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『2018 クラウドコンピューティングの現状と将来展望(上巻)』まとまる(2018/4/5発表 第18032号)

ビッグデータ、IoT、AIといったデジタルトランスフォーメーションの実現に向け活用が期待されるクラウドサービスの国内市場を調査

2021年度市場予測
クラウドサービス(クラウド型SI)の国内市場 4兆9,103億円
パブリッククラウドが拡大をけん引

 マーケティング&コンサルテーションの株式会社富士キメラ総研(本社:東京都中央区日本橋小伝馬町 TEL:03-3664-5839 社長:田中 一志)は、近年、利用が一般化し、メガクラウドベンダーのけん引によって成長が加速しているクラウドサービスの国内市場を調査した。
 その結果を「2018 クラウドコンピューティングの現状と将来展望《上巻:ユーザーアンケート分析、クラウド市場編》」にまとめた。
 この調査は、パブリッククラウド(SaaS(業種汎用型/業種特化型)、DaaS、IaaS/PaaS(共有型/専有型))、ホスティング、共同利用サービス、プライベートクラウド、クラウドインテグレーションの市場調査に加え、クラウド関連ツールの市場調査とインターネットリサーチによるユーザー調査により、クラウドサービスの現状を分析し、将来を予測した。また、「下巻:クラウドベンダー編」では、メガクラウドベンダー4社、コンピューターベンダー5社、SIベンダー7社、キャリア/サービスプロバイダー7社、CIベンダー3社のビジネス実績や戦略などを分析した。

調査結果の概要
クラウドサービス(クラウド型SI)の国内市場
2018 クラウドコンピューティングの現状と将来展望(上巻):クラウドサービス(クラウド型SI)の国内市場グラフ
 クラウドサービス市場は、メガクラウドベンダーを中心とした外資系ベンダーに加え、コンピューターベンダーやSIベンダー、キャリア、サービスプロバイダーなど多数のベンダーが参入しているパブリッククラウド(SaaS、DaaS、IaaS/PaaS)が拡大をけん引しており、2021年度には4兆9,103億円が予測される。
 パブリッククラウドをカテゴリー別にみると、IaaS/PaaS(共有型/専有型)が最も成長するとみられる。IaaS/PaaSは、メガクラウドサービスをはじめとした共有型が市場をけん引している。共有型は、リソース提供がメインのサービスであり、IaaSを中心に市場は拡大している。今後はAI、IoTやビッグデータ分析などの領域にメガクラウドベンダーが注力するとみられ、PaaSの需要増加が期待される。
 SaaS(業種汎用型/業種特化型)は、オンプレミスからの移行や新規導入が増加している。業種汎用型は、グループウェアやCRMなどのコラボレーション系を中心とした情報系SaaSが時間や場所にとらわれない情報共有ニーズを獲得し好調である。今後は基幹系SaaSにおいて、オンプレミスからの移行が進むとみられ導入の増加が期待される。業種特化型は、製造業におけるスマート工場や医療業、社会福祉/介護業における地域医療連携、地域包括ケア、学校教育における教育のIT化など各業種で進められている取り組みの実現に向け導入が期待される。
 DaaSは、IaaSの付加価値サービスの一つとして展開するベンダーが増加している。また、ワークスタイル変革の影響で、在宅勤務への対応を進める企業が増加し、ユーザー層が拡大している。
注目市場
クラウドサービス(クラウド型SI)の国内市場
  2017年度見込 2021年度予測
メガクラウドベンダー 1,899億円 4,565億円
国産ベンダー 1,767億円 3,471億円
 コンピューター/SIベンダー 1,178億円 2,494億円
 キャリア/サービスプロバイダー 589億円 977億円
合計 3,666億円 8,036億円
 IaaS/PaaS市場は、メガクラウドベンダーがけん引している。中でも、アマゾン ウェブ サービス ジャパンと日本マイクロソフトが伸びている。メガクラウドベンダーは、グローバル共通のサービス展開や海外へのシステム展開が可能という強みを生かし、今後も伸びるとみられる。
 国産ベンダーは、ユーザーの個別ニーズに柔軟に対応できる点や手厚い運用サービス提供に加え、自社サービスを補完する目的でメガクラウドベンダーのサービスの提供にも注力するベンダーが増加している。
クラウドサービスに対するユーザーの状況
クラウドサービス利用意向
選択肢 回答数 回答率
クラウド利用を第一として積極的に利用を推進している 184 22.2%
オンプレミスとの適材適所のもとクラウド利用を推進している 281 33.9%
クラウド利用は推進していない 364 43.9%
N=829
 クラウド利用を第一として利用推進している企業は全体の22.2%であった。推進理由としては、コスト削減に対する期待が最も多くあげられた。ただし、単に安く利用したいといった意見は少なく、運用コストを含めた費用対効果、初期費用の負担軽減などトータルコストの観点から意見が多くあげられた。
 クラウド利用を推進していない企業は、全体の43.9%であった。推進していない理由としては、クラウドに対して必要性を感じないといった意見が最も多くあげられた。また、セキュリティに不安を感じるといった意見があげられたほか、コストが高いといった意見もあげられており、クラウドの導入がコスト削減に結びつかないと考える企業もみられる。
クラウドサービス利用状況 注:四捨五入しているため回答率の合計は必ずしも100%にならない
  利用している 利用検討中 利用も検討も
していない
回答数 回答率 回答数 回答率 回答数 回答率
SaaS 298 35.9% 128 15.4% 403 48.6%
DaaS 88 10.6% 191 23.0% 550 66.3%
PaaS 124 15.0% 189 22.8% 516 62.2%
IaaS 137 16.5% 181 21.8% 511 61.6%
N=829
 利用している企業が最も多いのがSaaSで、全体の35.9%が利用している。IaaSおよびPaaSは、利用している企業がそれぞれ16.5%、15.0%であり、利用検討中も22%前後で、類似した傾向となった。DaaSは、各サービスの中で利用している企業が最も少なく10.6%であった。一方で利用検討中は23.0%であり、IaaSおよびPaaSとおおよそ同じ傾向であった。
内容の詳細につきましては『2018 クラウドコンピューティングの現状と将来展望(上巻)』をご覧ください。
報道関係のお問い合わせは
富士キメラ総研広報担当 Tel. 03-3664-5697(窓口:富士経済グループ広報部)

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