◆ケミカルレポート 2011年6月号

高機能飲料容器市場の現状と将来展望

−はじめに−
  • 国内の飲料容器市場は、景気の拡大(小売店などの販売チャネルの増加)、プラスチック容器(PETボトル、チルド飲料カップ)への代替、ライフスタイルの変化(お茶ブーム、水を買って飲む習慣の定着)を背景に、2007年まで順調に拡大してきた。その後、リーマンショックに端を発する世界的な不況から2008年・2009年は市場が減退したが、2010年には記録的な猛暑や景気回復があり、一転して2007年を上回る結果となった。
  • 近年、小売店などの販売チャネルの増加が止まり、伸び悩んでいるため、飲料市場もまた横ばいか微減で推移するものと予測されていた。
  • しかし、2011年3月に東日本大震災が起こり、状況は大きく変化した。震災直後には、周辺副資材の調達難や倉庫・製造ラインへの被害が出た一方、被災地への飲料供給のため、とくにミネラルウォーターの特需が起こり、関連メーカーでは他のラインを切り替えてでもミネラルウォーターのフル生産が行われている。また、節電の影響もあり、冷房の設定温度上昇から夏季にはさらに飲料需要が拡大することも考えられる。
  • 一方、小売店の中でもCVS(コンビニエンスストア)の店舗数は増加し続けている。チルドカップ飲料は、これらCVSの動向にあわせ、現在も市場が拡大している。今後も、果汁飲料やデザート飲料など、主力のコーヒー飲料以外の用途での市場拡大が期待されている。
  • 当該レポートでは、変動する飲料容器市場の現状と方向性を把握することを目的とする。また、高機能飲料容器の中でも変化のめまぐるしいPETボトルとチルド飲料カップについては、市場・技術について掘り下げ、詳細にまとめた。
−調査ポイント−
1. 飲料容器の市場動向
2. 高機能飲料容器動向
1) PETボトル
2) チルド飲料カップ
3. メーカーケーススタディ
−目次−
I. 飲料容器の市場動向(1)
1. 飲料容器の分類(1)
2. 各種容器の製品概要(2)
3. 清涼飲料の市場動向(3)
4. 高機能容器入り飲料の市場動向のポイント(6)
5. 飲料容器の市場規模推移及び予測(2009年〜2015年)(7)
6. 主要参入企業一覧(9)
7. 価格動向(10)
8. 今後の方向性(11)
II. 高機能飲料容器動向(13)
1. PETボトル(13)
2. チルド飲料カップ(22)
−共通調査項目−
1) 製品概要
2) 市場規模推移及び予測(2009年〜2015年)
3) メーカーシェア(2010年)
4) 用途別ウェイト(2009年)
5) 価格動向(メーカー出荷価格)
6) 採用材料の動向
7) 製品技術トレンド
8) 競合・棲分動向
9) 今後の方向性
III. メーカーケーススタディ(30)
1. 東洋製罐(30)
2. 大日本印刷(31)
3. 三菱樹脂(33)
4. 料材開発(34)
5. 生駒化学工業(37)
6. リスパック(38)
7. KISCO(39)

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