◆月刊BT 2014年12月号

No. 85 SIビジネスの現状と2015年の展望

−序−
  • リーマンショック以降SIビジネスは低迷していたが、クラウドコンピューティング、ビッグデータ、IoTなど新たなソリューションにも注目が集まっており、成長軌道に乗りつつある。
  • 既存システムはコモディティ化、グローバル化の流れの中、標準化が行われておりコスト削減の要求は以前に増して高まっている。ただし、企業はIT投資を抑制しているのではなく、既存システムへの投資から新しいビジネスを展開するために必要なIT投資へと投資先をシフトしている。
  • 新規IT投資を推進していく上で最も重要な点は、ITでユーザーのビジネスにどれだけ貢献できるかといった点である。差別化ポイントとしては「スピード感」「新規ソリューションへの卓越したノウハウ」「ITとビジネスを融合させるためのコンサルティングノウハウ」などがあげられる。
  • 「スピード感」はクラウドコンピューティングの台頭によりITリソースの提供は、必要な時に必要な分だけ調達することが可能になった。また、アプリケーション開発においても従来のウォータフォールモデルからアジャイルモデルへのシフトも起きてきている。また、最近ではIaaSにおいても開発ツールなどのミドルウェアのラインアップが充実してきており、IaaSからPaaSへと進化を遂げている。
  • 「新規ソリューションへの卓越したノウハウ」についてはビッグデータ、IoT、ソーシャル、モバイル、セキュリティ(脅威の可視化など)、グローバルソリューションが注目を集めている。
  • 「ITとビジネスを融合させるためのコンサルティングノウハウ」は、現状SIベンダーにおいて最も不得意とする部分ではあるが、ユーザーがITを導入する価値をユーザーと共有し、単にシステム導入を行うのではなく、ITによるユーザービジネスの成功のシナリオを持ってユーザーと接することが今後さらに求められる。
  • SIベンダーは従来のビジネスを守りつつ、新たなビジネスへチャレンジする攻めの姿勢は今後ますます重要となってくる。
−目次−
第1章 国内SI/NI市場規模(3)
1.1 SI/NI市場概況(4)
1.1.1 コンサルティング(5)
1.1.2 システム設計/開発(5)
1.1.3 保守(5)
1.1.4 運用(6)
1.1.5 ハードウェア販売(6)
1.1.6 ソフトウェア販売(7)
1.1.7 利用型ビジネス(7)
1.2 業種別概況(8)
1.2.1 製造(9)
1.2.2 金融(10)
1.2.3 流通/運輸(11)
1.2.4 サービス(12)
1.2.5 社会インフラ(13)
1.2.6 通信(14)
1.2.7 公共/文教(15)
第2章 IaaS/PaaS(オートセルフ型)の台頭(16)
2.1 市場概況(16)
2.2 パラダイムシフト(17)
2.3 IaaSからPaaSへのシフト(17)
第3章 注目ソリューション(19)
3.1 ビッグデータ、IoT(19)
3.2 ソーシャル(19)
3.3 モバイル(19)
3.4 セキュリティ(脅威の可視化など)(20)
3.5 グローバルソリューション(20)
第4章 ITコンサルティングのあり方(21)

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