイメージセンサー(215)
5.2.2 リニアイメージセンサー(220)
5.2.3 TOFセンサー(226)
5.2.4 赤外光半導体レーザー(非通信用)(231)
5.2.5 可視光半導体レーザー(プロジェクター用)(236)
5.2.6 赤外光LEDパッケージ(700mW以上)(241)
5.2.7 マイクロボロメーター(245)
5.3 光学部品(251)
5.3.1 光学レンズ(253)
5.3.2 光学フィルター(258)
5.3.3 ウェハレベルレンズ(263)
5.3.4 HUD用光学部品(267)
5.3.5 遠赤外線カメラ用レンズ(271)
5.4 光学関連材料・装置(275)
5.4.1 レンズ用樹脂材料(277)
5.4.2 光学ガラス(282)
5.4.3 レンズ用コーティング材料(287)
5.4.4 光学接着剤(291)
5.4.5 射出成形機(295)
−お問い合わせ・お申し込みについて−
調査資料名
2018 イメージング&センシング関連市場総調査

頒価
165,000円(税抜 150,000円)

発刊日
2017年12月25日

報告書体裁
A4版 原本コピー簡易製本

ページ数
298ページ

担当部署
株式会社富士キメラ総研 第一部門
TEL. 03-3241-3490 FAX. 03-3241-3491

ISBNコード
ISBN978-4-89443-835-4

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