−はじめに− |
- 世界では、再生エネルギー利用の一つとして、太陽熱発電所の建設が進んでいる。
- 2011年には、欧米を中心に発電容量ベースで470MW分が新設され、累計発電容量は2,370MWに達している。
- 当該システムの利用は、今後も拡大するとみられ、2020年に累計発電容量は、10倍超の25,870MWに達すると予想される。
- 日系企業も、発電プラントやリフレクタ等の部材関連で当該市場に新規参入している。
- 日本国内においては、日照条件等の諸条件から大規模な太陽熱発電所が建設される可能性は低い。
- そのため、日本としては、中国、インド、中央アジアやオーストラリア等、当該発電の有望地域と連携し、開発を進めていく必要がある。
- 実績面で先行している欧米企業は、インド等の実証プロジェクトを受注する等、アジア・太平洋圏の市場開拓も積極的に進めている。
- その中で日本としては、技術面でリーダーシップを発揮し、地理的優位性を活かしていく必要がある。
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−目次− |
- 1. 太陽熱発電のしくみ(1)
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1) 太陽熱発電システムの基本構成(1)
2) 太陽熱の集光方式(2)
- 2. 市場動向(4)
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1) 市場規模推移及び予測(4)
2) 太陽熱発電所建設コストの内訳(トラフ型50MW規模の事例)(6)
3) 有望地域(7)
- 3. 業界動向(10)
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1) 主要参入企業(10)
2) 国内企業の動向(13)
- 4. 海外動向(15)
- 5. 太陽熱発電システムの技術的課題(16)
- 6. 新しい方式の太陽熱発電システム(17)
- 7. 今後の方向性(20)
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