◆ケミカルレポート 2011年2月号

CO2の化学的有効利用の動向

−はじめに−
  • 地球温暖化対策、原料転換(多様化)を目的としたCO2の化学的有効利用技術への注目が高まっている。高分子合成や基礎原料、その他超臨界二酸化炭素プロセス利用などの取組みが行われており、基礎原料については、モノマーやポリマーへの川下化も考えられる。
  • 高分子合成について、脂肪族ポリカーボネートや芳香族ポリカーボネートなどの有効利用がある。脂肪族ポリカーボネートは中国や米国でも開発・生産の取組みがあり、特に中国は量産計画を持つものもある。芳香族ポリカーボネートは旭化成ケミカルズが技術を確立し、商業化を進展させている。
  • 基礎原料利用について、三菱化学はベンゼン等製造で取組みを進めてきたが、原料を安価に購入できる目処が立ったことから、実用化見送りとなっている。三井化学はメタノール合成利用で技術を確立し、事業化に向けた本格的な検討を行っている。
  • CO2有効利用といえ、経済性をも両立させた原料転換が必要になっている。本調査レポートでは、CO2の化学的有効利用の現状と今後の方向性等を明確化することを目的とし、作成した。
−調査項目−
1. CO2の化学的有効利用
2. 高分子合成
3. 基礎原料
4. その他化学品利用
5. 今後の方向性
−目次−
1. CO2の化学的有効利用(1)
2. 高分子合成(2)
1) 主な取組み事例(2)
2) 脂肪族ポリカーボネート(3)
3) 芳香族ポリカーボネート、イソシアネート(7)
4) 炭酸エステル(9)
5) エチレンカーボネート(10)
3. 基礎原料(11)
1) ベンゼン製造(11)
2) メタノール合成(14)
4. その他化学品利用(16)
1) 超臨界二酸化炭素メッキ(16)
2) 二酸化炭素塗装(17)
3) 超臨界二酸化炭素・ポリアクリル酸(18)
4) 人工光合成(19)
5. 今後の方向性(20)
1) 市場性(20)
2) 実用化の課題(20)
3) 今後の方向性(20)

ページトップ