◆月刊BT 2017年7月号

国内ストレージ市場の現状と将来展望 2017

−序−
  • 日本国内のストレージ市場において、以前まではハードディスクドライブアレイが市場をけん引していた。しかし、IT技術の発展に伴い膨大な量のデータを処理する必要が生じたため、ユーザーの需要はいかに速く、膨大な量のデータを処理することができるかという部分に集まるようになった。
  • そこで登場したのが、ハイブリッドフラッシュアレイやオールフラッシュアレイに代表されるフラッシュメモリーを搭載したフラッシュストレージである。フラッシュストレージを導入することで、従来のハードディスクストレージと比較して、I/O速度が格段に上昇し、仮想化環境やデータの分析や解析といった場面での活躍が増加した。
  • フラッシュメモリーは、従来のハードディスクに比べて処理速度の速さや耐衝撃性、消費電力の低さという点で強みを持っているが、容量単価の高さや製品あたりの容量の少なさなどから導入コストが非常に高く、当初から導入に積極的であったのは一部の大手企業などに限られていた。
  • しかし、近年におけるフラッシュメモリーの容量単価の下落に伴い、ハードディスクとの価格差が急激に縮まってきたことで市場の占有率を高めつつある。2016年時点では既に市場全体の動きとして、大手企業に限らずメインストリームとしてオールフラッシュへの移行の流れが強まっている。
  • 今後、オールフラッシュ市場はさらに拡大していくとみられる。本稿では、国内ストレージ市場の現状を述べた上で、近年注目されている市場である「ビッグデータ/IoT活用」への見解や、次世代のストレージとして期待されるオブジェクトストレージやソフトウェア定義型ストレージにも目を向け、将来的なストレージ市場の展望を行う。
  • なお、本稿内においてはハードディスクドライブアレイを「HDD」、ハイブリッドフラッシュアレイを「HY」、オールフラッシュアレイを「AFA」と表記することとする。
−目次−
序(1)
第1部 総括編(3)
第1章 調査概要(3)
1.1 国内ストレージ市場の現状(3)
1.2 各装置別市場シェア分析(4)
第2部 市場編(5)
第2章 市場動向の分析(5)
2.1 今回の調査対象と定義(5)
2.2 国内市場の現状(7)
2.3 メーカーシェア分析(8)
2.4 ビッグデータ/IoT市場について(9)
2.5 現在注目されている新たなストレージ(12)
2.6 主要参入企業および主要製品一覧(13)
第3部 企業編(14)
第3章 企業別情報(14)
1.1 EMCジャパン(14)
1.2 ティントリジャパン(17)
1.3 日本アイ・ビー・エム(20)
1.4 日本電気(23)
1.5 日本ヒューレット・パッカード(26)
1.6 ネットアップ(29)
1.7 富士通(32)

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