◆月刊BT 2009年10月号

No. 27 パーソナルクラスタシステムの国内市場構造/
平成21年度補正予算見直しによる影響〜注目電子黒板市場

−序−
  • 複数台のコンピュータが連携して計算処理を行う技術は、ぶどうの房に例えて「コンピュータ・クラスタ」あるいは単に「クラスタリング」と呼ばれる。クラスタリングには、コンピュータに障害が発生した際連携する他のコンピュータが処理を引き継ぐなどして運転を継続することでいわゆる可用性を高めるための「HA(High Availability) クラスター」と、複数のコンピュータへ処理を分散することで、複雑・大量な計算をより短時間で行うことを目的とした「HPC(High Performance Computing)クラスター」の2種類がある。当レポートでは後者「HPC(High Performance Computing)クラスター」を調査対象とする。
  • HPCクラスターは、より高速な計算能力を求めるという目的における共通性から、スーパーコンピュータと同じ技術カテゴリに属する。スーパーコンピュータの世界では、従来の「ベクトル型」CPU(中央演算装置)などを用いた専用コンピュータによるシステムから、汎用的なCPUを搭載するコンピュータをクラスタリング技術によって接続するシステムへと主流が移りつつある。スーパーコンピュータの性能評価プロジェクトである「TOP500」において、現在上位の多くを汎用的なCPUとクラスタリング技術を用いた製品が占めているとされる。こうした変化は、超高速演算処理にかかるコストの低廉化やそれに伴う利用範囲の広がりをもたらしているが、その最も顕著な動向の一つとして「パーソナルクラスタ」が挙げられる。これは研究者など日々の活動に高速演算処理を求める利用者が個人レベルで利用可能な技術という意味合いから名づけられたコンセプトであり、当該コンセプトに沿った製品が多数リリースされる状況となっている。
  • 当レポートでは、パーソナルクラスタ関連国内市場における主な参入事業者や市場投入されている製品の概要などの基本情報の収集・整理ならびに分析を行った。
−目次−
序(1)
第1部 平成21年度補正予算見直しによる影響〜注目電子黒板市場(3)
第1章 学校ICT化を巡る動き(3)
1.1 平成21年度補正予算の動向(3)
第2章 電子黒板市場(5)
2.1 市場規模推移(5)
2.2 電子黒板市場占有率(全体市場)(7)
第3章 電子黒板市場の今後の展望(8)
第4章 主要参入企業一覧(9)
第2部 パーソナルクラスタシステムの国内市場構造(11)
第5章 調査総括(11)
5.1 パーソナルクラスタ製品のマーケティング戦略的位置づけ(11)
5.2 パーソナルクラスタ製品が市場性を確立するための要件(12)
5.3 パーソナルクラスタ製品の課題(12)
5.4 将来展望(12)
第6章 我が国パーソナルクラスタの市場構造(14)
6.1 製品定義および調査範囲(14)
6.2 市場環境および参入状況(14)
第7章 参入事業者リスト(15)
7.1 一覧表(15)
7.2 主な事業者の概要(16)
第8章 製品リスト(20)
8.1 一覧表(20)
8.2 主な製品の概要(21)

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