◆月刊BT 2013年7月号

No. 68 情報サービス産業の現状と将来展望

−序−
  • リーマンショック後にマイナス成長となった国内情報サービス産業は、過去にも幾多のマイナス成長を経験してきた。情報サービス産業の年間売上高は1975年度以降1992年度に至るまで18年連続して増加を続けていた。特に1996年度以降は当時の過去最高の年間売上高を更新し、1999年度には初めて10兆円の大台を超えることとなった。
  • 特に高度成長期を迎えていた1970年代から1980年代にかけては隔年でその成長率に差は現れたものの、最大の成長率として1989年度〜1990年度には対前年度比135.0%を記録することとなり、平均して120.0%程度の高成長を続けるに至った。
  • 右肩上がりで大幅成長をとげてきた当該市場ではあるが、1991年のバブル崩壊により1993年度〜1994年度にかけては初めてマイナス成長となった。しかし1996年度以降はクライアントサーバーシステムへの移行、クローズドシステムからオープンシステムへの移行へと変革期を迎えたことに加えて、西暦2000年問題や企業におけるIT投資の拡大を背景に市場は拡大した。
  • 2001年度にはIT投資が再び活発化してきたことにより、いわゆる「ITバブル」と呼ばれる成長期に入り、再び市場は対前年度比127.8%と大きく拡大した。しかし、「ITバブル」がはじけたことで、その翌年以降はマイナスに転じた。その後、再び2006年度から成長に転じていたが、2008年9月にリーマンショックが勃発し、2009年度に大幅なマイナス成長に転じることとなった。2000年度〜2012年度の12年間で、システム・ソフトウエェア開発業者の倒産は1,697件で、2012年は221件で過去最多といわれている。
  • 当レポートでは、国内情報サービス産業における売上ランキング上位100社について、経常利益額などでのランキング上位20社を整理した。さらに一部上場企業に限定して売上ランキング上位10社につき個別に分析を行い、各社の売上確保と利益体質への転換策からみえてくる同市場の現状と今後の展望について調査した。
−目次−
序(1)
第1章 情報サービス産業の概況(3)
1.1 年間売上高および従業員数の推移(3)
1.2 情報サービス産業における業務種類別売上金額推移(5)
1.3 情報サービス産業主要企業ランキング(6)
第2章 主要情報サービス企業プロファイル(15)
2.1 富士通株式会社(15)
2.2 日本電気 株式会社(16)
2.3 株式会社日立製作所(17)
2.4 株式会社NTTデータ(18)
2.5 キヤノンマーケティングジャパン株式会社(19)
2.6 株式会社大塚商会(20)
2.7 株式会社野村総合研究所(21)
2.8 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(22)
2.9 沖電気工業株式会社(23)
2.10 NECフィールディング株式会社(24)

ページトップ