◆最新マルチクライアント調査レポート:2017年05月26日予定

高齢ドライバー向けシステムと安全走行の取り組みに関する調査

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高齢者が安心して運転できるクルマの実現に向けた自動運転技術の開発状況と方向性を探る
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−調査の背景−
  • 2016年における65歳以上の運転免許保有者は1,710万人に達した。全運転免許保有者に対して約2割、実に5人に1人が高齢ドライバーである。さらに「高齢ドライバーの予備軍」である60−64歳を含めると3割以上となる。
  • また、同時に、高齢ドライバーの交通事故の増加は、社会問題として顕著となっている。統計では、65歳以上の交通事故による死亡者数の総数は、2005年比で4割減少に対して、人口あたりの死者数は、65歳以上では2倍以上となっている。老化による記憶力や判断力、身体能力(視覚、聴覚、運動神経など)の低下が「アクセルとブレーキの踏み間違い」「標識の見落とし」「高速道路逆走」「判断ミス」などの交通事故の原因となっており、ドライバーの高齢化と交通事故には明白な因果関係が見られる。
  • 近年では、対応策として、高齢ドライバーが運転免許を継続するためには、「講習予備検査」や「高齢者講習」などの制度が開始しており、運転に不安を感じるドライバーに対しては、運転免許証の自主返納が推奨されている。2012年には10万人、2014年には20万人と増加傾向で推移しており、高齢者が自動車を運転することは、危険であるとの認識が定着し始めているが、ドライバー人口の縮小は、国内自動車市場の縮小と同義となるため、今後は、自動車メーカー各社が高齢ドライバーをターゲットとした商品づくりを進めていくことが予想されている。
  • 高齢者を意識した自動車市場としては、福祉車両など、後期高齢者を想定した商品化は積極的に進められているが、実際には、自力で運転することができる(しなければならない)高齢ドライバーが大半を占めることになるため、「高齢者のクルマ離れ」が、国内自動車市場に与える影響は大きいと考えられ、高齢ドライバーが安心して安全に運転できるクルマ社会の実現は急務となる。
  • 自動車メーカー各社では、自動運転システムの開発段階を経て、商品化が急速に進んでいる。完全な自動運転の実現のためには、30〜40年の長いスパンが必要とされると予想されているが、運転アシストとしてのレベルの技術であれば、高齢ドライバーの運転能力を補完することができる。本調査では、高齢ドライバーをターゲットとしたクルマづくりのために必要な技術側面として、各自動車メーカーや部品/システムメーカーの開発する自動運転システムの開発の方向性や可能性を明らかにするための情報を提供する。
高齢ドライバーのためのクルマとインフラとは
  • 高齢化社会は避けることができない未来として着実に進展しており、高齢ドライバー人口は日に日に増加している。現在の社会環境の中では、高齢者に「運転させないこと」を高齢ドライバーの事故増加を食い止めるための解決策として推進しているが、これまで自動車産業にとってのメインターゲットであった世代(団塊世代〜ポスト団塊世代)の高齢化に伴った「クルマばなれ」は、自動車市場にとって大打撃となることが予想されている。
  • また、高齢者自身にとっても、交通ツールとしての自動車(マイカー)なしに、生活の維持は難しい。実際に、団塊世代はモータリゼーションの進展と共にあり、社会全体がマイカー前提とした構造となっている。地方では公共交通機関の衰退や郊外型の大型ショッピングモールなど、日々の暮らしの中での買い物や通院、趣味/交流など、生活維持のためにも、「自動車の運転」を手放すことはできない現実がある。
  • 国内自動車市場のマーケット規模を維持と、安全で安心な運転環境を両立させるための解決策の一つとして、今後は、高齢ドライバーをターゲットにした『自動運転システム』や『安全運転補助システム』の搭載が予想されており、各社での開発が急務となっている。
『高齢化社会』→高齢ドライバーの増加
高齢ドライバーによる交通事故率の増加/社会問題
自動車メーカーとしての解決策
  • 高齢ドライバー向け装備の普及(自動運転システムや安全運転補助など)
  • 日常利用のパーソナルモビリティの開発(遠出を想定しない小型EV)
  • 高齢者が購入したい(購入できる)新しい商品ブランドや販売方法の提案
社会システムや行政としての対応
  • 運転免許返納制度の推奨
  • 公共交通の充実
  • カーシェアサービスの普及
  • 現状の社会環境のままでは、高齢ドライバーは、自動車市場から排除されてしまう。これからは、高齢ドライバーが運転できる(運転したいと思う)クルマづくりが急務となる。
高齢ドライバーの「事故/操作ミス」と「能力低下」の解決方法
高齢ドライバー向けシステムと安全走行の取り組みに関する調査:調査イメージ:高齢ドライバーの「事故/操作ミス」と「能力低下」の解決方法
−調査のポイント−
  • 高齢ドライバーの交通事故状況と現状の問題点を把握。
  • 高齢ドライバーに向けた有効かつ普及が期待できる新システムを明確化。
  • 新システムの開発動向や普及時期を予測。
  • 自動運転との関係性と開発フローを作成。
−調査対象−
1. 調査対象製品・システム
1) 高齢ドライバーの運転負荷低減システム
(1) 音声認識の高度化システム
(2) ヘッドアップディスプレイの高機能化システム
(3) 高機能パワーステアリング
(4) モーションコントロール
(5) その他負荷低減システム
2) 高齢ドライバー事故低減システム
(1) 居眠り防止システム(顔・眼球・瞬きなどの画像処理判断からの警告や香り発生による覚醒促進)
(2) 脇見運転防止システム(顔向き・視線などの画像処理判断からの警告)
(3) ドライバー生体管理システム(ウェアラブル/ヘルスケア:ドライバーの心拍数/脈拍数/血圧などの生体管理)
(4) 急発進防止システム
(5) その他事故低減システム
3) アクティブセーフティ
(1) 衝突回避システム(アイサイトなど)
(2) サイドビューアシスト
(3) 高速道路逆走防止(カーナビゲーションアラーム)
(4) ブレーキ補助システム
(5) その他システム
4) 車内環境負荷の低減化取り組み状況
(1) 車室内振動(不快にならない振動)
(2) 車室内音(快適な走行音)
(3) 目の負荷低減(HUDの高機能化/コックピットの簡単操作)
2. 調査対象企業
システム例完成車メーカー/部品サプライヤー ほか
自動運転システム(ADAS)の導入
(衝突回避システム、駐車アシスト)
日系完成車メーカー
(1) トヨタ自動車  (2) 日産自動車  (3) 本田技研工業  (4) マツダ  (5) 富士重工業 他
欧米・韓完成車メーカー
(1) GM  (2) FORD  (3) BMW  (4) AUDI  (5) Volkswagen  (6) Daimler  (7) 現代自動車  (8) Volvo 他
日系システムサプライヤー
(1) デンソー  (2) アイシン精機  (3) ジェイテクト  (4) カルソニックカンセイ  (5) 日立AMS  (6) パナソニック  (7) 愛三工業  (8) ショーワ  (9) ケーヒン  (10) ソニー  (11) 住友理工 他
欧米システムサプライヤー
(1) Bosch  (2) Continental  (3) Delphi  (4) Magna  (5) Valeo  (6) ZFTRW 他
従来型の操作系の配置や構造の見直し
(ペダル配置、シフト位置、操作ボタン)
見え/聞こえ/わかりやすさの改善
(画面やインパネの表示や文字サイズ)
電動アシスト技術の高機能化
(パワステやブレーキによる補助)
インパネやカーナビの表示/入力の多様化
(音声操作、モーションコントロール)
運転環境(車室内環境)の改善
(振動、走行音、温度、明るさ)
ドライバーの生体情報のモニタリング
(居眠り検知、持病発作、ストレスチェック)
−調査項目−
1. 総括編
1) 主要国(日本/北米/欧州)高齢ドライバーの増加概況
(1) 高齢ドライバー人口比率動向
(2) 高齢ドライバーの事故率動向
2) 主要国の高齢ドライバー問題に対する取り組み状況
(1) 法的対応状況
(2) 教育的対応状況
(3) システム装備による補助金制度など
3) 高齢ドライバー向け対象システムの搭載率(2015年・2016年〜2020年と2030年の装着予測)
4) 日本・北米・欧州の地域別システムの搭載動向(市場分析)
5) 自動車メーカーの高齢ドライバーの走行安全確保に対する考え方と取り組み状況
6) 高齢ドライバー向けシステムの技術動向からみる自動運転の課題・問題点
7) 高齢ドライバー向けシステムの開発動向と予想される車両コンセプト像(2020年・2030年)
2. システム15品目データ編 (1. 調査対象製品・システム1) 2) 3) 共通項目)
1) システム概要
2) 対象システムの市場規模動向
(1) 地域別市場規模推移(数量ベース/金額ベース、2015年実績・2016年実績〜2020年・2025年・2030年予測)
(2) 地域別搭率、需要動向
3) 構成デバイスの現状と将来予測
4) サプライヤーの開発動向・フロー
5) 関連デバイスメーカー一覧
6) 価格動向(2016年実績・2020年・2030年予測)
7) 課題・問題点
3. 企業事例編 (主要自動車メーカー8社/システムサプライヤー8社、合計16社の共通項目)
1) 高齢ドライバー向け対象システムの搭載に関する考え方
(1) 搭載モデルの傾向とターゲット層
(2) 開発動向と車両コンセプト
(3) 現状におけるシステムの課題・問題点
2) 高齢ドライバーの走行安全確保に対する考え方と取り組み状況
3) 完全自動運転の開発動向と高齢ドライバー向けシステムの関係性
−お問い合わせ・お申し込みについて−
調査資料名
高齢ドライバー向けシステムと安全走行の取り組みに関する調査

頒価
500,000円+税

発刊日
2017年05月26日(予定)

報告書体裁
A4版 ワープロタイプアップ

ページ数
150ページ(予定)

担当部署
株式会社富士キメラ総研 第二研究開発部門
TEL. 03-3664-5839 FAX. 03-3661-1414

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