◆月刊BT 2010年4月号

No. 33 中堅・中小企業におけるレガシーマイグレーション市場の動向

−序−
  • レガシーマイグレーションとは、各ベンダ独自のアーキテクチャを用いたシステムからオープンシステムへ乗り換えることや、老朽化し弊害が出始めたシステムから、新たなシステムへ乗り換えることを指す。ただし、レガシーマイグレーションに関連したビジネスが脚光を集めるのは、主にメインフレームからオープン系システムへの乗り換え時であり、2000年問題などを契機に市場が活性化した。
  • 一方、中堅・中小企業の主力プラットフォームとして導入されていたオフィスコンピュータ/オフィスサーバにおいても、メインフレームと同様にオープン系システムへの移行が進み、そこにはレガシーマイグレーションに関連したビジネス市場が形成されている。中堅・中小企業においては、ハードウェアのリプレスや、業務プロセスの見直しを行わないまま、長期間に渡りシステムを利用し続けているユーザーも多く、システムが老朽化し弊害が顕著となってきている。運用・保守費用のコスト増といった問題のみではなく、構築した業務システムが業務プロセスに沿わなくなり、企業競争力の維持の観点からもマイナス効果をもたらす可能性さえある。過去に販売したオフィスコンピュータ/オフィスサーバの販売台数などを考慮すると、中堅・中小企業向けのレガシーマイグレーション関連ビジネスは、SMBビジネスにおいて、今後も堅調な需要が見込まれる。
  • 当レポートでは、第1章で中堅・中小企業のIT投資額の現状と今後をまとめ、第2章では、中堅・中小企業のレガシーマイグレーション市場に焦点をあて、レガシーマイグレーションの導入形態/目的/市場規模/今後の方向性をまとめた。第3章では、レガシーマイグレーションに関連するハードウェア/ソフトウェアとして、オフィスサーバ市場/オープン系サーバ市場(x86)/中堅・中小向けERP市場についてまとめた。
−目次−
序(1)
第1章 中堅・中小企業の国内IT投資の概況(3)
第2章 レガシーマイグレーション市場(5)
2.1 レガシーマイグレーションの定義・形態(5)
2.2 レガシーマイグレーションの目的(6)
2.3 レガシーマイグレーションの効果とコスト(7)
2.4 国内のオフィスサーバの稼働状況(9)
2.5 レガシーマイグレーション市場規模推移(10)
2.6 レガシーマイグレーションの今後の方向性(15)
第3章 関連ハードウェア/ソフトウェア市場(16)
3.1 オフィスサーバ市場(16)
3.2 オープン系サーバ市場(x86)(19)
3.3 中堅・中小企業向けERP(21)

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