◆環境マーケティングレポート 2013年4月号

海洋資源開発の動向と将来性

−はじめに−
  • 現状、日本は国内で使用するエネルギー資源(石油、天然ガス、石炭など)や鉱物資源(鉄鉱石、レアメタル/レアアースなど)のほとんどを海外からの輸入に依存しており、国内資源が乏しい国というのが常識化していた。
  • しかし、日本は世界で6番目に広い領海・排他的経済水域(EEZ)を有しており、近年の調査活動により、メタンハイドレートなどのエネルギー資源、レアメタルなどの鉱物資源の存在が明らかになってきており、資源開発に向けた取り組みも活発になってきている。今年に入ってからも、3月12日に世界で初めて海洋でのメタンハイドレートの採掘にJOGMECなどが成功、同21日には東大、海洋研究開発機構の調査チームが日本最東端の南鳥島周辺海域の海底に高濃度のレアアース泥が存在していることを発表している(2012年発見のものよりさらに高濃度)。
  • 海洋資源開発には、技術面、コスト面など解決すべき課題が多いこともあるが、実用化できれば、これまでの輸入依存から脱却し、調達不安を解消できるほか、輸出展開の可能性もあり、日本経済の活性化にもつながることが期待される。
−調査目的−
  • 本レポート(「環境マーケティングレポート」4月15日号)では、世界的に注目される日本近海のエネルギー資源、鉱物資源などに関して、その調査状況及び調査、開発、利用関連技術の開発動向を把握することにより、これら海洋資源の将来的な利用の可能性を検証するためのベースデータを取りまとめた。
−調査ポイント−
1. 海洋資源の分布状況
2. 海洋資源開発の動向
3. 海洋資源開発(探査・採掘)技術の動向
4. 既存市場(天然ガス、レアアース)の現状
5. 海洋資源利用の課題と可能性
−目次−
1. 日本近海における海洋資源の分布状況(1)
1) 日本の排他的経済水域(1)
2) メタンハイドレートの分布状況(3)
3) 鉱物資源の分布状況(5)
2. 最近の海洋資源開発の動向(7)
3. 海洋資源開発技術(10)
1) 探索技術(10)
2) 採掘技術(13)
3) メタン回収技術(15)
4. 技術開発動向(16)
5. 既存市場の現状(17)
1) 天然ガス(17)
2) レアアース(20)
6. 海洋資源利用の課題と可能性(23)

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