◆月刊BT 2014年1月号

No. 74 ファイルサーバー関連ツール市場の台頭と
オンラインストレージサービスの業務利用進展

−序−
  • ITシステムを活用した企業活動が前提となるなか、デジタル化したビジネスコンテンツ(Office系データ、画像、PDFなどの非構造化データ)は増加傾向の一途である。増え続けるビジネスコンテンツはファイルサーバーに溜められてきたが、ファイル数の増加とファイル自体の容量増加は、サーバー、NASの増設といった物理的な管理負荷を増加したのはもちろん、保存されたデータが適切な運用・管理状態かを把握することさえも、一層困難な状況へと押し上げている。あらゆる企業・組織で同様の課題が頻出し、データ量が多い企業ほど、その対策が急務となり始めている。
  • さらにはクラウドコンピューティング、スマートデバイスの浸透は、既存の企業におけるサーバーインフラ、クライアントインフラの変化をもたらし、場所を問わずビジネスコンテンツを継続的に閲覧・編集できることなど、あらゆるビジネスシーンで生産性、利便性を高めた一方、運用面では管理・セキュリティ面での高度化は一層求められている状況にある。
  • これら多様な状況が入り混じるなかで、従業員のビジネスコンテンツの共有インフラとして普及しているファイルサーバーを主眼に、その運用状況、課題、対策を調査することで、まずは現状のIT部門が置かれている状況を把握することが重要である。またファイルサーバーの運用負荷やセキュリティを向上させるアプローチとして、ファイルサーバー関連ツールの市場が活発化している現状や、業務利用として浸透し始めたオンラインストレージサービスの市場を調査することで、ビジネスコンテンツを取り巻くITインフラとその効率的な管理・運用の道筋を今月号のBTにてレポートする。
  • 今月号のBTでは、特別企画としてWebアンケート調査を行い、ファイルサーバーの導入状況、課題を把握し、具体的な対策状況、オンラインストレージサービスの業務利用実態を把握している。今回の調査企画があらゆる企業・組織での課題解決の一助になることを切に願うものである。
−目次−
序(1)
第1章 ファイルサーバー関連ツール市場の台頭(3)
1.1 ファイルサーバーを取り巻く環境(3)
1.2 ファイルサーバーの運用と管理状況(4)
1.3 ファイルサーバー関連ツール市場の概況(7)
1.4 ファイルサーバー関連ツール市場推計(11)
1.5 ファイルサーバー可視化/アクセス権限管理ツールベンダーのポジショニング(13)
1.6 ファイルサーバーの課題と今後の方向性(16)
1.7 企業向けオンラインストレージサービスの利用動向(18)
1.8 企業向けオンラインストレージサービスの市場動向(20)
第2章 参入企業動向編(23)
2.1 ジップインフォブリッジ(23)
2.2 ジャストシステム(26)
2.3 日本電気(29)
2.4 日立ソリューションズ(32)
2.5 Varonis Systems(ヴァロニス・システムズ)(36)
参考 ユーザーアンケート調査設計概要(39)

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