◆マルチクライアント調査レポート:2016年02月26日発刊

中国におけるカメラモジュール業界の最新動向調査(2016年版)

成熟に向かう中国スマートフォン市場において注目が高まるカメラ機能の動向とカメラモジュール関連企業の戦略および開発動向を徹底調査
−調査の背景−
  • スマートフォン市場はこの数年間、中国需要がけん引してきた。AppleやSamsung Electronicsにおいても中国市場の成長がスマートフォン事業の拡大に貢献した。また近年ではXiaomiをはじめとする中国国内スマートフォンメーカーの急成長もみられた。しかし、2015年に入り経済成長の鈍化や端末需要の成熟化などを背景に市場成長が鈍化しつつある。このような状況を受けて、各スマートフォンメーカーは、端末の差別化にこれまで以上に注力しなければいけなくなっている。
  • スマートフォンのさまざまな機能の中でもカメラは重要な役割を担っている。ディスプレイやCPUなどと並び製品力に直結するキーデバイスである。中国市場においても同様であり、各スマートフォンメーカーはカメラ機能の強化を続けている。サブカメラの高画素化など中国市場から発信されたトレンドもある。近年では複数の中国国内スマートフォンメーカーが搭載しているデュアルカメラが注目されている。
  • カメラモジュールに関しては、中国国内カメラモジュールメーカーの技術力向上により、高機能品までも中国国内で調達できるにようになりつつある。また、キーデバイスに関しても徐々に中国国内メーカーが技術力をつけ、中国国外メーカーと競合しつつあり動向が注視される。
  • 本調査レポートでは中国国内スマートフォンメーカー、中国国内/国外のカメラモジュールおよびその他のキーデバイスメーカーに注目し、中国国内スマートフォンメーカーのカメラ機能に関する採用方針、デュアルカメラなどの機能トレンドを明確にした。中国国内/国外のカメラモジュールおよびその他のキーデバイスメーカーの企業事例編では、各メーカー戦略や開発方針、供給状況、部材の調達方針、車載カメラや監視カメラ分野への展開動向なども明らかにした。
  • 本調査レポートが、カメラモジュール関連業界に携わる各企業にとって、今後の戦略立案を行う上での一助となり、広くご活用いただければ幸いである。
−調査目的−
  • 市場拡大が続く中国市場において、中国国内スマートフォンメーカーのカメラ機能のトレンド、中国国内/国外のカメラモジュールメーカーおよびその他のキーデバイスメーカーの事業戦略、生産規模や新製品開発動向を把握することを目的とした。
−調査対象−
調査対象品目/調査対象企業
キーデバイス市場5品目カメラモジュール、イメージセンサー、レンズユニット、IRカットフィルター、アクチュエーター
企業事例25社端末メーカー(5社)、カメラモジュールメーカー(10社)、イメージセンサーメーカー(2社)、レンズユニットメーカー(4社)、IRカットフィルターメーカー(2社)、アクチュエーターメーカー(2社)
調査対象企業 順不同
端末メーカーHuawei Device、Lenovo Group、OPPO Mobile Telecommunications Corp、Vivo Communication Technology、Xiaomi Technologyほか
カメラモジュールメーカーSUNNY OPTICAL TECHNLOGY、O-FILM Tech、Q Technology、Truly Opto-electronics、KingCome、 Optoelectronics、ShineTech Technology 、Lite Array、Darling Industrial 、GoerTek 、Lite-On Technologyほか
イメージセンサーメーカーソニー、Galaxycore、OmniVision Technologies、Samsung Electronics、SK hynixほか
レンズユニットメーカーカンタツ、AAC Technologies 、Concept Photoelectric、Lai Tong Optical Technology、Largan Precision、XUYE OPTICAL TECHNOLOGYほか
IRカットフィルターメーカー旭硝子、CDGM Glass、Platinum Optics Technology、W-OLF Photoelectric Technology、ZCOほか
アクチュエーターメーカーアルプス電気、TDK、ミツミ電機、新思考、JCTほか
−調査項目−
端末メーカー編
1) 企業プロフィール
2) 生産台数推移・予測
3) スマートフォンのラインアップにみるプロダクト戦略
(1) 2015年における新製品ロードマップ
(2) ハイエンド製品のスペックと価格帯
(3) ミドルレンジ製品のスペックと価格帯
(4) ローエンド製品のスペックと価格帯
(5) グローバル製品のスペックと価格帯
4) カメラ機能への注力状況
(1) メインカメラの画素別のスマートフォン台数
(2) 2015年におけるカメラ関連の最新技術やその他の最新トレンド機能の採用動向
(3) 2015年の主要機種から2016年におけるデュアルカメラ搭載の考察
5) カメラモジュールの調達状況
(1) 主要カメラモジュールメーカーからの調達および提携関係
(2) カメラ関連部材の採用方針
キーデバイス市場編・カメラモジュール
1) ワールドワイド市場概況
(1) モバイル向け市場規模推移・予測
(2) 画素数別市場規模推移・予測
(3) メーカーシェア
(4) サプライチェーン
2) 価格動向
3) 中国カメラモジュールメーカーの数量推移
4) 中国国外メーカーの動向
市場編・その他のキーデバイス
1) ワールドワイド市場概況
(1) モバイル向け市場規模推移・予測
(2) 画素数別市場規模推移・予測
(3) メーカーシェア
(4) サプライチェーン
2) 技術・価格動向
(1) 技術ロードマップ
(2) 画素・タイプ別価格動向
(3) 中国国外メーカーの動向
企業事例編
1) 企業プロフィール
(1) フェースシート
(2) 業績
(3) 主要ビジネスの現状
2) カメラモジュール事業の特徴
(1) 注力製品の動向
(2) 生産体制と投資動向
(3) キーデバイス・技術の内製状況
(4) キーデバイスの調達動向
3) カメラモジュールの事業状況
(1) 画素・タイプ別出荷状況
(2) 地域別出荷動向(中国国内/中国国外市場)
(3) 供給状況
(4) 共同開発・提携状況
4) 製品動向
(1) 注目技術の動向
(2) 製品ロードマップ
(3) 製品別価格動向、販売戦略
(4) スマートフォン以外の分野での取り組み状況
−目次−
I. 総括(1)
1. 中国スマートフォン市場の動向およびカメラ機能のトレンド(2)
2. カメラモジュールの技術ロードマップ(10)
3. カメラモジュールメーカーの特徴整理(12)
4. デュアルカメラの動向(17)
5. キーデバイスメーカーの中国市場での事業展開(23)
II. 端末メーカー編(26)
1. Huawei(27)
2. Lenovo(35)
3. Xiaomi(42)
4. OPPO(48)
5. Vivo(55)
III. キーデバイス市場編(61)
1. カメラモジュール(62)
2. イメージセンサー(70)
3. レンズユニット(75)
4. IRカットフィルター(80)
5. アクチュエーター(84)
IV. 企業事例編(カメラモジュールメーカー)(88)
1. Sunny(89)
2. O-FILM(95)
3. Q TECH(102)
4. Truly(109)
5. KingCome(116)
6. ShineTech(123)
7. Lite Array(130)
8. Darling(137)
9. GoerTek(144)
10. Lite-On(151)
V. 企業事例編(イメージセンサーメーカー)(157)
1. Galaxycore(158)
2. SK hynix(164)
VI. 企業事例編(レンズユニットメーカー)(170)
1. Xuye(171)
2. Concept(177)
3. Lai Tong(183)
4. AAC(189)
VII. 企業事例編(IRカットフィルターメーカー)(195)
1. W-OLF(196)
2. CDGM(201)
VIII. 企業事例編(アクチュエーターメーカー)(206)
1. 新思考(207)
2. JCT(213)
−お問い合わせ・お申し込みについて−
調査資料名
中国におけるカメラモジュール業界の最新動向調査(2016年版)

頒価
440,000円(税抜 400,000円)

発刊日
2016年02月26日

報告書体裁
ファイル綴り報告書

ページ数
218ページ

担当部署
株式会社富士キメラ総研 第一研究開発部門
TEL. 03-3241-3490 FAX. 03-3241-3491

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