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『2026年 機能性塗料vs塗装代替市場の現状と将来展望』まとまる(2026/8/5発表 第26084号)

機能性塗料と塗装代替製品の国内市場を調査

2035年予測(2025年比)
機能性塗料の国内市場 4,736億円(48.1%増)
粉体塗料や帯電防止床塗料、重防食塗料などが大きく伸びる
塗装代替製品の国内市場 296億円(57.4%増)
生産台数が減少する中でも自動車向けの採用箇所や採用面積の増加が期待され、市場拡大

 マーケティング&コンサルテーションの株式会社富士キメラ総研(東京都中央区日本橋 代表取締役 稲葉 視朗 03-3241-3490)は、一部品目で設備投資が進む機能性塗料市場と、塗料にはない高級感や意匠性の実現や、塗装工程で排出されるCO2やVOCの削減ができることなどから注目が集まる塗装代替製品の国内市場を調査した。その結果を「2026年 機能性塗料vs塗装代替市場の現状と将来展望」にまとめた。
 この調査では、機能性塗料8品目、塗装代替製品7品目を対象にそれぞれの市場の現状を明らかにし、将来を展望した。また、機能性塗料を含む塗料全体を用途別に分け、市場を捉えたほか、塗料原材料市場についても分析を行った。

調査結果の概要
機能性塗料の国内市場
2026年 機能性塗料vs塗装代替市場の現状と将来展望:機能性塗料の国内市場規模推移グラフ
 高耐候性や耐熱性など特殊な機能を有する塗料を対象とする(EVバッテリー用耐火塗料は除く)。
 特に、VOC(揮発性有機化合物)が発生せず、環境性や安全性に優れていることから、粉体塗料が伸びている。溶剤系塗料と比較して、塗装に技術を必要としないことも利点である。また、重防食塗料は補修・補強を必要とする既設構造物で需要が高まっているほか、帯電防止床塗料は半導体デバイス工場や新設が続くデータセンター、EV用バッテリー工場向けで伸びており、2026年の市場は前年比14.9%増が見込まれる。
 今後もVOC削減を目的に溶剤系塗料からの移行が進む粉体塗料や、半導体・電子部品工場でさらに採用が進む帯電防止床塗料、40年以上経過した国内の既設構造物が多いため注目が集まる重防食塗料などがけん引し、市場拡大が予想される。
塗装代替製品の国内市場
2026年見込 2025年比 2035年予測 2025年比
203億円 108.0% 296億円 157.4%
意匠性めっき鋼板を除く
 塗装代替製品の多くは、塗料にはない高級感や意匠性を実現でき、塗装工程で排出されるCO2やVOCの削減ができることや、塗料と比較して短時間で仕上げることができるため省人化・省工程に繋がるなど利点があり、それらがユーザーに受け入れられ、市場は拡大している。
 自動車向けで採用が先行しており、自動車生産台数が減少する中でも、採用箇所や採用面積の増加が期待され、今後も市場拡大が予想される。また、路面標示用シートは再剥離性、遮熱シートは施工期間の短縮や撤去が容易な点がメリットとなり、塗装とのすみ分けによる堅調な需要がみられる。
注目市場
粉体塗料【機能性塗料】
2026年見込 2025年比 2035年予測 2025年比
451億円 112.8% 650億円 162.5%
 VOCを発生しないため、環境性や安全性に優れており、塗装に技術が必要ないことなどが特徴である。
 2026年の市場は、前年比12.8%増が見込まれる。VOC削減を目的に溶剤系塗料からの移行に拍車がかかっている。原材料の高騰や中東情勢の影響によって、価格が上昇していることも市場拡大に繋がっている。
 老朽化した工作機械や建設機械向けの塗装設備を刷新する際、溶剤系塗料から粉体塗料へと切り替えるケースが増えているため、今後も伸びが予想される。また、分電盤や配電盤、照明など電気機器向けでも溶剤系塗料からの移行が進んでおり、市場拡大が続くとみられる。
帯電防止床塗料【機能性塗料】
2026年見込 2025年比 2035年予測 2025年比
159億円 114.4% 212億円 152.5%
 床面に施工し、壁面付近に設置されるアースから電気を逃すために使用される。静電気対策が必要な電子部品などの工場や食品、医薬品工場のクリーンエリアなどに採用される。  半導体・電子部品製造の高度化やクリーン環境要求の高まりを背景に、静電気対策需要が増加し、採用が伸びている。また、データセンターや一般製造現場などでも、同様に静電気対策を求められるケースが増えているため、2026年の市場は、前年比14.4%増の159億円が見込まれる。  上記の流れは今後も強まるとみられ、2035年の市場は、2025年比52.5%増が予測される。材料価格の高騰や、中東情勢の悪化による供給不安定化で製品価格の上昇が続くことも、市場の押し上げ要因になると予想される。
自動車用加飾フィルム【塗装代替製品】
2026年見込 2025年比 2035年予測 2025年比
33億円 100.0% 49億円 148.5%
 ボディー鋼板や樹脂部品など自動車内外装にフィルムを貼り付けて塗料の代替を行う製品を対象とする。塗装では表現できない意匠性を実現できるほか、塗装工程で排出されるCO2やVOCを削減でき、環境対応の観点からも注目が集まっている。  高級感や意匠性を実現できるほか、金属調フィルムによってめっき代替もできるため、採用が進んでいる。現状、内装樹脂部品向けのインサート成形用製品が多くを占め、市場は自動車生産台数に影響を受ける。国内自動車生産台数の減少も影響し、2030年頃までは市場は低調な推移が予想される。しかし、2030年以降は自動加飾技術の進展に伴う自動車ボディー鋼板などへの採用増加によって、大幅な市場拡大が期待される。
内容の詳細につきましては『2026年 機能性塗料vs塗装代替市場の現状と将来展望』をご覧ください。
報道関係のお問い合わせは
富士キメラ総研広報担当 Tel. 03-3241-3473(窓口:富士経済グループ本社 広報部)

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